・優れたCEOに共通する行動特性は次の4つ。
①決断する:物事の優先順位を見極め、素早く決断を下す。
②結果を出すために人を動かす:自分の意図を部下にきちんと伝え、相手の心を理解するために質問し、話を聞く。
③絶対的な信頼性:決めたことは常に最後までやり遂げる。
④大胆に適応する:謙虚さを持ち、変化
...続きを読むに素早く適応する。
・リーダーがCEOになるまでの平均期間は24年。しかしCEOへの道は、次の2つの要因によって大きく加速する。
①キャリアの飛躍台で出世を加速させる:
短期間でCEOになった「短スプリンター距離走者」の大半が、重大な職務での成功、リコールの解決など、「キャリアの飛躍台」(トップ・リーダーに一気に近づく転換点)を経験している。
②周囲に注目され、頭角を現す:
短距離走者の約半数が、上司との信頼関係を構築したり、自ら率先して仕事を取ったりすることで、社内での注目を集めている。
・CEOに就任後、成功するには、次のようなことに留意する。
└会社の現状をじっくり調べる。すると、就任前にはわからなかった、隠れていた問題が見つかる場合がある。
└CEOの言動は、ささいなことでも組織中に広がる。よって、社員に否定的な感情は吐き出さず、慎重かつ的確に伝える。
└自社のビジョンと目標の実現に向けて、ゼロベースでチーム作りに取り組む。その際、社外の人間に監視役を頼み、率直な意見をもらうと効果的である。
・私たちが最も敬意を払うタイプのリーダーは「目標を高く掲げ、優れた実績を上げる」リーダーである。