荻堂顕のレビュー一覧

  • 不夜島(ナイトランド)

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    読み応えあった。米軍占領下の与那国島が舞台ということでハードボイルド系かと思ったら、サイボーグ…。推理作家協会賞も受賞なら、その要素も出てくるかと最後までワクワク。途中、月村さんも降臨…。「自由を守るためには兵士が必要」今の世界情勢眺めていると、複雑な思い。

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    2024年09月26日
  • 不夜島(ナイトランド)

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    時代設定からすればサイボーグ化した人間の存在は明らかに間違っているがあの時代にもしいたら又外国もその製造に手を付け様としていたら---こんな日がいつか来るかも。中国語や沖縄独特の言葉を小生少々知っている分面白く読んだ。

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    2024年01月17日
  • 不夜島(ナイトランド)

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    なんて愚かなんだろうか。いくらでも上手く立ち回ることはできたし、武にとってもっと幸せな結末を迎えることだって叶ったはず。それでも、それが武の生き方だし、台湾人や琉球人が持つマブイの在り方なんだろう。怪しい貿易業で急速に発展を遂げた島を舞台に、一介のブローカーが達成困難なミッションに挑む。ネオンで照らされたシティ、印象的な酒や煙草、どれも魅力的。そしてなによりも人物とセリフがたまらない。「食人飯、犯人問」「指は内にぞ折れる」間違いない。これからも何度も読み返すことになるだろう。新年初っ端から嬉しい誤算だ。

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    2024年01月06日
  • 飽くなき地景

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    昭和を主な舞台とした物語。ノスタルジックな風景を思い浮かべながら読んだ。美術館や庭園、刀剣見てみたい。最後の最後ににこう来るかのか!他の方の感想で、“汐留のあのビル”と書かれていたので検索し、色々想像を膨らませた。

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    2026年08月15日
  • いちばんうつくしい王冠

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    謎の環境に入り込んで自省する、軽めの話かと思っていたら意外と深い。例えば性格に裏表がないことは良いことだと思っていたけど、それは強さで人を傷つけることがあるなどハッとさせられた。
    後半は特に、彼らがここに集められた理由が気になって、不自然な状況とかどうでも良くなるくらい響いた。そういえば演劇って自己を見つめたり、他者を理解するためのプログラムとしても使われるらしいものね。
    ただその劇中劇が退屈で、誰が何の役なのか分かりにくかったのが残念。

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    2026年08月11日
  • ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)

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    こっれはまた、ええ小説に出会ってしもた。
    2000年以上続くこの国出身の作者が書く、歴史を抹消された国のお話。

    まだ子供を持っていない身として、(彼氏すらいない独身30overにとってはそれもまた苦しいんだが)
    子供な〜別にどっちでも良い〜という気持ちではある。なんと元も子もない感想だこと。

    歴史を抹消と聞いて思い出したのが、寝た子は起こすな理論。私が住む大阪には部落差別が存在し、その教育を受けてきたんやけど、まあ最近は建物も変わって差別の存在を知らない人も増えてきて。なら、差別の話をしないでおこう。そうすれば知らない人が増えてそのまま差別はなくなるだろう、という考えの人がいるんだけど。

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    2026年08月08日
  • 擬傷の鳥はつかまらない(新潮文庫)

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    「俺は元の世界を選ぶ。地獄に戻る。・・・・・でも、その地獄とやらは、どこかの馬鹿が楽園を手放してでも選んだ地獄だ。そう知ってれば、少しは気が楽になる人間がいるんじゃないか」

    ミステリーものでもあり、ファンタジー要素もある作品だった。

    読む前はファンタジー要素があることは知らなかったけど、一番最初の章でそれとなく描写されていたので、そこまで違和感なく読むことができた。

    今生きている世界に期待できず、友人や家族、これからの未来を捨ててでも理想の世界に行きたい人たちの選択の物語

    それぞれの人物が〈ここではないどこか〉を望む背景がしっかり書かれていることで、そのどこかを望む人たちへの共感も、反

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    2026年08月01日
  • Jミステリー2025~FALL~

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    短編集なので、少し前からチマチマ隙間時間に読んでた。
    短編のミステリーで読み応えがすごいです!作家さんの書き方文体を少し味わうのにピッタリです。好きな作家さんが見つけられそうな本です。

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    2026年03月22日
  • 不夜島(ナイトランド)

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    サイバーパンクを核に多くの要素がてんこ盛りコッテリ濃厚で、且つ余分な描写が無いスピーディーな展開な男の浪漫の世界。先が気になって一気読みした。登場人物たちがとても個性的で魅力的。孤島先生の善良さが切なかった。後半の大尉の扱いがあまりに雑で可笑しくて。玉城にサトウキビのように背負われてる姿が目に浮かんでシュールすぎて笑った。

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    2026年03月22日
  • 擬傷の鳥はつかまらない(新潮文庫)

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    前半はハールドボイル、後半は異世界の話。
    前半は面白く、舞台が新宿なので、一瞬新宿鮫みたいになるのかなと思いきや、後半は異世界、精神世界のストーリーになるや、これ大丈夫かなって心配しながら最後まで読み切った。
    やや、強引なところがありながら、作家の筆力が凄かった。
    この後の作品が、みんな賞の候補または受賞したりする所を見ると、筆力は半端ではない。
    26/03/18 15冊目

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    2026年03月18日
  • いちばんうつくしい王冠

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    ネタバレ

    読後、翠とホノカの関係性が以前とは全く違うものになったことが強く印象に残った。
    あの過酷な経験を通してホノカの考え方が変わったからこそであり、あの時間がなければ、彼女がこうした変化を迎えることは決してなかっただろう。
    ​その変化が正解なのかどうかは、誰にもわからない。
    生きていれば誰もが、「あれは正しかったのか」「なぜあんなことをしたのか」と過去を振り返り、後悔することがある。だが、どれほど悔やんでも過去はどうしようもない。結局のところ、人は「今」を生きることしかできないのだ。
    ​過去を振り返ることは決して無駄ではない。そうした苦い記憶も含め、さまざまな「箱」を抱えて今の自分が存在している。今

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    2026年03月09日
  • いちばんうつくしい王冠

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    朝、目覚めたら、見知らぬ体育館にいた。見知らぬ男女7人と一緒に。共通点は中2ということだけ。
    そこには着ぐるみを着た謎の大人がいて、8人で劇をしてもらうと言う。劇が完成するまで家には帰れない。昼間は劇の練習をして、夜は1人部屋に入れられ外からカギがかけられる。部屋にはトイレ、シャワーはあるけれど窓がない‥‥
    もう、このあらすじだけで、閉所恐怖症の私は圧迫感が_:(´ཀ`」 ∠):
    本書には登場人物紹介のページがあって、顔のイラストまであるので、すんなりと頭に入ってくるかと思ったものの、劇中の役名も一緒に書かれていてもう混乱しっぱなし。それに、着ぐるみの謎の大人がふざけた話し方をしたりして、軽さ

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    2026年02月24日
  • いちばんうつくしい王冠

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    「自分で気づかないと意味がないんです」
    自分がしてきたことの罪を自分で気づくよう仕向けられた環境やグループワーク、そして演劇の台本。
    かなり恐ろしいシチュエーションに引き込まれて読んだ。
    特に2回目のクイズで、コタロウにみんなが本当の気持ちを伝えるシーンとホノカへのソウマの言葉がいい。ただ楽しく遊ぶだけが友達じゃないと思うけど…という座長の言に強く共感。

    中高生時代に読んでみたかった。



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    2026年02月11日
  • いちばんうつくしい王冠

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    夏休みの初日に体育館に集められた中学生たち。
    彼等は、ひとつの芝居を作るべく合宿を強制される。
    登場人物の中学生が、ニックネームと役名で呼ばれるので、人物相関図を覚えるのか大変だった。
    タイトルの意味がわかってくる頃にようやく人物を識別できるようになった。もっと若い時に出会いたかった。

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    2026年02月06日
  • ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)

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    本書を購入した理由は帯買い!
    太めの帯と伊坂幸太郎のコメントで読みたくなってしまった!!


    20年前に全てを抹消された独裁国家!
    全てを抹消された為、国名も言葉も文化も歴史も人々の名前も地名も全てが抹消されたため、何処の国かもわからない・・・

    全てを抹消された国は【イグノラビムス】という国に生まれ変わり、全てが再定義され、人々は理想郷のように平和に暮らす。

    しかし突如、児童達200名以上が原因不明の謎の奇病を発症する!!?

    世界生存期間より派遣された主人公のアルフォンソ・ナバーロは現地調査で人々の抱える闇に近づく事になる!!

    そして、イグノラビムスでアルフォンソ達を待ち受けるのは奇病

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    2026年01月28日
  • ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)

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    とにかく壮大な物語でした。
    個人としての生、民族としての生という重たいテーマを扱いながら、それを謎の病やテロというサスペンスで包み込み、イグラノビスという国を舞台に徹底的にリアルに描き切る、そんな物語でした。参考文献に並んだ書籍を眺めるだけで、この重奏的な物語の特色を感じることができます。

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    2026年01月10日
  • いちばんうつくしい王冠

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    ネタバレ

    泣いた。

    かがみの孤城チックな、問題のある子供を夜中に攫ってきて体育館に閉じ込めて演劇をさせる。

    演劇をさせる中で、自分の罪に気付かせ、自分でどうすれば良いかを脚本作成を通じて更生させる。

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    2026年01月01日
  • いちばんうつくしい王冠

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    いつか許してもらえるなんて、期待するのは辞める。
    この言葉に自分軸として生きていく決意を感じた。
    思ってもいない所で人を傷つけたりすることもある。それに気づいたとき自分はどうするだろうか。あからさまな過ち、過去の行いを人に許してもらう、期待する。人間関係、人の強さと弱さを考えさせられた。

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    2025年12月26日
  • 飽くなき地景

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    荻堂顕さん著「飽くなき地景」
    著者の作品は初読み、日本推理作家協会賞受賞第一作とのこと。

    物語は1944年~1979年、戦後の昭和の中期から後期にあった旧華族の物語。
    高度成長期の日本が舞台、設定や背景がどことなく旧西武鉄道グループの堤家に似ているなと感じていたが、調べてみればやはり著者の中でモチーフにしていたらしい。

    時代背景が全面に出ている作品で、最初の東京オリンピックや高度成長していく東京の町並みと国民の歩みが物語のバックボーンとして読み応えがある作品だった。

    ただこの物語の背骨になるであろう刀剣の
    件りはなんだか自分には切れ味が感じられずにいた。
    何かを比喩しているのであろうか?

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    2025年12月19日
  • いちばんうつくしい王冠

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    後半、終盤までめーっちゃ面白!かったんだけど、結末がもったちなく、、、思えてしまった。かといって、どんな結末なら納得ができたのか、、、ここまで話が広がりすぎるとなかなか難しいものかもしれない。かがみの孤城に雰囲気が似てた。

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    2025年12月16日