仁尾智のレビュー一覧
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猫短歌集の名前どおり猫の短歌のみ。老猫と暮らす友人へのプレゼントにどうだろうと思って手に取った。いくつか挟まれている飼い猫のコラムがいい。
印象の問題なのかもしれないけれど別れや別れまでの覚悟を詠んだ切ない句が多かったように感じた。猫を飼ったこともなければそれほど好きでもない私が最後まで読み切ったの...続きを読むPosted by ブクログ -
愛猫が逝って、しばらくは読めずにいたこの本。
保護猫とくらす仁尾さんのポカポカするような
猫との日々が短歌に収められている。
「誕生日すらわからない猫なので命日くらい見届けるのだ」
野良猫あがりの愛猫を看取った日は
私にとってはただ辛いだけの日だったけれど
この短歌で私は救われた。Posted by ブクログ -
「猫のいる家に帰りたい」を読んで 猫のあるある短歌が 可愛くて ファンになりました。
今回の「いまから猫の話をします」タイトルもいいですね。
ご自身の猫の紹介もあり 短歌もリアルですね。
「別にしなくてもいいこと」 ちゃんと 届いてます。
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猫歌人による初の?短歌集らしい。
既刊本『猫のいる家に帰りたい』『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』から選りすぐった短歌集とのこと。
たわいもない猫短歌が五十音順に並んでいる。
各行の終わりに、コラム的にネコとの想い出話が挿入されているのがいい。
今も5匹の猫に囲まれて暮らしているのがい...続きを読むPosted by ブクログ -
猫を飼ったことないけど
猫の居る暮らしで得た幸せは前借であり
その猫を看取ってやっと返済できるとの文章が胸に迫った。
身近な猫を亡くした人の悲しみようが改めて思いやられた。Posted by ブクログ -
ねこ雑誌で連載されていたので、なんどか読んだけれど、このエッセイは、後で読んでも違和感がなく新鮮。
多頭飼いに憧れるけれど、やはりこんな大きな包容力がないとなかなか務まらないなと。Posted by ブクログ -
子どもの頃から猫アレルギーで、
あの柔らかく気まぐれにすり寄ってくる背中を
撫でるのが憧れ。
そんな憧れの猫との生活を
短歌という短い文で想像させてくれる。
やっぱりそんな心地好くて愛しくなるものなんだなぁと
少し切なさも漂わせつつ描かれてる歌の情景が
小泉さよさんのイラストと見ていくと、また良い...続きを読むPosted by ブクログ