郡司芽久のレビュー一覧

  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    以前読んだ著者の「キリン解剖記 」がとても良かったので、迷わず即購入。
    前作でキリンについて新たに知ることは興味深かったし、長年の謎が解き明かされるシーンや母親とのエピソードには感動しました。

    本作は、キリンと他生物・人間とを比較しながら生物の身体を解説し進化について易しく教えてくれます。

    「へ...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    キリンに特化しているのかな?と思ったらそうではなく、部位ごとに様々な生き物がでてくる。その生き物と人間とを比較し進化の過程を探る。
    どうしてこう進化したのか?全く似てないと思っていたけど実は似ている、似ていると思ったのに実は似てない。解剖からみえてくる生物の進化、興味深く読んだ。
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    郡司さんの著作はキリン解剖記に続き二冊目だ。
    キリンに特化しているわけではなく、生物の部位ごとに、生物ごとの比較をして進化の過程の理解を促す良い一冊だった。解剖は、体を理解するための、そしてもう少しだけカジュアルな学問になっても良いのになと思う。その生物特化の話ではなく、自分の体の理解のためにも学ん...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    <目次>
    はじめに~解剖からひも解く生き物の進化
    第1章  肺~息苦しい水中への対応策
    第2章  手足~手のひらを返すヒト、返せないキリン
    第3章  首~頭と肩に挟まれた隙間
    第4章  皮膚~外から支える偉大な「臓器」
    第5章  角~その不思議な魅力
    第6章  消化器官~たくさん食べるか、無駄なく消...続きを読む
  • キリン解剖記
    面白かった。純粋に何かを極めようとしている、子どもの頃の好奇心をそのまま持っている人特有の純粋な文章。キリン研究、キリン解剖、自分の研究テーマが見つからず悩んでるところからキリンの8番目の首の骨を見つけて、次の研究を頑張るなど興味深かったが、1番面白かったのは著者の母が少し風変わりな人である日、お香...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    キリンの膝ってどこにある?の章 キリンの足の真ん中には,私たちの膝とは逆方向の"くの字”に折れ曲がる関節が存在するが、じつはそこは膝ではない。「かかと」である。関節のすぐ上をよく見ると、うっすらと浮き出たアキレス腱を見つけることができる。彼らは長い足の裏をもち、かかとを上げてつま先立ちで生活している...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    比べて分かるというコンセプトで説明された進化の解説書はそんなに多くないのではないか。ましてや本書のように平易な文章で書かれ、初心者にも優しい本となるとますます出会うのが難しいのではないだろうか。
    そんな奇跡の組み合わせの本。
  • キリン解剖記
    著者のお話しをラジオやEテレで聴いて、大変面白かったので興味を持ちました。
    文書はとても分かりやすくて、面白かったです。世界にはまだまだ分かっていないことがたくさんあるのですね。
    何歳になっても知らないことを知るのは楽しいことです。
    どうして?なぜ?と思ったら直ぐ調べて本を読もう!と思いました。
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    キリンのタイトル、キリンの絵が表紙に載っていると言っても、キリンのことだけでなく、哺乳類、魚類、鳥類等動物のからだの仕組みを、機能や進化の観点で説明してくれる。
    説明されているからだのパーツは、肺、手足、首、皮膚、角、消化器官、心臓、腎臓、呼吸器。それらの機能が、動物によって違いがあるとか、同じだと...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    タイトルと表紙でキリンのお話かと思ったら,キリンだけではない生物の進化のお話.様々な動物を例にして人間とも比べながら肺から手足,首など色々な器官の進化の紹介.
    へぇ,ほぉと驚きの事実が満載で,わかりやすく面白かった.
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    読みながら、へーと思ったところに付箋紙を着けてたら付箋紙だらけに。

    かかとと膝の位置。
    ヒトの大腿骨は10度ほど傾いている。
    手足のもとは、胸ビレと腹ビレ。
    大人のキリンの首は、ほぼ横綱白鳳。
    ゼノケリクス・アミダラエはスターウォーズ
    のパドメ・アミダラから命名。
    5種類の角、サイの角・シカの角・...続きを読む
  • キリンのひづめ、ヒトの指 比べてわかる生き物の進化
    生物の進化、身体の仕組みに関心があり、また以前から著者のことも気になっていたので発売日に購入。
    タイトルにキリンとあるが、キリンを主軸にヒトを含む幅広い動物について取り上げられている。
    読みやすく、全く知らなかった生物の進化、身体の不思議についてたくさん触れられて楽しい本だった。

    著者も最後に述べ...続きを読む
  • キリン解剖記
     クジラの話に続いて選んだ、キリンの話。
    はっきり言って、キリンに興味は無く、その生態も身体の仕組みも何も知識を持っておらず、おまけに哺乳類の頸椎の数もこの本で初めて知った。
    だからからか、今回も知らなかったことを教えてもらいながら、研究者として生きていく作者の話はとても面白かった。
     「キリン研究...続きを読む
  • キリン解剖記
    最後まで読んでみるとキリンの首の疑問についてなるほどと思える。
    「キリン」の面白さと研究者の情熱が詰まった作品
  • キリン解剖記
    東大生の研究だからすごく高度な内容のはずなのに、とてもわかりやすく書かれていて、かつ、作者の研究者としての歩みを辿る形で話が進んでいくため、読みやすい。

    作者の方は真面目で努力家で真摯な姿勢を持つ人なんだろうなと伝わってきてそちらも好印象。

    キリンが大好きで、それに打ち込める人生の追体験をさせて...続きを読む
  • キリン解剖記
    作者の研究者人生とその研究内容について
    素人にもわかりやすく、楽しめるように書かれてありました
    8つ目の首の骨を知って「生き物って不自由で自由だ」と感じました

    何より感動したのがあとがきにあった博物館の3つの無の理念(キリンと関係のないことですみません…)
    【無目的、無制限、無計画】
    実行するのは...続きを読む
  • キリン解剖記
    有り 489.8/ク/19 棚:11〜12
    有り J489.8/ク/21 棚:ティーンズ
    一宮ー児童書
  • ジュニア版 キリン解剖記 キリンの首の骨が教えてくれたこと
    『#キリン解剖記』

    ほぼ日書評 Day577

    表紙イメージを見ると子供向け絵本のようだが、タイトルにはしっかり「解剖」とあって、はたしてどんな内容なのか予想の難しい本。
    (なお、タイトルに「ジュニア版」とあるが、内容は変えず振り仮名と、少し難しい用語に解説をつけた内容としている)

    ということで...続きを読む
  • キリン解剖記
    哺乳類の首の骨(頸椎)の数は決まっていて、猪首と呼ばれるほど首がないイノシシでも、長い首のキリンでも頸椎の数は七つと決まっていて、不変だ。
    でも、本当にそうだろうか?あんなに長い首を持っていて、他と同じで生きていけるのか?

    小さい頃からキリンが大好きで、東大に入ってぼんやりとキリンの研究をしてみた...続きを読む
  • キリン解剖記
    専門用語はわからない部分もありましたが、大好きなことをトコトン追求する姿勢、一頭ずつのキリンとの貴重な出会いに最後までドキドキワクワクしながら読めました。こども版も出たとのことなので、小中学生の娘たちにも読んでほしいなと思いました。