尾崎俊介のレビュー一覧

  • 大学教授が解説 自己啓発の必読ランキング60 自己啓発書を思想として読む

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    ネタバレ

    この本で紹介されていた、科学的な自己啓発書は読んでいきたい。「スタンフォードの自分を変える教室」、「EQ こころの知能指数」とか。。

    位置: 143
    人間なんてどうせすぐに死んでしまうのであるから、毀誉褒貶のことなど考えず、その日その日を、自分のダイモーンに恥ずることなく生きよ。たとえ特殊な才能がなくたって、真面目に、一生懸命、親切心をもって同胞に貢献しながら生きることはできる。何か不幸に見舞われたとしても、それは宇宙の計画のうちなので、その計画の中で、自分が果たすべき役割が回ってきただけなのだから、泣き言言わずにその役割を粛々と果たせ。そうやって生きている限り、恐れるものなど何もない

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    2025年04月24日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    すごくすごく勉強になった。初めて知ったことが色々。
    スウェーデンボルグという人物の名前も初めて聞いたし、歌手のデズリーのヒット曲も有名な自己啓発本の影響を受けたものだとは知りませんでした。
    自己啓発の「トホホ本」の項も面白かった。
    エササニ星人て…(笑)。
    巻末の年表も素晴らしいです。

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    2024年08月24日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    書店に並ぶ自己啓発本のタイトルに、白い目で見ていた私のような人間にはぴったりの本だった。とても読みやすい。アメリカ史としてもとても面白いし、タイトル通り、自己啓発と共にアメリカという国は歩んできたんだとよく分かる。もう、これを読んで自己啓発された気にもなる分かりやすさも魅力のひとつ。アメリカに対する理解を含める、自己啓発本の偏見を解いてくれるという意味でも、タイトルがダブルミーニング的な読後感もあり、とても優れた批評本だと思った。

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    2024年08月10日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    アメリカ、日本で人気の自己啓発本。その歴史と進化。カテゴリー別に解説する。
    筆者は米文学が専門。ムック本のような軽いノリの本のイメージで本書を手に取ったが、内容は至って真面目。アメリカと日本の思わぬ共通の国民性と言えるのが興味深い。
    非常に良く出来た1冊。

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    2024年06月21日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    目次と年表だけ見た印象

    近年、電車の戸袋広告とか、SNSとかに、こういうの増えたなぁと思っていて、ガッテンできたものを、いろんなものからパッチワークのように寄せ集めて自分の価値観を作って来た…つもりだった。

    こうやって分析が与えられると、例えば、無意識への注目は1920年代だといった、流行り廃りや後代への影響を俯瞰できる。

    スッキリするというか、なんとなく自分の中に付けていた収まりを破壊されそうというか。自分は何系に影響された度合いが強い、とかわかるのかも。

    読み込んでからまた書きます。

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    2024年06月12日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    アメリカ文学学者の自己啓発書解説書と書評で知り読んでみた。

    この手の学術書は、新書とは逆の意味で書名負けで面白くない本もあるが、面白いし、きちんと調べられており、著者ならではの考えもわかり、視野が広がったと思う。

    コーチングなど、そう言われると自己啓発書だなというような気づきも多く、某ベストセラーがリストラの選別品というような驚きのエピソードもあった。

    研究者ならではの視点がいい方にアクセントになっていると感じられた、自己啓発中毒者や胡散臭いと思っている人、両方にオススメの一冊。

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    2024年05月09日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    自己啓発本は嫌いではない。むしろ、読んだ数からすると、好きと認定されるはず。
    自己啓発本が好きだと公言することに後ろめたさを感じてきた。この本でその理由がわかった気がする。
    著者による自己啓発本の分類、案内によって、頭の中が整理された。もうこれ以上、自己啓発本を読む必要がなくなったと思ったのは、読直後だけ。
    翌日にはやたらと自己啓発本を読みたくなっていた。思った以上に自己啓発本が好きなんだな、きっと。

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    2024年05月01日
  • ハーレクイン・ロマンス

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    ハーレクイン・ロマンスについての、おそらく唯一の入門書。その起源を18世紀の書簡体小説『パミラ』に求めたり、コラムで『高慢と偏見』との関係を論じたり、フェミニズムとの論争とその意外な結末に触れたりというように、英文学者である筆者の本領が発揮されている。とても面白く、新書ならでは。

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    2020年04月18日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    そんなつもりはなかったのだが、自分はこんなに自己啓発本にはまって読んでいたのか!!と気がついた。そしてこの本を読んで笑ったり怒ったりしているうちに、なぜ私がこんなに自己啓発本を読んでいたのか、が納得できるようになっていった。

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    2025年10月15日
  • ゼロから始める 無敵のレポート・論文術

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    良い本だった。
    レポートはいくつも書いてきた。
    卒業が見えてきている今、もっと早く読みたかった。
    具体的かつ、納得できる内容だと思う。

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    2025年09月04日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    自己啓発本の学術書(?)みたいだが
    程よくくだけた文体で書かれているため読みやすい
    有名な自己啓発本の紹介も分かりやすい

    『「すべては運命だから受け容れなさい」という教え(宗教)に反発した人々の”工夫”が自己啓発の根源であり、自己啓発の本質は革新主義的(模範的態度や積極的思考で未来を切り開け!)なのだ』
    と自分は解釈した

    本書では始まりから今に至るまでの様々な自己啓発本が紹介されており、自己啓発本入門として最適な一冊ではないだろうか

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    2025年07月26日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    知的エリートや読書家からは低く見られがちな自己啓発本。だが世の中のサラリーマンによく読まれ、ベストセラーも多数存在する。
    私も自己啓発本とされる本を何冊も読んだが、けっこう面白かった。中には名著というべきものもある。
    その自己啓発本のルーツは、18世紀末のアメリカにあるという。建国の父フランクリンの自伝がそれにあたり、自助努力の大切さを訴える、「自助努力系自己啓発本」は、その後連綿と続く。『7つの習慣』はその系譜につらなる。
    もう一つ大きな流れがあり、『引き寄せ系自己啓発本』と呼ばれる。ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』が原点。その肝は、「人間が心の中で願う事は、全て実現する」と

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    2025年05月24日
  • ゼロから始める 無敵のレポート・論文術

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    これ1冊読めば論文が書ける、というものではないです。とはいえ、なにから書けば良いのか、どう書き始めればいいのか、と筆が進まない人にはお薦めできます。
    なにより、著者のゼミ生の卒論が実例として紹介されているのが良いです。こう直せばいいのか、と納得できるので、その点の学びが大きいと思います。

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    2025年05月19日
  • ゼロから始める 無敵のレポート・論文術

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    (戸田山本型の)たいへん優れたガイド。ただしこのレベルの話をするなら、剽窃の問題は1章使って書いてほしかった。あ、『アメリカをネタに卒論を書こう!』って本の新書化か。

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    2025年04月22日
  • ゼロから始める 無敵のレポート・論文術

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    ネタバレ

     第5章あたりまでは、今までの文章読本とは一味違う良さが感じられる。また、コーヒーブレイクで紹介されている卒業論文も、確かに「笑いが取れる」「突っ込みどころがある」事例ばかりである。補講で展開されるプロの文学研究に関する解説も参考になる。
     本書は、とても分かりやすい批評の文章のためのガイドブックになっている。
     ただ、第6~8章の作法の部分が、それほど目新しさが感じられない。この部分はなくても良いのではと感じてしまう。第9章の注に関する説明は、なるほどと感じる部分も多いのだが。
     むろん、このような感想を持つのは、文章の書き方本ではなく、創造的な論文作成のための本を期待する一読者としての偏っ

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    2025年04月14日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    「学問のススメ」は日本の最初期自己啓発書

    カテゴライズして流れを見るって面白い。

    無宗教になればなるほど、自己啓発書が売れる気がする。

    努力系と引き寄せ系の中間はなんだろ。松岡修造か?

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    2025年04月08日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    ・積読チャンネルで出会いバリューブックスのポイントで購入。思えば私は良く自己啓発本も読んでいるなと思い、その理由の深い所まで分かるかもしれない思い購入。
    ・私には良い本だった。
    ・他のレビューを見て自己啓発本を「好き」と「嫌い(苦手)」の人がこの本を手にしているのも興味深かった。読後感想も賛否あるのも面白い。

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    2025年03月15日
  • 大学教授が解説 自己啓発の必読ランキング60 自己啓発書を思想として読む

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    自己啓発本の傑作60冊がカテゴリー毎に紹介されていました。
    要点がシンプルにまとめられていて参考になりました。
    イアン・スティーブンソン「前世を記憶する子どもたち」で "前世での業が今生に引き継がれるのであれば、今生での行いが来世に引き継がれるということにもなる。" と書かれていました。
    人生のどの時点かを気にせず、新しいことをする際のモチベーションになりそうだと思いました。

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    2025年03月13日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    めちゃ面白かった!『学問のすゝめ』は確かに自己啓発本ね。自己啓発本がアホみたいに売れるのは日米くらいだそうで、それはそれで良い社会の証明。ただ、会社が自己啓発本を勧めてきたら警戒すべし。
    一点ウーンという箇所があった。サッカー系自己啓発本はダンディズムを説き、野球系は組織論を説く…というのは違うんじゃないかと。サッカー系は主に選手が書き、野球系は監督ってだけでは? サッカーは選手ほど監督の一般社会での知名度がそんなに高くないだろうし…黒田さんの『勝つ、ではなく、負けない。』は組織論として面白かったよ

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    2024年12月11日
  • アメリカは自己啓発本でできている

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    自己啓発本のルーツ、3つ。
    努力して成功する、自伝系
    願えば全て叶う、引き寄せ系
    ポジティブシンキング
    アメリカの歴史から必然的に生まれてきた系統の解説が面白い。

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    2024年11月04日