津田のレビュー一覧

  • きみの存在を意識する
    結論
    いろんな人がいて
    いろんな考え方があるってこと。

    印象が良くない人でも
    話してみれば意外といい人かもしれない。

    様々な視点から
    その人を見てみることが大切。

    見た目や行動で
    判断してはいけない。
  • きみの存在を意識する
    あなたは、「きみ」の存在を意識しているだろうか

    読むのが苦手なひすい。書くことが苦手な心桜。女にも男にも分られたくない理幹。養育里親の養子となった拓真。過食ぎみの小晴。化学物質過敏症の留美名……。周囲から理解されにくい困りごとを抱えた中学生たちの苦しみと希望を描く連作短編集。あなた自身の中にも、あ...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    スクールカースト、過敏症、ディスグラフィア、里親制度、性同一性障害、様々な問題が詰め込まれた1冊だった。学校は、多様な中学生が、同じ時間を過ごす一番人間関係が難しい場所。この本を読んで共感できる登場人物がいれば、孤独が少しラクになるかも。
  • きみの存在を意識する
    読んでいて自分の心にも刺さる台詞や状況が描写されていて、もっと多くの人に読んでほしい作品だと感じた。

    人と違うと、自分は間違っているのかと不安になるけど、時には自分の考えを貫くことも大切だと思った。

    自分の価値観だけで物事や人を判断してしまいがちだが、相手の話をしっかりと聞くべきだと思った。

    ...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    自分の感覚や考え方だけだといろんなことが見えなくなるんだな。
    生きにくさや、困りごと…。
    一人ひとりが何かの困りごとがあるのかもしれない。

    私自身も、この中の登場人物と重なる部分を持っている。
    読みたい本がなかなか読めなくて、
    気持ちや集中が散り散りになって、
    漢字もなかなか覚えられないし、
    時間...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    書かれていることが、出てくる子たちが、とてもリアル。中学生って自分のことがだんだんわかってくる時期だと思う。でも狭い世界にいると、人と違うことは「変」だって、「普通」じゃないって思われる。
    違うことを受け入れること、理解することは難しいかもしれないけれど、そうできる人になれたらいい。
  • きみの存在を意識する
    多様化大切‼️
    大人が子供の事を少しでも、理解をしてくれれば、悩みも減るんだろうなーと思う


    男でも、女でも性別やもろもろで否定する義務は、ナイト思うなぁー
  • きみの存在を意識する
    配慮の必要な子供たち。
    理解しようと思わなければ、
    寄り添う事は難しい。
    学校の対応は、いつも保守的で、
    考えさせられる。
  • きみの存在を意識する
    5人の中学2年生の目を通して描く連作短編集。
    たぶんディスレクシアで、読むことがとても苦手な、でもそれを正面切って認めたり、周囲に配慮を求めたりするのはいやな、ひすい。そのひすいと同じクラスで、女子だけれど体が大きくさばさばしていて男子と間違えられがちな理幹(りき)。字を書くことが極端に苦手で、ひす...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    読字障害の疑いがあるひすい、性別に分けられることに違和感を感じている理幹、漢字を書くのが苦手な心桜、両親と死別しひすいの両親の養子となった拓真、大人の期待に応えたい過食気味の賀川、化学物質過敏症で教室に行けなくなった留美名。

    この本には、彼らのような生きづらさを抱えた中学生達が登場する。

    その中...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    本を読むことが苦手でディスレクシアのグレーゾーンにいる子、字を書くことに違和感を持つ子、自分を女にも男にも分けられたくない子、過敏症で教室に行けない子、親と死別し養育里親の養子となった子、大人の期待に応えたくて過食気味になる子など、「みんな」と違う子がその違いに対峙していく連作短編集。

    「みんな」...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    養子になった異性の弟は同級生。ディスレクシア、摂食障害、文字が書けない学習障害、化学物質過敏症等等。見かけからはわからない悩みを皆が抱えていて、一人悩む中学生達。
    助けのヒントをくれる大人、子どもを自分の作品と言う親、思い通りに矯正しようとする先生、支えてくれる先生、こちらも様々。

    子供目線で書か...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    学生時代に感じていた先生からの自分本位な言葉、教室のいづらさ、逃げ場所、この本を読んで思い出しました。
    言葉では表せない自分の心の中のもやもやを、他の誰かも感じたことがあるのかも、と思うと、そういう人と出会ってみたいと、少しワクワクしました。
    少し極端な表現がある気がしましたが、それも個人が感じ取る...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    物語自体は大きな盛り上がりもなく、割とサラッと進んでいきます。
    登場人物たちの抱える課題、それに対する本人たちの考え方、周りの見方などが詳細に描かれている作品です。
    中学生や高校生、お子さんのいる方々、学校関係者など多くの人に読んでもらいたい作品です。
  • きみの存在を意識する
    タイトルは恋愛小説?となるけど、
    内容はまったく違います。
    ヤングアダルトのジャンルだけど、これは大人も読むべき。

    登場人物が抱える悩みは多種多様。
    「読む」ことができない子、
    「書く」ことができない子、
    男でもなく女でもない真ん中のあの子、
    養子縁組でほかの家族のなかで悩む子、
    親の期待に応えた...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    感情の動きが細かく描写されていて、引き込まれて読み進めてしまう本でした。
    内容は、自身について悩んだり悩みに立ち向かったりしながら日々をおくる中学生の登場人物たちの、それぞれの語りによる連作です。たとえばディスグラフィアやディスクレシアの傾向があったり、生い立ちに悩みがあったり。本人の向き合い方や周...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    面白かったです
    所々嫌いなわけではないができないところやサボってるわけでなくできないなどといったことがある子たちの短編集なので読みやすいです
    孤児や臭い、本を読むのが遅い、字が雑になってしまう、大人の期待に応えたいなどといったことのある子からの目線なので難しかったです
  • きみの存在を意識する
    中1の娘曰く「この人の物語は曇ってる」…確かに明るくて楽しいストーリーではないけれど、私はある意味とても現代のリアルを切り取っているように思えたし、瑞々しさすら感じた
    語り手が変わると同じ出来事が全く違う現象に見えてくる
    それが「相手の立場になって」ということなんだろう
    人に分かってもらうのは難しい...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    両親と、同学年で3ヶ月違いの養弟と暮らすひすいの、新中学2年の担任教師は、個人が読んだ本と感想を書いた「読書カード」を掲示し、班ごとに冊数を競う方針を掲げた。彼女は、本そのものや読み聞かせは好きだったが読むことは苦手で、なかなかカードが出せず焦っていた。ところが、同じクラスの入来理幹は、プライバシー...続きを読む
  • きみの存在を意識する
    生きることや勉強することに困難を抱えていたり、自分のアイデンティティを模索したりしている中学生達のお話。
    現代の子ども達の身近にある問題について、本人の気持ちだけでなく、周りの人達の視点でも考えることが出来る。

    ドラマや小説、教科書で、ディスレクシア、LGBT、アレルギーなどの話が出てくると、自分...続きを読む