渡瀬裕哉のレビュー一覧
-
民主主義を機能させ政治家に善政競争(減税)をさせるには、何より有権者の努力が必要だということが良くわかる本。
政府の無駄な支出や増税、無意味な規制の増加を抑制するためには常に政治家にプレッシャーをかけ続ける必要があることと、それを実行するための具体的な方法論が、特に地方議会議員への影響力の行使の仕方...続きを読むPosted by ブクログ -
社会の分断を民主主義の成熟から考察した本書。
最も惹かれたのは、政治技術の発達によって分断が深まるという指摘。
他ではあまり見かけない、社会の分断についての考察だから新鮮だった。
確かに、差異それ自体は元々存在してはいるだろう。そこに目を向ける事が出来るようになった事は、成熟と呼べる。
...続きを読むPosted by ブクログ -
■著者が扱っているメインテーマ
上がる一方の税金と規制に苦しむ日本が打つべき手とは?
■筆者が最も伝えたかったメッセージ
選挙ルールを変え、減税・規制廃止を掲げる政治家を増やしていくべき。
■学んだことは何か
政治家の仕事は、増税と規制を作ることが仕事であること。
しかし、その仕事の結果として癒...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカの共和党の減税の施策の実現方法やトランプ政権の政策の施行の内容は良かったと思います。
また、日本のシンクタンクなどの政治の陳情に関してもうなづけるものでした。
個人的に疑問に思ったのは、確かに官僚制には疑問があり、規制などで中抜きが多いのは事実でしょうけど、それをなくせば減税が可能というのは...続きを読むPosted by ブクログ -
民主主義が選挙で成り立つ以上、分断(グルーピング)という名のマーケティングで票を得る闘争になるのは否めないとして(政治家だけでなく閲覧数や広告費で儲けるメディアが拡声器となりSNSがエコーチェンバー起こすことなども)、でも知識人層がこの新たな分断を見つけることに熱中しているとする指摘は、違和感が残っ...続きを読むPosted by ブクログ
-
なるほど… 私の今の問題意識に対して大変示唆に富む内容でした。そうなんですよね… アイデンティティ・ポリティクスの行き過ぎと、それに対抗する形でのナショナリズムの扇動という対立構図。国の生い立ちや社会背景の違いにより細かなところでは全く同じではないですが、大胆に単純化するとアメリカで起きていることも...続きを読むPosted by ブクログ
-
2018年刊行の本ですが、未読でしたので今更ながら読んでみました。
2020年の大統領選の結果が出ているいま読むことで、むしろその前段階の流れ…トランプが寄って立つ支持基盤とその構造、そして外部環境の時間的変化に対してのその構造変化、トランプにとっての重要視点の再整理・再理解の助けに大いになったよう...続きを読むPosted by ブクログ -
今年一月の著作で、アメリカトランプ政権の強みを知るための必要な視点を開設されている
2020年大統領選挙後の世界と日本 “トランプ or バイデン" アメリカの選択と間違えて買ったわけでない
ようやっと読んだからデス(情けなさは同じです)
およそ動画やtwitterで示された内容や主張が同じである...続きを読むPosted by ブクログ -
日本のメディアはトランプ大統領の正しい情報を流していないとのこと。
動画をいくつか見て、この本を読んだ結果、トランプさんの再選を望みます。
アメリカは好きではないが、民主党がかったら日本は今よりやられると思う。まだまだ勉強中。Posted by ブクログ -
国際政治アナリストでありIT企業の取締役の著者。日本経済を復活させるため、減税と規制撤廃の必要性とそのための方法を主張している。
読み進めているとだんだん気分が悪くなってくる。主義主張には賛同できる部分も多くあるが、「利権にしがみつく者」を単純に敵と決めつけてだんだん言葉使いも下品になってくるのが...続きを読むPosted by ブクログ -
「アイデンティティの分断」と昨今よく耳にする言説を、選挙マーケティングビジネスの観点から解説。あまり目にしない切り口で興味深かった。
なるほど確かに、アイデンティティの「分断」は「発見」され、「問題」にされ、押し付けられる。そして選挙の対立軸が生まれ、私たちは気付かずに動員される。しかし分断自体は...続きを読むPosted by ブクログ -
少々過激?大袈裟だなと思う書き方ではあるが、トランプと永田町の政治の進め方のちがいや、規制と税金の関係など、新しい見方を得ることができた。
ただ、日本にアメリカ流トランプ流が受け入れられるかというと、生産年齢人口が多いアメリカと違い、高齢化が進む日本では、補助の手厚い高福祉への期待が高まっているよう...続きを読むPosted by ブクログ -
毎年恒例のGWの部屋の片付けで発掘された本です。この本は令和2年1月(コロナショック前)に書かれた本なので、その内容は含まれていないものの「世界のどんでん返しが始まる2020年!」という帯に書かれたコピーに惹かれて購入しました。読み終わったは、まだ中国での感染の情報も入っていない頃です。
メディア...続きを読むPosted by ブクログ -
トランプ大統領の当選やBrexitなど、近年の欧米における選挙マーケティングについて、詳しく考察されており非常に興味深い。筆者の経験が踏まえられており、記述に説得力がある。
一方、後半の仮想通貨に関する記述は、表面的な説明が冗長的に繰り返されており、取ってつけたような印象。Posted by ブクログ -
一見中立を目指して書かれているが、遠回しな偏見がかしこに見られる。政治を説く本はそう言った傾向があるが、渡部先生や遠藤先生といった一流の著者の書籍と比べると至極幼稚である。シンクタンクに関する記述はなるほどと思わせられる部分もあるが、どこかで聞いたような話の延長でしかない。若い著者には期待していたが...続きを読む