NHK「クローズアップ現代」取材班のレビュー一覧

  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    読中に思い出していたのは、大学時代の友人のこと。

    自分が新卒で入社した会社は割と名の知れたブラック企業で、何年かは必死でぶら下がっていたものの耐えきれなくなって、退職を考え始めた時期があった。
    でも、じゃあ辞めてどうするの? 地元は最寄りの電車駅まで自家用車で30分くらいかかるようなド田舎で、帰っ...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    私の身近にも「助けて」と言えない30代がいるので、他人事ではないと思いながら読んだ。
    なぜ「助けて」と言えないのか。だって「助けて」なんて言ったら「甘えるんじゃない」と突き飛ばされるに決まっているから。あるいは決まってると思い込んでいるから。
    なんとかする、自分の責任だから自分でなんとかする。必ずそ...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    就職氷河期世代の孤独な実態。「たすけて」と便箋に綴り傍に置いたまま、仏壇の前の布団の上で孤独死(餓死)した両親のいない39歳の男性。自己責任として自分を責め、「助けて」と発することを拒み続ける三十代。生活保護を申請しないで、ホームレス化する三十代。「救いを求めてもいいのではないか」「社会は助けての声...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    明日は我が身…か。
    色々難しいことは分かるけど、助けてと言われたら何も考えずに手を差し伸べられる社会の方がいいなと思った。
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
     こ綺麗な身なりで髪型も整え、一見するとホームレスに見えない30代くらいのホームレスが増えているらしい。しかし長年ホームレスの支援をしてきた男性が見ると明らかに目立つ箇所があるという。それは靴だ。 履き続けたまま長いこと歩くので、汚れが目立つか、傷みが目立つらしい(だからこの本の表紙は靴)


     彼...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    経済的に困窮する30代の人びとを追ったNHK取材陣によるルポルタージュです。取材記者それぞれが取材の現場を報告するという『無縁社会』(文春文庫:2012)と似た構成になっています。

    読んでいてつらい本でした。「読み返したくない」本にひさしぶりに出会いました。特にP.134~、"木下友子さん(仮名)...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
     自己責任論。
     今の世の中に痛いほど響く声。
     人生に失敗した人間が、どん底に落ちる。そのときに、落ちた責任がその人の無責任な行動にあることを理由に救済しないなら、それは人の世ではない。

     私はそう思う。

     たとえ無責任な行動の結果であっても、救済もせず放置する社会は間違っている。

     なぜか...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    北九州で餓死した39歳の男性。「たすけて」と書いたものの誰にも出せなかったその手紙の横で、冷たく横たわっていたこの男性の名は北原学(仮名)。彼の死をきっかけにして、助けを求められず困窮する30代の人々の現実を追ったルポ。
    弱いものを救うことができる社会。これが"発展した社会"の定義だと個人的には思っ...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    タイトルを見て、30代ではないですが、気持ちわかるな〜と思い購入しました。誰かに助けを求めるって、相当追い詰めらても踏み切れないことだと思います。それが家族であってもです。ただ、亡くなった方の気持ちを本当に思うのであれば、詮索せずにそっとしてあげるのが1番なんでしょうね。
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    「自己責任」という言葉が、どれだけ人を追い詰めるか。風邪をこじらせる前に治した方が早いように、もっと早く「助けて」が言えていたら、心の負担も少なく、お互い様と互いに助けられたのではないだろうかと考えさせられる。

    また、家族を養わねばという気概はあれど妻子を残して失踪してしまう例もある。男が養わねば...続きを読む
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    30代のホームレスの見えなさ。働き盛りにあるという「常識」があるから問題は一層に隠れてしまっている。自己責任、自助努力だけではどうにもならないもの。
  • 助けてと言えない 孤立する三十代
    30代の若さでホームレスになる人がいる現状はわかった。彼らがある意味プライドを持ちながら生きていて、そのために支援の手が届きにくくなっていることもわかった。

    そして、それが社会に蔓延する過度な自己責任論から生まれるものだということもわかった。

    で、具体的にどうすべきなのか。
    この本では、識者に一...続きを読む