星野保のレビュー一覧

  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    ネタバレ

    素晴らしくふまじめなシーナ的文体でおそらくは18~19世紀的な採集旅行を記載する。楽しいが、この家族に心から敬服する。

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    2016年05月30日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    雪腐菌研究者による研究エッセイ。
    最近自分もきのこ探しに興味が出ていたので、菌類を研究する人はこんなふうに菌類を見つけるのだと、「ふむふむ」と思いながら読んだ。
    筆致が軽快で、エッセイとして楽しく読める。

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    2025年02月08日
  • すごいぜ! 菌類

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    菌類と細菌類の違いさえよく分からない状態から読みました。
    最初に生物の分類、それこそウイルスは生物ではないという話から入るので、ありがたかったです。
    遺伝子解析の結果を踏まえたドメインとかスーパーグループといった分類が登場していて、押し入れから掘り出した高校生物の資料集の内容が覆っていることにも、時の流れを感じましたね。

    この本では菌類だけでなく、アメーバや細菌についても触れてくれるので、十把一絡げにしてしまいがちな微生物たちを、切り分けて認識する端緒になりました。

    菌類は、カビ、酵母、キノコというだけでなくて、その中でも個性を持った様々な種類がいるということは、本書の全体で強調されている

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    2023年08月06日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    著者は、常温でパワーを発揮する酵素を生産する、雪腐り菌を探しに、北海道からロシヤへ行き、ロシヤの皆さんとの軋轢を肌で感じ、「五車星の一人フドウ」のごときジャコウウシに遭遇し、南極でなんかを発見して苦労して育てる。
     南極に生息する雪見〇福状の菌の詳細が「既知の菌」だけでとか、科学的な情報が少ない。

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    2018年02月16日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    真面目な菌類研究ではなく,探検記のような感じで,とてもユーモラス.写真やスケッチなど挿入されていて,わかりやすかった.自画自賛なのが面白い.

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    2016年06月29日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    雪腐病菌の研究者の世界辺境での菌採取を中心とした話。雪腐病菌なんか、どうでもいいが、本人が楽しそうでこちらもうれしくなる。

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    2016年01月11日
  • すごいぜ! 菌類

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    菌類の生態について書かれている星野保先生の著作。難しかった。ちくまプリマー新書でなく、某ブルバで出版した方が良いくらい。あるいは私のような無学では到底太刀打ちできないつくりになっている。が、読み進めていけば難易度の低い記述もありそれなりに楽しめた。重金属に耐えうる、毒キノコは美味、など興味深い話題もあった。分解者としての重要な役割を担っている菌類のことを学ぶのに、私にはまだまだ修行が足りないようだ。

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    2023年01月29日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    文章はたいへん読みやすいし面白いので、日頃科学の本を読まない人にも薦めやすい。
    が、難しい科学のトピックを分かりやすく解説してくれる本を期待すると拍子抜け。
    著者が専門とする雪腐病菌の説明が分かりにくいわけではないけれど、これに関してはもう少し写真を増やしたり、手描きでない図を入れたりした方が良かった。
    そうすれば、科学の読み物としても価値が上がったろうに。

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    2017年06月10日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    エッセイとして面白くなくはないんだけど、4割くらいの面白くないギャグが6割くらいの面白いギャグの足を引っ張っている感じ。特に土屋賢二的ギャグがよく外している。
    もうちょっとギャグの数を減らした方が、結果的に面白くなるのではなかろうか。

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    2017年05月14日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    雪腐病菌というマイナーな菌(きのこ)の研究者である著者の星野保氏が、その雪腐病菌を探して、ロシアや北極、果ては南極まで珍道中を繰り広げるという冒険記。こんな菌に情熱を傾ける人たちがいるということ、またそれを許す日本社会に感心した。

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    2016年05月27日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    岩波科学ライブラリーって、「岩波」「科学」という言葉から受ける印象からは結構外れた感じのものがよくあるが、これもそうだ。「雪腐病菌」というおよそ聞き慣れないものの研究者によって書かれている。研究対象もちょっと変わっているが、ご本人も…。ご家族は、岩波から執筆依頼があったことをたいそう不審に思われたそうな。その中で一人、真面目な本なのだと信じ切っていた父上に、著者はまえがきで「ごめん」と謝っている。父上はこれを読んでなんとおっしゃったのだろうか…。

    菌を求めてのロシア行きなどすごくおもしろそうなのに、あっさりしか書かれてないのが残念。もっと長いのを読みたいなあ。ウナギ学者青山潤さんの「にょろり

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    2016年05月18日
  • 菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って

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    ネタバレ

    菌類を研究している筆者がロシアや南極に菌集めに行った体験記。

    最初はそこそこのウけようブログ程度なのかとがっかりしたのですが、だんだん普通の本では見聞できないお話がたくさんでてきて楽しかったです。

    南極の昭和基地の汚水処理棟で発見した菌を苦心して持ち帰る時のドタバタ(?)に菌への愛があふれています。

    未知の世界をちょっとだけのぞいてみたい人に。

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    2016年05月18日