ジェフリー S ローゼンタールのレビュー一覧
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いや素晴らしい。統計学は難しいという印象しかなかったが、この本に出会えて良かった。筆者は筋金入りの無神論者で合理主義で、多才であらゆる面を統計学に昇華させて執筆した印象を受ける。読みやすいのはそのせいではないか。「私たちは、自分の不運には特別な意味がないと悟ることができれば、その不運について自分を責...続きを読むPosted by ブクログ
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いや、率直に面白かったです。
統計学の話と聞くと、数式とか数字が出てきてめっちゃ小難しい話と思われがちですが、この本では、そのような事よりも、実際の生活での出来事を統計学の考え方を下に説明するので、“小難しくてわからない”という事はありません。
でもね、宝くじの期待値が、競馬よりも低いことはわか...続きを読むPosted by ブクログ -
人間は「魔法」「運命」といった超自然的な現象を信じたがるが、冷静に分析するとなんの変哲もないただの偶然であるということを教えてくれる。
第6章「射撃手の運の罠」で説明される、陥りがちな偶然の運の罠が、世の中で起きる多くの奇跡や幸運を説明する手がかりとなる。
ポイントは、自分にそれが起きればとても...続きを読むPosted by ブクログ -
つまりは、宝くじに当たるのも人生真っ当に寿命を果たすのも、結局は偶然ということなんだろうな。こうすれば当たるかも、こうすれば悪いことは怒らないかも、という日常は楽しさもあるし安堵感もあるけれど、100%の保証はないわけで。
まぁ、色々な本をこれまでもこれからも読んできたし読んでいくのだろうけれど、日...続きを読むPosted by ブクログ -
生きていれば運が良かったとかついてなかったとかいう経験を何度もすることだろう。この本は、そんな運について因果関係を持たせることが可能かということを、運が良かった人の実際の話、宝くじ、占星術、運にまつわることわざといった例をたくさんあげて、一つずつ解説していく。
人は出来事に対して物語を欲してしまう...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルが本書のすべてを表している。
宝くじなどのギャンブルや、傍から見ると運命とか奇跡としか思えないような出来事について、それらの事象は果たして「偶然」なのか、はたまた何かしらの作為(神の手を含めたもの)が介在した「必然」なのかを、確率や統計学の観点から判定し、結論からいうとほとんどの事象は「偶然...続きを読むPosted by ブクログ