デビー・ボーンスタイン・ホリンスタートのレビュー一覧

  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    とても読みやすいが、とてつもなく重たい話だった。ユダヤ人というだけで気まぐれに殺されていく描写。人は人に対してここまで残酷になれるのか。奇跡、運、金、コネに恵まれアウシュヴィッツを生き抜いた4才のマイケル。アウシュヴィッツを出ても幸せにはならない。なぜユダヤ人というだけでこれほど憎まれるのか純粋に分...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    アウシュビッツ関連の本はいろいろ読んだが、この本はその中でもかなり衝撃を受けた本だ。
    主人公が4歳だったこと。
    過酷なアウシュビッツで生き延びたこと。
    その理由が偶然のできごとだったこと。

    この本は「ホロコーストは嘘だ」と主張する人たちへの反論として書かれた。「ホロコーストは嘘だ」と主張する人がい...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    当時の状況がよくわかった。途中読んでいてとてもしんどくなくようなシーンも度々出てきたが、その分アウシュヴィッツから出た後の本の後半部分は感動的だった。
    主人公の父親が絶望の中起こした行動、収容所での母親や祖母の勇気ある行動、ヒルダおばさんの、常に前向きでありなさいという言葉、などから状況が絶望的なな...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    本当に面白かった。

    アウシュビッツで生還した収容者の物語。ホロコーストはなかったとか信じる奴らに対しリアルな経験を物語る。まあでも普通文明人が一つの民族を根絶やしにしようと考えるなんてありえないって考えてもおかしくないよな。事実は小説より奇なり。

    ゲットーの物語、アウシュビッツでの苦痛など現実味...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    以前に一度読んだことがあったことを、読み始めてから気がついた。
    ただ、『アウシュビッツの図書係』の後に読んだことで、重なる部分を違う視点で見ることができて、より立体的なユダヤ人迫害像に迫ることができた。
    この本の前半は住んでいた街でのゲットーの始まりからアウシュビッツでの生活に至るまでを描き、後半で...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    ホロコースト物が好きで購入しました。残虐な場面がなく安心して読めます。収容所の話は心が痛みますが歴史を知るのは大事ですので。翻訳文も上手だと思いました。
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    テレビで紹介され、興味を持った本(オープニングしか見ていないが)。わずか4歳でアウシュヴィッツを経験した著者が、「ホロコーストは存在しない」と言う言葉を聞いた事が、本書の出版のきっかけとなったという。私自身、小学生の時に読んだ数冊の本でしか知らないその悲劇。でも、実際はアウシュヴィッツの前後にも想像...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    ホロコースト生存者のノンフィクション。
    本物にしかない迫力がある。

    アウシュビッツから解放された後にも
    たくさんの困難があったことが
    興味深い。

    奇跡の物語。
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    ユダヤ人の主人公ボーンスタイは、4歳の時に「死の収容所」と呼ばれるアウシュヴィッツから奇跡的に生還した。過去を語ることを避けていたが、ホロコースト否定論者たちに幼少期の写真が使われていると知り、証言を残そうと決意する。本書は、彼の断片的な記憶を、家族・親戚の証言や歴史資料で補強しながら、一つの物語と...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    1940年にドイツ占領下のポーランドに生まれたマイケルは、家族の愛を一身に受けながら成長するも、状況は悪化し、わずか4歳でアウシュビッツに送られた。
    労働力にならない子供や老人は真っ先に殺されていったなかで、彼は6ヶ月後、奇跡的に生還を果たした。運もさることながら、母親や祖母、まわりの大人たちの、必...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    アウシュビッツ関連の本は小中学生のときに読み漁ったが、収容所からの生還後の話を書いているものがなかったので、当時の惨状に驚いた。
    少し文体が読みにくかったが、読む価値はあると思う。
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    アウシュビッツを生き抜いた、というだけでなく、その後が長く描かれているのがとても興味深かった。
    自分たちの家を奪われたり、故郷に戻っても差別が続いたり、ホロコーストから帰還したからといって彼らの生活がすぐに好転したわけではなく長く不遇の時代が続いたことが切々と伝わってきた。
    そして何より母は強い。絶...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    時々、戦争関係の本を読んだり、知識を入れたりする必要があるな、と思う

    それにしても「水から茹でた蛙は飛び出せない」という言葉を思い出す
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    もう10年前くらいにアウシュビッツの強制収容所を訪れたことがある。有名なArbeit macht frei の看板も見たし、大量のユダヤ人の髪の毛とかシューズの山の展示物も見たことがある。
    どこか他人事になっちゃうけど、当時4歳の子どもが体験した経験としてはあまりにも悲惨。周りの家族、大人たちの執念...続きを読む
  • 4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した
    アウシュヴィッツを奇跡的に生き抜いたマイケル。戦後、同じく生き抜いた母親と移住した米国で結婚したが、長くアウシュヴィッツのことは語らなかった。しかし、上映されていた映画のドキュメンタリー部分にアウシュヴィッツから解放された自分を見て驚く。そして、ネットで検索するとその写真はすぐに見つかり、その子ども...続きを読む