田中志のレビュー一覧
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仕事がデキる人のたたき台のキホン
著:田中 志
たたき台には2つある。1つは、最終的なゴールに役立つ「叩きやすいたたき台」。もう1ちうは、出したはいいけれど叩かれもせず、振り向かれもせず、あっという間に葬り去られる「叩きづらいたたき台」。
この2つの違いは、周囲を巻き込み、活発な議論を生み出すことのできる道具になり得るかどうかである。では、どうした周囲を巻き込む道具になれるのか。本書では「たたき台」の真の効果と使い方について以下の5章により説明している。
①仕事をラクにする「とりあえずのたたき台」
②たたき台を作るための5つのS
③アイデアをどんどん集めるたたき台の作り方
④たたき台で最強 -
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普段仕事で使っているたたき台(叩かれ台)の作成のポイントをまとめた本。たたき台にポイントある事自体が新鮮だった。
基本は5S(スピード、シンプル、刺激、質問力、隙を作る)でたたき台を作ること。これは新人だけでなく、課長以上の熟練者でも継続して行うべきとある。
あと、著者は全文章に接続詞をつけてみることをおすすめしている。接続詞をつけることにより常に構造を意識を向けることが出来、構造化の判断が出来るようになると。
とてもためになる内容が多く、今後のたたき台作成に取り入れていこうと思う。
最後に著書が言いたかった2つの内容をまとめておく。
1.本書で書かれるようなたたき台を初手から作ろうとす -
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いいたたき台とは「相手のアタマを借りるためのたたき台」。
たたき台は「不完全な完成版」ではない。
他者のアタマをどのように借りたいのか、その意思を組み込んだもの。
よいたたき台とは
①みんなの議論が活発になる
②みんなからアイデアを引き出せる
③みんなの意見や考えが明確になる
④アイデアが発展する
⑤完成品の段階でのやり直しを減らせる
たたき台基本の5S
①スピード→「とりあえず」でいい、まずは手を動かす
②シンプル→とにかくわかりやすく
③刺激→みんなから反応を引き出す
④質問力→企画の意図や問題点を理解するために的確な質問をする
⑤隙→ガチガチに固めない、敢えて突っ込ませる
「構造 -
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<本のタイトル>
仕事がデキる人のたたき台のキホン
<本の紹介>
「たたき台」は周囲を巻き込み、活発な議論を生み出すことにこそ価値があります。
みんなでとことん議論ができる最強チームは、「たたき台」にヒミツがあるのです。
本書では「5つのS」をヒントに、誰もができる「たたき台」の作り方と使い方を紹介します。
若手のみなさんはもちろん、チームの導き方を見直したい中堅・ベテランのみなさんにもおススメです。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・たたき台=他人のアタマを借りるための道具、アタマをどのように借りたいのかの意思を組み込んだもの
自分1人で汗をかくのではなく、みんなで汗をかけば -
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著者は元BCGでその後博報堂のスタートアップスタジオなどの経歴を持つ方。
本書前半はプロジェクトなどでの調査より前段階の日常的に知識のベースをつくるところから始まり、プロジェクト内でインタビューやアンケートなどで深掘り、示唆を出すための整理、発想方法までが順を追って丁寧に解説されている。
著者が繰り返し言及しているように、プロジェクトスタート前からプロジェクトのゴールを見据えてそれに沿って調査分析する必要があることをはじめとして、得てして調査に時間を取られて整理や示唆出しの時間が取れずに公知情報だけをまとめただけの残念なプロジェクトになることが多いなど、身につまされることも多い。
Google -
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全体を通して具体的な情報収集術について書かれていたが、私には難しすぎるのと今の時点ではあまり必要性を感じなかった。しかし最初の1割程度にとても役に立つ内容があったので、そこをメモしておく。
何のために情報を集めるのかには3種類あるようで、今まであまり意識したことがなかったので、これらを意識するだけで情報収集が効率的になりそうだと思った。
①自分の知識と掛け合わせて即座に思考や意思決定、行動につながる情報
②将来得るだろう情報と掛け合わせる情報。知識として蓄積することで将来のより良い思考につながる可能性のある情報
③思考対象の発見の仕方や加工方法を広げるための情報
また、結果を出すための情報 -
Posted by ブクログ
【メモ】
・基本の5S
①スピード:「とりあえず」でいい、まずは手を動かす
②シンプル:とにかくわかりやすく
③刺激:みんなから反応を引き出す
④質問力:企画の意図や問題点を理解するために的確な質問をする
⑤隙:ガチガチに固めない、敢えて突っ込ませる
・アイデアを集めやすくなる3つのポイント
①フレーム(構造):全体の流れを示す
②事実:事実を明確にする
③意見:自分の意見を必ず入れる
・自分のアタマを整理する4つのステップ
①アウトライナー(箇条書きツール)を立ち上げる
②目的と制約条件を冒頭に書く
③思いつくままに心の声を書く
④構造化する
・アイデアをもらうためのチェックポイント
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Posted by ブクログ
これまで、アイデアの出し方、企画書の作り方、プレゼンの仕方といった内容の著書は見たことありますが、「たたき台」というものにフォーカスしたものは初めてのような気がします。
たたき台は、文字通り、叩かれるものであり、資料作成の前段階にあたるものです。著者は、たたき台を仕事を進めるための最強のコミュニケーションツールとして捉えており、その作り方だけにとどまらず、仕事の進め方に言及しています。
特に、たたき台で世の中を変える「たたき台革命」を起こす、「間違ってはいけない」と失敗を恐れる世の中を壊す、
間違いを許す精神と間違いを恐れない精神を養う、と著者の意気込みを十分感じられます。
どうしても軽く見ら -
Posted by ブクログ
ほかの会社がどういう叩き台を作ってるかは知らないけれど、うちは「ポンチ絵作って」とか「マンガ作って」と言われる。
これが弊社の叩き台である。
さて、入社13年目だが万年下っ端の俺氏は、まずパワポに文章を書き始める。
構成に困るときには、ノートに何を書くか頭の整理をしてからパワポに取り掛かる。
ここ5年以上をパワポ作成に費やしてきた俺氏の構成は、
一枚目:タイトル・趣旨
二枚目:経緯・課題
三枚目:プロコン表・今後の対策
である。
これをグループにメールしたのち、部内ミーティングに図る。
そんな流れ。
その流れ自体は本書からも外れていないはず。
とはいえ、弊社の