黒川敦彦のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
日本がババを引いてしまっている
リーマンショックをはるかに超える金融危機が起こるという危機感が著者を政治活動に駆り立てたとのことで、本書では金融危機がくる根拠がタイトルにある日本企業を中心にビジネス形態や金融商品の運用から数字を多用して説明されている。行き過ぎたグローバル資本主義が進んだことで実体経済を伴わない数字だけのマネーゲームがすでにバブルの様相を呈しており、あとは誰がババを引くかの状態にあることがこれでもかとばかり説明されている。悲しいことに国民にも大きな影響をもつ日本企業や金融機関がすでにババを引いているようだ。今後来るであろう金融危機の規模感の大小はあるにせよ、本書で指摘されている現在の金融システムが不健全である
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Posted by ブクログ
ネタバレソフトバンク社債 65万口座 3兆7300億円 1~3%利率
有利子負債18兆円obligation
ソフトバンクグループは投資会社
WeWork、OYO、Uber、ネマスカリチウム、失敗続き
ソフトバンク 営業利益8000億円
ヤフー+LINE ?
CLO Collateralized Loan Obligation
信用が低い企業向けローンをもとにした高金利債権
例:WeWork
農林中金 JAバンクの預金を運用する金融機関
資産総額108兆4000万円 (2019年9月)
リーマンショックでトップの1兆5000万円の損失
CLO保有額7兆9000万円 世界トップ 銀行法 -
Posted by ブクログ
私が今の会社に転職したのが2006年ですが、それから数年後にリーマンショックが起きまして、そのお陰で大変良い勉強をしたのを覚えています。サブプライムローンが拡大して取り返しがつかなくなったという結末だったと理解していますが、この本によればその教訓を活かせていないという以上に、より巧妙に金融商品が作られて、リーマン以上のスケールで売りさばかれているようです。
弾けないバブルは無いというのが歴史が証明するところですが、いま正にバブルの真っ最中とのことです。さらに今は全世界コロナショックです、これに乗じてとてつもない大恐慌が起きるのではないかとこの本では警鐘を鳴らしています。
コロナショックによ -
Posted by ブクログ
ソフトバンクという企業を安心して見ているとリスクが大きいという事を知らされた。
確かに孫氏の仕事のやり方はギャンブルとも呼べる。後ろ盾が亡くなれば終わり。株も集中投資はしないようにしよう。
・リーマンブラザーズ破綻時 格付けトリプルA デリバテイブが破綻したため。64兆円の負債総額 貸借対照表に記載されないしくみ。現在のドイツ銀行も550兆円デリバテイブ取引が有る。ゴミ同然の金融商品。
・世界のデリバテイブ総額は6京円!
・トルコはNATO加盟国にも関わらずロシアから兵器を購入している。アメリカとの関係悪化でリラ急落中
・ゴールドマンサックスはブラック企業
会社の利益しか考えていない。顧 -
Posted by ブクログ
今から12年ほど前(2008)にリーマンショックというものがあり、株式市場が大暴落したのを皮切りに日本経済が大打撃を受けたのを記憶しています。そのときは、低所得者にお金を貸し付けて家を買わせて、土地価格の上昇がとまると同時に返せなくなった人たちの債権が不良債権となったのが引き金になったと理解しています。
この本によれば、前回と同様なこと、さらにスケールをアップさせたことが進行しているようですね。前回と比較しても投入されている金額が途方も無い額のようなので、クラッシュするときは前回の比ではないそうです。人間って学習できないのでしょうか、それとも学習して巧妙に騙す仕組みを考えているのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
投資事業会社へ変貌し将来の雲行きが怪しいソフトバンク、CLOを所有する農中及びCDSを所有するゆうちょ銀行に訪れるであろう金融崩壊を予測している。ソフトバンクについては、巷で騒がられていたがやっと腑におちた。OYOやWe workといったベンチャー企業に従来から目をつけて投資をしていたが業績は思うように上がっていない。寧ろ下がり目にも関わらず再度多額の金額を投資することで再建させようとしていることに、疑問の声が上がっている。ソフトバンクへの融資にはメガバンクも渋り、社債の発行も思うように進んでいないことから周りの評価は厳しい。アリペイへの早くからの投資により、今の地位を確立しているが果たして乗