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Posted by ブクログ
なるほど… 私の今の問題意識に対して大変示唆に富む内容でした。そうなんですよね… アイデンティティ・ポリティクスの行き過ぎと、それに対抗する形でのナショナリズムの扇動という対立構図。国の生い立ちや社会背景の違いにより細かなところでは全く同じではないですが、大胆に単純化するとアメリカで起きていることも、欧州の多くの国で起きていることも、この図式に要約されますね… で、外からの「レッテル貼り」によってアイデンティティが押し付けられてしまっているという「作られるアイデンティティ」の経緯。
先に読んだ『アフター・リベラル』では「歴史認識」を(そのような「外からのアイデンティティ形成の)一つの軸として取り上げていたのに対して、こちらの本で著者の渡瀬さんが「通貨」を大きく取り上げていた点もなるほど、と思いました。
Posted by ブクログ
6年ほど前に書かれた本ですが、分断とその煽りの影響力は古くなるどころか、ますます強まっていますね。
この煽りの構造、つまり、分断の種が提起され、政治家、マスコミ、有権者それぞれが分断を再生産し固定化していくという現象の構造がよく分かります。
それは構造上仕方のない事なので、有権者として、市民として、その仕組みを理解した上で情報を受け止め、アイデンティティを作り上げていくことが必要。と、主張。
ただ、これまで政治を商売にして散々分断を煽る側に立って利用してきた筆者が書くのでリアリティがあります。
一方で、それが生業だから、政治商売のためには当たり前、と、正当化するかのように取れる言い方をするのはどうなの?
途中、改心したような事を言ってはいるが…
理解はするが納得しかねるという感じ。
3章は中国の話。これは蛇足でしょう。
タイトルにある民主主義による分断とは別のメカニズムの話なので。
以降は、すみません、正直ピンとこなかったです。
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