髪について知りたかったことが見開き1ページずつ図やイラスト入りでわかりやすく解説されている本。
読むと「そうなんだ！」と発見があると思う。
私の髪は「うねりが多い」「毛量が多い」だけれど、歳をとると「ボリュームがない」という悩みが増えると聞き、考えさせられた。
髪ももっと労わろうと思った。
・美容院は今やコンビニより多い
美容院24万店
コンビニ５万店
ドラックストア１万店
・髪に悩みを持つ人は多いが相談できない人も多い
・健康的な髪とは、水分、油分、タンパク質のバランスが取れた生まれつき髪が持っている自然なツヤとハリのある髪のこと
・健康的な髪の内部はタンパク質で満たされ、それを覆うキューティクルがしっかりと閉じている
(キューティクル診断はKamiMiru(カミミル)を実施しているサロンへ登録申し込み
→2000円+税で髪2本をカット
→電子顕微鏡で診断
→1ヶ月後診断結果が届く を利用するしかない)
・シャンプーやトリートメントで手触りがよくのるのは、一時的に表面的なもので、髪は改善していない
・根本からきれいだと、お手入れもシンプル
カラーやパーマも入りやすい
・頭皮の４つの役割
①外部からの衝撃の緩衝
(ヘルメットの役割り)
②暑さや寒さから頭部を守る
(極端な暑さ寒さから脳を守る)
③体内に蓄積された重金属などの成分を計る
④ファッションの一環
・頭と顔は一枚の表皮につながっている
・頭皮と顔の皮膚の違い
毛穴の数(顔の皮膚の数倍、頭皮には毛穴がある)
大きさも大きいので、かみのけは太い毛になる
(そうではないと困る)
髪の毛はひとつの毛穴から2〜3本生えていることも
頭皮は、皮脂腺も全身で最も多い
(だから、汗やフケが餌となり菌が繁殖しやすい)
乾燥しやすいが、毛髪や皮脂によって紫外線の影響から保護されていて水分量やうるおいが保たれている
・毛髪が生えるためには、毛包が毛乳頭まできちんと伸びて届いているかどうかが重要。
髪の毛には、ヘアサイクル（毛周期）というものがあります。成長期には毛包は深く下がり、毛乳頭まで伸びていますが、成長が停止して退縮する退行期や発毛を停止する休止期へと移行するにしたがって、毛包は短縮していき、成長期の3分の1くらいになってしまいます。
次の成長期に、この毛包をもう一度毛乳頭まで伸びるように命令を出すのが、毛包上部にある「バルジ領域」だという研究結果が発表されています。バルジ領域は毛包の上方、立毛筋の根元に近い場所にあり、少し横に飛び出しています。
つまり、毛母細胞の分裂を促す間葉系細胞と毛包の形成を促すバルジ領域、この両方が髪の毛が育つためには重要なのです。
・髪はph4.54〜5.5の弱酸性のときが最も安定
ここからアルカリ性に傾くとキューティクルが開き弾力がなくなる
酸性に傾くと引き締まる
・うねりができる理由
髪の中にss結合という成分が生じる
ss結合は髪の毛が生えてくる途中で毛穴の中に固定される
(毛穴が曲がっていなければまっすぐ直毛になるが、曲がっているとうねったまま生えてくる)
髪の毛を切っても、変わらない
薬剤を使用して切断できるのは40%ほど
ダメージヘアの場合8〜16%まで激減
・日本人のキューティクルは欧米じゃに比べる、厚く硬めで重なりが蜜。
しかし、剥がれやすく痛みやすいという研究も
ちなみに太さも0.08mmで欧米人の1.5倍ほど
・キューティクルの厚さは0.005mmほど
・キューティクルがはがれ、内部のメデュラとコルテックスの一部が髪の毛から漏れだすと内部が空洞に
・健康な男性の髪の毛の寿命は2〜5年
女性は4〜6年周期で生まれ変わる
(老化すると新しく生えるペースが遅くなる)
頭皮にはおよそ7〜15万本の髪の毛がある
・髪の太さと年齢は
男性は20歳前後、
女性は35歳前後がピーク
・硬毛はキューティクルの層の厚さが違う
・前髪の分け目はつむじで変えられる
・髪の毛にダメージを与える原因：ブロー
低音ドライヤー推奨
髪から離して2秒以上当てない
なるべく短時間
・カラー、パーマはやはり痛む
・薄毛はストレスによるホルモンバランスの乱れが原因
男性は局所的だが、女性は広範囲で抜け毛が
・髪の毛には、高タンパク質、ビタミン、ミネラルを
・ヘアオイルは髪を乾かした後につける
(濡れた髪にヘアオイルをつけて、ドライヤーを当てると、髪の表面が100℃を超えて、髪に負担がかかる)
