デビー・ボーンスタイン・ホリンスタートのレビュー一覧

  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    4歳の子どもがどのようにしてホロコーストを、そして、戦後を生き延びてきたか、ご本人とその子どもさんの協力によって書かれたノンフィクション。

    何が最善か、見通しを立てることも難しいギリギリの状況の中の選択の数々を、祈るような気持ちで読み進めました。

    どんな残酷な状況の中にあっても人の心はどこかに残っていること。けれど、どのようなきっかけでそのことがわかるかはわからないことが伝わってきました。

    この本が出版されたことと、日本語に翻訳されたこと、その双方に感謝しかありません。この本が、これからもずっと大切に読まれていくことを願います。

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    2025年12月08日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    何度も泣きました。。
    人々が殺戮される描写がリアルです。
    読みやすい文章でした。最後まで読むと希望もあります、途中で怖すぎて辛過ぎて読むのをやめたくなるけど、、でもやめなくてよかった。

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    2025年04月11日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    4歳の子どもでは仕方がないのだが、当時の本人の記憶はほとんどなく一番知りたい部分は僅かでその後日談が大半を占める。その点は残念に思う。人類史上最悪の悪事も最近は否定論者が増加してきており、つくづく人間というのは最低の生き物だ思う。戦時中日本軍もアジア各地で同様の虐殺を行ってきたはずだが、反省のないこの国の国民は隠蔽するどころか記憶から消してしまっている。国の責務としてその悪事の全てを調査し、全世界に明らかにして、国民の総意として反省し謝罪しなければ戦後など来ない。このままではいつまで経っても世界から貶まれる国でいるしかないのかと思う。

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    2025年01月30日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    とても読みやすいが、とてつもなく重たい話だった。ユダヤ人というだけで気まぐれに殺されていく描写。人は人に対してここまで残酷になれるのか。奇跡、運、金、コネに恵まれアウシュヴィッツを生き抜いた4才のマイケル。アウシュヴィッツを出ても幸せにはならない。なぜユダヤ人というだけでこれほど憎まれるのか純粋に分からない。が、読めて良かった。

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    2023年01月20日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    アウシュビッツ関連の本はいろいろ読んだが、この本はその中でもかなり衝撃を受けた本だ。
    主人公が4歳だったこと。
    過酷なアウシュビッツで生き延びたこと。
    その理由が偶然のできごとだったこと。

    この本は「ホロコーストは嘘だ」と主張する人たちへの反論として書かれた。「ホロコーストは嘘だ」と主張する人がいることが私にとっては信じられないことだ。

    一点気になったことは、ジャルキに戻ってきたユダヤ人の大半が著者の親族だったことだ。著者の親族は金持ちが多かったのか? それとも。。。いろいろ考えさせられた。

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    2021年06月14日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    当時の状況がよくわかった。途中読んでいてとてもしんどくなくようなシーンも度々出てきたが、その分アウシュヴィッツから出た後の本の後半部分は感動的だった。
    主人公の父親が絶望の中起こした行動、収容所での母親や祖母の勇気ある行動、ヒルダおばさんの、常に前向きでありなさいという言葉、などから状況が絶望的ななかでも最善のことをして未来を切り拓いていけるんだと希望をもらえた。とても良い本に出会えた。

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    2021年04月03日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    本当に面白かった。

    アウシュビッツで生還した収容者の物語。ホロコーストはなかったとか信じる奴らに対しリアルな経験を物語る。まあでも普通文明人が一つの民族を根絶やしにしようと考えるなんてありえないって考えてもおかしくないよな。事実は小説より奇なり。

    ゲットーの物語、アウシュビッツでの苦痛など現実味が溢れていて、ノンフィクションの惨劇にめまいがする。ユダヤ人嫌い嫌いになるぞ。わずか4歳でアウシュビッツ入りする子供に同情するし、そこで子供を守るために全力を尽くした母と祖母に涙が出る。父は賄賂という方法で同胞を救ったが、言うなればこれは救えない人間を選ぶということでもあるから心が傷んだろうと感じた

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    2021年02月18日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    以前に一度読んだことがあったことを、読み始めてから気がついた。
    ただ、『アウシュビッツの図書係』の後に読んだことで、重なる部分を違う視点で見ることができて、より立体的なユダヤ人迫害像に迫ることができた。
    この本の前半は住んでいた街でのゲットーの始まりからアウシュビッツでの生活に至るまでを描き、後半ではアウシュビッツを出てからの生活を描いている。
    アウシュビッツを出てからの生活についてはあまり読んだことがなかったので、興味深かった。
    また、この本の冒頭で述べられていたように、すでにこの経験から長い年月が経っており、記憶していることが、本当のことなのか、そのように想像していたのか定かではないため、

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    2020年09月09日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

    購入済み

    ホロコースト物が好きで購入しました。残虐な場面がなく安心して読めます。収容所の話は心が痛みますが歴史を知るのは大事ですので。翻訳文も上手だと思いました。

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    2020年05月05日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    テレビで紹介され、興味を持った本(オープニングしか見ていないが)。わずか4歳でアウシュヴィッツを経験した著者が、「ホロコーストは存在しない」と言う言葉を聞いた事が、本書の出版のきっかけとなったという。私自身、小学生の時に読んだ数冊の本でしか知らないその悲劇。でも、実際はアウシュヴィッツの前後にも想像を絶する迫害を受けていた事をこの本で知った。著者の経験した年齢が4歳のため、確実な記憶が少ないとされつつも、奥様、娘さんによる調査や、同じく生還した親類達の証言により、とても生々しく、細かく綴られています。次の世代にも語り継がれるようにと、非常に分かりやすく、物語形式で書かれた本書。著者がこの本に込

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    2018年11月18日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ホロコースト生存者のノンフィクション。
    本物にしかない迫力がある。

    アウシュビッツから解放された後にも
    たくさんの困難があったことが
    興味深い。

    奇跡の物語。

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    2018年07月08日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ネタバレ

    現在起きていることを理解するために、過去に起きたことも知っておきたいとおもう。

    人間は、考えられないくらい残酷なことを、状況によっては簡単にできるようになってしまう。
    アウシュビッツから生還して、良かったねでまだ終われないのは、ナチスだけがユダヤ人を迫害していたわけではないからだし、いったん迫害する側にまわってしまったら、その自分たちを正当化するために、簡単に「まちがってました」とは認められないのもまた人間だからだとおもう。

    傷ついて、身構える、防衛したいとおもう心が行き過ぎれば、それが新たな暴力になる。
    そんな循環を断つのはたぶん〈だいじょうぶ〉という感覚だとおもうのだけれど、全人類がい

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    2026年01月26日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ネタバレ

    ホロコーストに関する本は何冊も読んできているけど、4歳の子どもがアウシュヴィッツで生き残ったという話は聞いたことがないし、信じられない話だと最初は思った
    でもこれは、著者自身の記憶と親族らによる証言を元に書かれたノンフィクションであり、綿密なインタビューと歴史資料によって裏付けられた話だそうだ
    当時4歳だったマイケル少年が母親や祖母と共にアウシュヴィッツで生き延びられたことは、本当に奇跡的な出来事だったに違いない
    彼らはいくつもの幸運と機転によって死を逃れることができた。チフスに罹って入院したことさえも幸運に繋がったのだから

    かれらはホロコーストを生き延び、生き残った親族たちと再会し、その後

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    2025年07月28日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ユダヤ人の主人公ボーンスタイは、4歳の時に「死の収容所」と呼ばれるアウシュヴィッツから奇跡的に生還した。過去を語ることを避けていたが、ホロコースト否定論者たちに幼少期の写真が使われていると知り、証言を残そうと決意する。本書は、彼の断片的な記憶を、家族・親戚の証言や歴史資料で補強しながら、一つの物語として展開していく。

    彼はナチス支配下のポーランドのゲットーで誕生した。父がユダヤ人社会の有力者であったことから、当初は収容を免れていたが、終戦近くに収容所に移送された。子どもや女性たちが移送後すぐに命を奪われる中、祖母が彼を守り抜き、奇跡が重なったことで命をつなぐことになる。

    戦争の意味さえ知ら

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    2021年05月25日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    1940年にドイツ占領下のポーランドに生まれたマイケルは、家族の愛を一身に受けながら成長するも、状況は悪化し、わずか4歳でアウシュビッツに送られた。
    労働力にならない子供や老人は真っ先に殺されていったなかで、彼は6ヶ月後、奇跡的に生還を果たした。運もさることながら、母親や祖母、まわりの大人たちの、必死な努力での生還。
    幼子の目に映った収容所でのむごい出来事、生還できたとはいえ、そのすさまじい体験は一生背負って生きることとなる。
    今年もまた、もうすぐ敗戦の記念日がやってくる。
    余所事とか、他人事ではなく、ひとりひとりが考えていただきたい。

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    2019年08月11日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    アウシュビッツ関連の本は小中学生のときに読み漁ったが、収容所からの生還後の話を書いているものがなかったので、当時の惨状に驚いた。
    少し文体が読みにくかったが、読む価値はあると思う。

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    2021年07月11日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    ネタバレ

    アウシュビッツを生き抜いた、というだけでなく、その後が長く描かれているのがとても興味深かった。
    自分たちの家を奪われたり、故郷に戻っても差別が続いたり、ホロコーストから帰還したからといって彼らの生活がすぐに好転したわけではなく長く不遇の時代が続いたことが切々と伝わってきた。
    そして何より母は強い。絶対に生き抜いて、子供を探し出してみせるという信念を貫いていた。

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    2019年02月07日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    時々、戦争関係の本を読んだり、知識を入れたりする必要があるな、と思う

    それにしても「水から茹でた蛙は飛び出せない」という言葉を思い出す

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    2018年11月27日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    もう10年前くらいにアウシュビッツの強制収容所を訪れたことがある。有名なArbeit macht frei の看板も見たし、大量のユダヤ人の髪の毛とかシューズの山の展示物も見たことがある。
    どこか他人事になっちゃうけど、当時4歳の子どもが体験した経験としてはあまりにも悲惨。周りの家族、大人たちの執念と奇跡によって生き延びることができた、無事でほんと良かったあって思った。
    アウシュビッツからの生還がクライマックスかと思ったらその後の再起の物語と戦後にもはびこるユダヤ人差別の実情が暗澹とした気持ちと希望に燃える輝かしさを感じ取れて寧ろ後半わくわく読み進めることができた。
    しかし、家族の別れと再会の

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    2018年11月18日
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

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    アウシュヴィッツを奇跡的に生き抜いたマイケル。戦後、同じく生き抜いた母親と移住した米国で結婚したが、長くアウシュヴィッツのことは語らなかった。しかし、上映されていた映画のドキュメンタリー部分にアウシュヴィッツから解放された自分を見て驚く。そして、ネットで検索するとその写真はすぐに見つかり、その子どもたちの健康そうな姿に、アウシュヴィッツはユダヤ人のでっち上げだ、という書き込みまで見つけてしまう。その写真は、アウシュヴィッツを解放したソ連軍が、数日後に記録のためにもう一度解放時の服装をさせて撮ったもので、連合軍の手厚い保護のおかげで健康を取り戻した後の写真だったのだ。マイケルは、娘のデビーの協力

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    2018年06月11日