小林昌平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
哲学の入門には丁度いいのかもだけど、「哲学」というものに「深み」を期待していた自分には少しイマイチだった。
現代の悩みを何世紀も前から存在する哲学と照らし合わせて解決して行く内容だが、その「悩み」がありきたりすぎたこと、現代なら誰しもが1度は考え得るであろう考え方で解決してるため、新しい発見があまりなかった。
ただ、それほど現代では当たり前になっている考え方が昔からすると、革新的な考え方であったのかもしれないと考えると、人類の進歩を感じられる。
内容としては様々な引用もあったり、手が凝っている感じはあった。
実存主義、構造主義についてもう少し深掘ってみようと思う。 -
Posted by ブクログ
人生に悩みは尽きない。過去の人間たちも悩み尽くして答えを求めて生きてきた。今生き延びるために、先人たちの知恵を少し借りようという本。
古今東西の哲学者たちの考えが要約されてるので哲学入門にとても良い。推薦図書と巻末の参考文献がとてもありがたい…。もっと詳しく知りたくなったらここから辿れば良い。
個人的にはハンナ・アーレントの話が切ない。哲学を持ってしてもどうしようもないこともある(そもそも哲学はその人個人の思考なわけで矛盾が生じるのも仕方ないと思うけど)
あとやっぱり仏教哲学は完成度が本当に高い。仏教の教えが1番好きかな〜。
各お悩みに対して納得のいく答えがどうかは何とも言えないが、過去に