住吉雅美のレビュー一覧

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    この本の中では、自分が今まで当たり前だと思っていたことに対して疑う視点を持たされた。なぜ?と聞かれても、ウッ…となってしまって答えられなかった。自分はもっと物事に対して疑う視点を持たないといけないと思った。そして、楽だから、なんとなくうまくいってるからといって思考停止してしまわないようにする。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    私たちが生活している中で、何気ない場面において法律とか、道徳とかを組み込んで深く考えてみると、とても複雑な問題が数多く存在することがわかった。
    自由をテーマにした具体例が多く、そのキーワードは、法律の中でも解釈がいくつもの通りでなされてしまう。
    ただ単に法律を脳死で守るのではなく、中には道徳的に望ま...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法律そのものに、法に従わなければならないとする道徳的義務はなく、罰がその役割を果たしている。福祉国家は、有限のソースを社会的弱者に活用するため、福祉の範囲を選別せざるを得ないが、自由国家は福祉を与えないので、選別が不要。平等を実現するための配分で、不平等を認知させる承認が必要という議論に近いものがあ...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    なんだこの屁理屈…と懐疑的に読み進めていくうちに、法哲学にはまってしまった。当たり前、社会の常識、と考えていたことに説明がつかなくなる。特に平等論にはやけに納得してしまった。なんで年上というだけで金持ちの後輩にランチをおごっているんだろう…と日頃思っていたから。世の中にはこんなに人の心理や状態を分解...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    読みやすい。具体的な話から原理的な思考に入っていくパターンは、哲学の入門書によくあるが、大抵は突っ込み不足になるか、消化不良になるかのどちらかだ。その点、この本は下世話にグイグイと掘り下げていくので、ついていける。著者の講義を受けてみたいなと思う。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    こういう新書を手に取る大学生が数多くいればいいな、と思う。既に教養主義は廃れ、すぐに役に立つと感じられない教養涵養にお金を投ずる学生など珍奇な存在であろう。これくらい噛み砕いて楽しい本でも、ある程度の水準以上の法学部生以外では、進んで読むような学生はほとんどいないと感じている。法学部以外の学生さんに...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    著者が「はじめに」で書いている様に、講義のシラバスが元になっているな、と感じた。

    法学部の一年生向けの講義の様な内容なので、自分の様な法律のシロウトでも気楽に読み進める事が出来た。

    所々に出てくるマンガやアニメのネタが分かる人には、より楽しめる(星プラス0.5位か?)だろうが(講義でも話している...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法哲学って、なんだろう?あまり興味ないのだが、、、、と思っていたのだが、フーコーやデリダが法哲学のセミナーによばれて講演したりしているのがあって、???と思っていた。法が成立するそもそもの根源を批判的に考えるようなのが、法哲学なのかな?

    みたいな印象を持っていたところで、「あぶない法哲学」というタ...続きを読む
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    もうちょっと骨太な内容、書きぶりを
    期待したんだけどなあ。
    ちょいちょい口語的になるところが、
    いくらちくまプリマーでも違和感が…
    せっかくガッツリしたタイトルなのに。
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    そもそもなんのためにあるのか、を説いたのは最初の数ページ。事例が多いせいか、そもそもなんのためにあるのか、の問いに対する答えがピンボケになっている印象。
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    法哲学の入門書。身近な事例のおかげで分かりやすい。
    でも引用が合っていないように思えるのは、こちらに問題があるからだろうか。アムロがジェットストリームアタックをかわした場面を引いて「踏み台」にすることの是非を問うのは、的外れとしか思えなかったな。
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    小気味良い内容で面白かった。

    エスカレーターのルールは本当に謎ルールだと思う。これだけ片側開けて歩くのは良くないと言われているにもかかわらず片側開けや歩行が横行している。特に駅などでは電車を降りてからエスカレーターに乗るまでが非常に混雑して滞留が発生している。いっそ守れないならエスカレーターはやめ...続きを読む
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    法哲学の入門書。哲学的な理論の説明にとどまらず、オリンピックのドーピング問題、結婚制度、コロナ禍の対する日本政府の対応など、記憶にも新しい現代的な問題を具体例に、分析をしてくれているので、とても親近感を持って読み進められた。
    それぞれの問題に対しては、筆者の法哲学者としての立場をかなり明確にしている...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法哲学の基本的な問題をとりあげ、わかりやすいことばで解説している本です。

    著者は「はじめに」で、みずからのスタンスを「悪ガキ風」と述べて、権威や社会常識に盲目的にしたがうのではなく、それらに向けて大胆な疑問を提出することを読者にもすすめています。また「おわりに」でも、「常識という池の水、ぜんぶ抜い...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    本のカバーにある「社会に飼い慣らされないための“悪魔の法哲学”」とあるので面白そうだと思って買ったのだが、結果的にあまり面白さは感じ取れなかった。
    これって、想像以上に「きれいごと」を信用し過ぎていて、「きたないこと」が見えなくなっている、そうと指摘されてもそうと感じられなくなっている⁈
    だとしたら...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    社会には一定のルールが必要で、それがなければ社会的な動物である人間は生きていけない。そのための法治国家だけど、そも法律を遵守するのは何故か? ここからスタートする。
    当然だけど、実際の社会は法律だけではカバーしきれない。道徳律もあって初めて機能するのだと思う。道徳は共通のリテラシーがある者の中でしか...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法律に規制される世間の常識を疑問に思う姿勢を奨励する本。名前を聞き齧っていただけのロールズやフーコーその他の哲学者たちが論ずるところを簡単に紹介してくれている。(巻末に索引があればなお良し。)お堅い内容だから敷居を低くしようとしているのか、安っぽい自虐ネタで各論を締めくくっているのがザンネン。