橘川幸夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2016年11月29日。 著者は橘川幸夫。
1972年にロック雑誌「ロッキング・オン」を創刊した4人のうちの1人が、創刊からの10年を中心に書いた本。
ぼくは1994年から2001年くらいまで「ロッキング・オン」をとても熱心に読んでいたので、その歴史が知りたくて読んでみました。
大学生が集まって始めた雑誌なのだが、試行錯誤しながら軌道に乗せていくまでの展開が面白い。 淡々として文章なので盛り上がりに欠けるのだが、それそれはめんどくさくなくていい。 これ映画化したら面白いと思います。
編集長である渋谷陽一が、大卒の銀行家の息子で、目白のお屋敷が実家とか全然ロックじゃないのが笑えた。 ボン -
Posted by ブクログ
シフトマケーティングというおもしろい考え方をしていた。
「大人らしい」「子供らしい」
「男らしい」「女らしい」という言葉が、
入り交じり、境界のないモノに変化してきている。
現代の進行によって変化し、崩壊しはじめている。
そしてそれぞれが
「自分らしさ」「本当のライブ感」を求めている。
居酒屋にたむろする「おやじギャル」の存在は、
大きな変化の徴候である。
「仕事につかれ、上司の愚痴を言い、
手軽に飲める場所を選ぶ。
スポーツドリンクをのみ、競馬新聞をよむなど」
キャリアウーマンというきれいな言葉でなく、
リアルなおやじに似たギャル。
時代の変遷
○生産システムの復興
ひたすらもの -
Posted by ブクログ
ネタバレ1950年代生まれのロックな筆者が凝り固まった頭を目覚めさせるパンチを繰り出してきた!みたいな本である。
筆者の経歴がまず良い意味でおかしい。音楽投稿雑誌「ロッキング・オン」を仲間3人と創刊、パソコン通信時代は草の根BBSを運用、NIFTY-ServeのFMEDIAのシスオペ、その後はインターネットに活動を移し、コンサルティング、教育等を行っている。最近の活動だと参加型トークライブ・フェス「未来フェス」の発起人。
とにかく文章がうまい。読ませる。そして内容も地に足がつきつつも突飛。たいていの人が一面からしか見ていないとすると、その反対側を的確に見つけてそこを深堀りしていくという視座が非常 -
Posted by ブクログ
気軽にモチベーションを高めるためにはすごくいいと思います。文字デカくて読みやすいし。その分お得感は全くないですが。
何かこうクズを救済するプログラムの方が個人的にはぐっとくるタチなので、こういう俺サクセス系の本はあんまり琴線に触れないのですけど、言ってることはぐうの音も出ないほど正論なので手元に置いといて、自分がブレてる時に読んでみるのがいいんじゃないでしょうかね。
ちょっと引用すると、
簡単に手にはいるものは誰でも手に入るもの、
と言うのが心に残りました。
一方で、これを誤解して無理に複雑にして自分の仕事を守るようにはなりたくないなー、と。
全体的にカッコいい言葉がいっぱいなので