吉川ばんびのレビュー一覧

機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで

吉川ばんび

現実の話ですよね
家庭内暴力でPTSD、なかなか克服できない辛さ
これからは安心して過ごせるように
また、手を差し伸べる社会が広がりますように

年収１００万円で生きる―格差都市・東京の肉声―

吉川ばんび

こういう出会わない人たちも実は身近にいることを感じさせる本を今のうちにたくさん読んでおきたい。

きっとこれを読んだ人の多くは明日は我が身、と一瞬思うけど、その感覚を忘れてしまうんだろうなぁと思った。

機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで

吉川ばんび

壮絶な子供時代を経て大人になってからカウンセリングで自分を取り戻した筆者、淡々と語る筆致が却って説得力を感じた。
スキーマ療法というものについて、興味が湧いた。

年収１００万円で生きる―格差都市・東京の肉声―

吉川ばんび

いわゆる格差社会の底辺で生きる人たちのルポ。

著者自身もかなりの貧困家庭で育ったみたいで、そのインタビュー内容には愛情と説得力が感じられた。

機能不全家庭で死にかけた私が生還するまで

吉川ばんび

『見えざる弱者』が見ている景色と健全な状態の人間の景色は全く違う。
生理的欲求(食料、睡眠)、安全欲求などが順に認められないと社会的欲求(他者と関わりたい)、承認欲求(価値を認められたい)など現れない。
見た目にわかりにくい弱者は切り捨てられている。

この景色が違うという状態を、日本のトップはどれくらい知っているのだろうか。
水際作戦と言って、生活保護の申請を取りやめさせる行政窓口。

自分自身が全く無関係ではないため、うまく立ち回れる人、あるいはその恩恵を受けられる人を羨ましく思う。
福祉の谷間に落ちてしまう人は必ずいる。
親戚近所を頼らずとも、最低限の暮らしを営める日本であってほしい、と感じる。

年収１００万円で生きる―格差都市・東京の肉声―

吉川ばんび

なかなかきつい本だった。
サラリーマンではない私はいつこうなっても不思議ではない。
トランクルームに本当に住んでる人たちの話が出てくる。
　
自己責任論、は本当によくないと思った。職だけでなく能力すらも、かなりの部分、運だと思っている。
偶然良い教育と良い仲間に恵まれただけのことだ。そんな人たちがそれに気づかずそうでない人を見下すために使うのが自己責任論。
　
あと、貧すれば鈍すほど真実はないなと。金がなさすぎると頭がおかしくなる。そこに漬け込むやつらがいる。