渡瀬裕哉のレビュー一覧

  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    民主主義を機能させ政治家に善政競争(減税)をさせるには、何より有権者の努力が必要だということが良くわかる本。
    政府の無駄な支出や増税、無意味な規制の増加を抑制するためには常に政治家にプレッシャーをかけ続ける必要があることと、それを実行するための具体的な方法論が、特に地方議会議員への影響力の行使の仕方を通じてよく説明されている。
    これからは国政選挙だけでなく地方議会にも注目し、関与していく必要があると感じた。

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    2021年11月07日
  • なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

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     社会の分断を民主主義の成熟から考察した本書。

     最も惹かれたのは、政治技術の発達によって分断が深まるという指摘。
     他ではあまり見かけない、社会の分断についての考察だから新鮮だった。

     確かに、差異それ自体は元々存在してはいるだろう。そこに目を向ける事が出来るようになった事は、成熟と呼べる。
     しかし、その差異の中にはあまりに極端であったり極々少数、または賛否の分かれるものもあるだろう。それに光を当てる、当てられるようになった結果、分断が深まるのはある意味自然の流れのようも思えた。

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    2021年05月20日
  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    ■著者が扱っているメインテーマ
    上がる一方の税金と規制に苦しむ日本が打つべき手とは?

    ■筆者が最も伝えたかったメッセージ
    選挙ルールを変え、減税・規制廃止を掲げる政治家を増やしていくべき。

    ■学んだことは何か
    政治家の仕事は、増税と規制を作ることが仕事であること。
    しかし、その仕事の結果として癒着や天下りなど悪式習慣
    を生んでしまっているのも事実あるので、
    有権者から選ばれたものとして、そこは変えるべきだと
    言える政治家の数が増えていってほしいと感じた。

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    2021年03月07日
  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    アメリカの共和党の減税の施策の実現方法やトランプ政権の政策の施行の内容は良かったと思います。
    また、日本のシンクタンクなどの政治の陳情に関してもうなづけるものでした。
    個人的に疑問に思ったのは、確かに官僚制には疑問があり、規制などで中抜きが多いのは事実でしょうけど、それをなくせば減税が可能というのは根拠が薄いように思いました。

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    2021年01月10日
  • なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

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    ネタバレ

    民主主義が選挙で成り立つ以上、分断(グルーピング)という名のマーケティングで票を得る闘争になるのは否めないとして(政治家だけでなく閲覧数や広告費で儲けるメディアが拡声器となりSNSがエコーチェンバー起こすことなども)、でも知識人層がこの新たな分断を見つけることに熱中しているとする指摘は、違和感が残った(米国知識人の発言を日常的にウォッチしてないけど)。

    知識人らが新たな断絶を発見し、政治家が声高にその亀裂を指摘(あるいは焚き付けて)し、メディアがその分断の裂け目を深く広くしていく流れだ。こうしてグルーピングされた人数が選挙の得票数となる。

    このように社会的合意を見いだせなくなっていけば民主

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    2020年12月20日
  • なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

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    なるほど… 私の今の問題意識に対して大変示唆に富む内容でした。そうなんですよね… アイデンティティ・ポリティクスの行き過ぎと、それに対抗する形でのナショナリズムの扇動という対立構図。国の生い立ちや社会背景の違いにより細かなところでは全く同じではないですが、大胆に単純化するとアメリカで起きていることも、欧州の多くの国で起きていることも、この図式に要約されますね… で、外からの「レッテル貼り」によってアイデンティティが押し付けられてしまっているという「作られるアイデンティティ」の経緯。
    先に読んだ『アフター・リベラル』では「歴史認識」を(そのような「外からのアイデンティティ形成の)一つの軸として取

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    2020年11月19日
  • 日本人の知らないトランプ再選のシナリオ 奇妙な権力基盤を読み解く

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    2018年刊行の本ですが、未読でしたので今更ながら読んでみました。
    2020年の大統領選の結果が出ているいま読むことで、むしろその前段階の流れ…トランプが寄って立つ支持基盤とその構造、そして外部環境の時間的変化に対してのその構造変化、トランプにとっての重要視点の再整理・再理解の助けに大いになったように感じる。

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    2020年11月13日
  • メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本

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    ネタバレ

    今年一月の著作で、アメリカトランプ政権の強みを知るための必要な視点を開設されている
    2020年大統領選挙後の世界と日本 “トランプ or バイデン" アメリカの選択と間違えて買ったわけでない
    ようやっと読んだからデス(情けなさは同じです)

    およそ動画やtwitterで示された内容や主張が同じである(当然)経験を振り返り読んだわけだが、内容に祖語が無い
    予測や予言と言いたくないが、著作をなぞり世界が動く
    しかし次の大統領再選は厳しそうだ
    トランプの強みである経済がふっとんだが、昨今の選挙戦はアイデンティティ政治に馴染んだ有権者の投票行動は「経済政策成功」した政治家だけを選ぶわけではな

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    2020年09月27日
  • メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本

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    ネタバレ

    日本のメディアはトランプ大統領の正しい情報を流していないとのこと。
    動画をいくつか見て、この本を読んだ結果、トランプさんの再選を望みます。
    アメリカは好きではないが、民主党がかったら日本は今よりやられると思う。まだまだ勉強中。

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    2020年01月24日
  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    2025.02.15
    時代が著者の主張に追いつきあるのか?
    あるサイトではこの本について酷評なされている。減税と規制緩和、それはそうなんだろうけど少し議論の進め方は例示が適切でないため粗雑に受け止められる可能性がある。主張を成立させるための例示って難しいんだな。

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    2025年02月15日
  • 社会的嘘の終わりと新しい自由 2030年代の日本をどう生きるか

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    おかしな人かと思ったら、割とちゃんとした内容だった。
    ポリコレ権威主義を規定、自由な社会とはどうあるべきか、その上で個人が自律して生きるために必要な立ち位置や能力、考え方など。
    個人的には概ね同意。意見が合わない人にとっても考え方は共通する。

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    2024年12月13日
  • 儲かる!米国政治学

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    アメリカ政治専門書を新書として分かりやすく説明している感じ。
    このアメリカ政治の動きを読めることが、株式投資の知識として役に立つのかな。
    そうした知識を掻い摘んで提供してくれる。
    本書の文体は硬派なので、読みやすいかどうかは人により割れると思います。
    内容は非常にいいと思います。
    特に「行政協定」とは何かについて、勉強になりました。

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    2024年11月20日
  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    国際政治アナリストでありIT企業の取締役の著者。日本経済を復活させるため、減税と規制撤廃の必要性とそのための方法を主張している。

    読み進めているとだんだん気分が悪くなってくる。主義主張には賛同できる部分も多くあるが、「利権にしがみつく者」を単純に敵と決めつけてだんだん言葉使いも下品になってくるのが残念。その主張には分断と対立を煽る姿勢が見える。

    結構良いことも言っているし、規制の裏に利権ありの構造も理解できるが、著者は「相手の言い分を聞かず、議論が平行線になるタイプ」な感じを受けた。

    これらを差し引いても、トランプ前大統領が作ったという「法律を1つ作るなら廃止する法律を2つ差し出す」とい

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    2023年11月29日
  • なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

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    「アイデンティティの分断」と昨今よく耳にする言説を、選挙マーケティングビジネスの観点から解説。あまり目にしない切り口で興味深かった。

    なるほど確かに、アイデンティティの「分断」は「発見」され、「問題」にされ、押し付けられる。そして選挙の対立軸が生まれ、私たちは気付かずに動員される。しかし分断自体は悪いものではないと筆者は説く。それは私たちにより多くの選択肢を提示することをも意味するからだ。しかし、私たちが与えられたレッテルを無批判に受け入れると、選挙ビジネスの手の内で踊らされることになる。リベラル層・保守層から分断の物語が提示される中で、自らのアイデンティティをしなやかに選択していくことが大

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    2021年09月12日
  • 税金下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~

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    ネタバレ

    少々過激?大袈裟だなと思う書き方ではあるが、トランプと永田町の政治の進め方のちがいや、規制と税金の関係など、新しい見方を得ることができた。
    ただ、日本にアメリカ流トランプ流が受け入れられるかというと、生産年齢人口が多いアメリカと違い、高齢化が進む日本では、補助の手厚い高福祉への期待が高まっているようなので、筆者の目指す方向へいくのは難しいような気がした。

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    2021年02月14日
  • メディアが絶対に知らない2020年の米国と日本

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    毎年恒例のGWの部屋の片付けで発掘された本です。この本は令和2年1月(コロナショック前)に書かれた本なので、その内容は含まれていないものの「世界のどんでん返しが始まる2020年!」という帯に書かれたコピーに惹かれて購入しました。読み終わったは、まだ中国での感染の情報も入っていない頃です。

    メディアが知らない、というタイトルなので、この本には筆者が独自で得た情報が入っているのかもしれませんが、果たして書いてある通りのことが起きるかどうか不明ですが、コロナショックで、日本での緊急事態宣言も1ヶ月以上延長されることが昨日決まりました。恐らく6月末までこのような状態でしょう、私も含め庶民はもう元どお

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    2020年05月01日
  • なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

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    トランプ大統領の当選やBrexitなど、近年の欧米における選挙マーケティングについて、詳しく考察されており非常に興味深い。筆者の経験が踏まえられており、記述に説得力がある。
    一方、後半の仮想通貨に関する記述は、表面的な説明が冗長的に繰り返されており、取ってつけたような印象。

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    2020年02月16日
  • 2020年大統領選挙後の世界と日本“トランプorバイデン”アメリカの選択

    中立が偏見で自爆。

    一見中立を目指して書かれているが、遠回しな偏見がかしこに見られる。政治を説く本はそう言った傾向があるが、渡部先生や遠藤先生といった一流の著者の書籍と比べると至極幼稚である。シンクタンクに関する記述はなるほどと思わせられる部分もあるが、どこかで聞いたような話の延長でしかない。若い著者には期待していたが、書籍単体の評価としては現状星1が妥当であろう。

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    2020年12月27日