黒川敦彦のレビュー一覧
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リーマンショックをはるかに超える金融危機が起こるという危機感が著者を政治活動に駆り立てたとのことで、本書では金融危機がくる根拠がタイトルにある日本企業を中心にビジネス形態や金融商品の運用から数字を多用して説明されている。行き過ぎたグローバル資本主義が進んだことで実体経済を伴わない数字だけのマネーゲー...続きを読む
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これから起ころうとしているコロナショック、金融危機、ドイツ銀行の破綻等とても示唆のある話が多くて勉強になった。仕組債CLO、金融商品には歯止めが利かないので監視する必要性あり、不動産OYO、WeWork、CLO(Collateralized Loan Obligation)、金融資本のやり方を学ぶ必...続きを読むPosted by ブクログ
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世界的投資ファンドになっているとソフトバンクと農林中金、ゆうちょについて分析した一冊。
これらの企業が世界の金融市場においてカモられていることは知っていたが、それが日本の金融危機にまでつながることは初めて知った。Posted by ブクログ -
ソフトバンクがいつしか巨大投資会社になり、その結果危機的状況に陥ってることを描いた一冊。
ソフトバンク以外にも日本の投資会社が世界からカモにされているということがよくわかった。Posted by ブクログ -
ソフトバンクは投資会社に変化している、コロナショックの経済への影響、危険な会社(金融商品)がよく分かった。貯蓄型、年金型、外貨建て保険商品は危険、CLO(ローン担保証券)を所有しているのは農林中金、年金制度を廃止しベーシックインカム導入を検討すべき、等現在の危機的状況を認識させてくれる点で啓発書だと...続きを読むPosted by ブクログ
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ソフトバンクも投資会社化しているという新聞記事も見かけるようになって、それがどうしたの感であったのが、本書を読んで少し心配になってきた。
「早ければ2020年中にリーマン/ショックの数十倍の金融危機が訪れる」
とあったが、もう少し(自分が持っているソフトバンク社債の満期日までは)持ちこたえて欲し...続きを読むPosted by ブクログ -
ソフトバンク社債 65万口座 3兆7300億円 1~3%利率
有利子負債18兆円obligation
ソフトバンクグループは投資会社
WeWork、OYO、Uber、ネマスカリチウム、失敗続き
ソフトバンク 営業利益8000億円
ヤフー+LINE ?
CLO Collateralized Lo...続きを読むPosted by ブクログ -
私が今の会社に転職したのが2006年ですが、それから数年後にリーマンショックが起きまして、そのお陰で大変良い勉強をしたのを覚えています。サブプライムローンが拡大して取り返しがつかなくなったという結末だったと理解していますが、この本によればその教訓を活かせていないという以上に、より巧妙に金融商品が作ら...続きを読むPosted by ブクログ
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2022年3月刊行、この感想は2022年10月に記載。
まず、著者の政治的信念とか在り方にはふれません。
その上で、今のところ、ソフトバンクもゆうちょ銀行も農林中金もさほど問題にはなっていません。しかし、最近、クレデイスイス銀行の安全性がとりざたされるなど、きな臭い感じは確実にあります。「いつかは」...続きを読むPosted by ブクログ -
すごい経済的な目線でソフトバンクはじめ、色んな会社の財務状況を分析していて面白い。
ただ経済知識が浅いのでちょっと読むのが難しく、
中々理解できないページもあった…もっと本を読もう。Posted by ブクログ -
今から12年ほど前(2008)にリーマンショックというものがあり、株式市場が大暴落したのを皮切りに日本経済が大打撃を受けたのを記憶しています。そのときは、低所得者にお金を貸し付けて家を買わせて、土地価格の上昇がとまると同時に返せなくなった人たちの債権が不良債権となったのが引き金になったと理解していま...続きを読むPosted by ブクログ
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投資事業会社へ変貌し将来の雲行きが怪しいソフトバンク、CLOを所有する農中及びCDSを所有するゆうちょ銀行に訪れるであろう金融崩壊を予測している。ソフトバンクについては、巷で騒がられていたがやっと腑におちた。OYOやWe workといったベンチャー企業に従来から目をつけて投資をしていたが業績は思うよ...続きを読むPosted by ブクログ