基本は恋愛を脳をハックして攻略していこうね、という趣旨の本、ただ、シンプルに相手に好かれるにはどうすらばいいのか、相手をどうコントロールできるか(ある種人を動かす)を(一応)学べる本です。
著者は登録者15万人のYouTuberの世良サトシさん。
結構ニッチだしそんなに知名度もない方の著者ではあるものの、普段触れないことに触れてみようと読むことに。
内容は主に下記
・脳は大暫定バグるし、それをハックしていこう
①人類(のルーツが)誕生してから約500万年
その中で所謂「理性」が芽生えたのは、ほんの数千年でそれより過去は本能の時代(例えば今で言えばゴリラやチンパンジーなど)
それと比例して人の脳の作りは、理性:本能(潜在意識)=1:9の比率で構成されている、と。
例えば女性はジャニーズ(イケメン)大好きと言いつつも、彼氏や旦那が全然似ても似つかない容姿なのはあるあるで、目の前の本能でその選択をしている、など。
つまり、理性的なアプローチや行動は実は人を動かせないから本能(潜在意識)に訴えかける内容にしようということ。
②記憶は改竄される
→人は全く記録してるようでしてない、かつ自分に都合がいいように記憶を改竄する。
振り返れば幼少期の記憶なんて詰め込んでも一年分も思い出せないのなんかもいい例。
つまり、要所要所を押さえて会話することが大事ということでした。
①②をうまく使って、例えばビジネスで応用する場合例えば下記
ケースA(上司に気に入られたい)
①(本能・潜在意識)の利用
→サンクコストの利用
→上司が時間を使ってる部下が一番可愛い
→なので上司には時間を使ってもらおう
ケースB(商談相手に印象に残って欲しい)
②(記憶の改竄)の利用
→盛り上がってるタイミングで立ち去ること
→会話の記憶は人の脳は「一番盛り上がってる箇所」と「最後の終わり」を記憶する
→なので盛り上がってる場面で終わることで最後も盛り上がってるまま終われる、人は意気消沈とした終わり方だと意思決定もネガティヴに働くのでメリットが大きい
などなど。
星3の理由はやはり数的な話はどうしても少なく感じた点です。
それ以外は面白かった。