広木大地のレビュー一覧

  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    ■感想
    ソフトウェアを作っていると色々と曖昧なもの・ことに出くわすが、それらを「不確実性」として説明しており、自身の経験と照らし合わせても納得できる論が多いと感じた。

    ■参考になったこと
    ・エンジニアリングは不確実性を減少させる活動
    ・不確実性=①目的不確実性、②方法不確実性、③通信不確実性
    ・行動は外部から観察可能、状態は観察不可能。「考える」は行動、「悩む」は状態
    ・プロジェクトマネジメントとプロダクトマネジメントの違い(目的と対処すべき不確実性が異なる)

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    2023年11月26日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    不確実性マネジメントについて拾い読みした。学びはあったが、出典が明記されていないため著者の意見と一般的な話の見分けがつかないこと、他の文献を読んでの学習が難しいことがマイナス。

    スケジュールの最善ケースと最悪ケースの幅が、スケジュール不確実性である。このスケジュール幅を可視化して効率よく削減していくことが重要。最後になって初めて幅が大きいと分かるのが最悪。

    多点見積もりから求められる不安量=見積もり偏差が大きいタスクから順に問題解決することで、スケジュール不安を早期に減らすことができる。

    不安量の大きいタスクを、不安量の小さいタスクに分解することで、不安量を減らしたり、不安部分のみを切り

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    2023年10月13日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    エンジニアリングと経営の両面から、組織がどのように利益や目標を追求すべきか/できるかを説いている。数的モデルも登場し、説得力があるように感じた

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    2023年01月05日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    エンジニアリングの組織において生産性を高めたいので、読みました。エンジニアリングは不確実性を減少させる活動であるという定義はしっくりきました。ソフトウェアの開発は不確実性が最大の状態から、情報を積み上げてそれを削減していく。計画についても、間に合わせるではなく、完了予定を確定させていく、という考え方。アジャイルをするではなくアジャイルになる。ちゃんと計画・設計し、かつ仕様変更に対して俊敏に適応する。それでいて意思決定は遅らせる。プロジェクトにおいて不確実性の観点で優先順位を見極め、よいタイミングで確定させていく。そのためには、実績をもって見積り、計画を立てる。

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    2022年08月16日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    組織における情報の透明性、
    開発における見積りの不確実性を解決しようとしたときに、
    どういうことを考えていけばいいのか、
    最初の一歩の踏み出し方を教えてくれる本な気がしました。

    どの章でも、どの問題でも、
    まずは何がわかっていて、何がわかっていないのか、
    無知の知ではないが、わかっていないことを知ることを基礎としている気がします。

    組織のマネージメントを考えたときに、
    この本を読むことで知識の整理、行動の促進、自身の立ち位置の把握と、
    振り返りを生むことが多い本だと思いました。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ●「エンジニアリング」とは一体何でしょうか。
    (中略)
    私たちは、自

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    2020年12月13日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    エンジニアリング、組織、開発手法、アーキテクチャに関する様々な問題、現代の考え方をまとめている本です。

    具体的な手法が載っているわけではなく、「こうして軋轢・不和が起こる」「なぜそれが起こるのか」「解決されるために取り入れる考え方」ということを、これでもかというくらい詳しく紹介しています。

    とにかく話題が豊富で、それぞれの用語や考え方をひたすら掘り下げているので、あくまで「納得する」ための本であって、これを有効に活用して具体的に…というものではありません。

    ・いいところ
    現代のシステム開発に関わる考え方を、(著者の考える)背景も含めて理解することができます。
    説明もかなり平易で、スラスラ

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    2024年07月03日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    全く予想してなかった思ったよりアカデミック寄りでした。でも全てを不確実性と向き合うためと考えるのはとても腑に落ちる。やはりマーケット不安重視のプロダクト向き組織とスケジュール不安重視のプロジェクト向きに組織での差が納得できた。興味があるセクションとあまり参考にならないセクションの差が激しかったものの読んで良かった。参考になった。

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    2018年12月31日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    「エンジニアリング組織論への招待: 不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」 広木大地 ★★★★☆

    前半は非常に面白かった。後半はすこしキツかったかな。
    「アジャイル VS ウォーターホール」という図式自体が違うということは、目から鱗が落ちる思いだった。
    アジャイルは方法論ではなく、状態なのだ、その状態を作るのが「経験主義」や「仮説思考」。まずやってみて、わからないことを減らすこと。
    チームリーダーの諸君に読んでいただきたい一冊。
    #引用
    ・わたしたちは「わからない」もの(「未来」と「他人」)に向き合うことを避けてしまうという習性がある。
    ・「わからない」ということは、それだけで自分

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    2023年10月27日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    何だかエッセイだなという感じ。

    アジャイルなチーム、学習するチーム、組織力学などエンジニアが取り巻く不確実性にどのように挑むかが述べてある。
    数式で語っているところもあれば、なんだか出典がよく分からない図(筆者の図解?)で説明されている所もあり、説得力が上がったり下がったりして読みにくい。

    考えの根底に貫いていることはなんとなくエンジニアには伝わる本だと思うんだけどなぁ。

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    2023年09月25日
  • エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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    様々な課題や感情が絡み合って、もつれた問題に対して、さまざまな理論を引用しながら、カテゴライズ、細分化して解きほぐし、解決可能な課題にしていく。個人個人の課題解決から、チーム、プロセス、組織の課題解決ヘと発展させていく。
    知らなかった概念が数多く登場し、分かりやすく解説されているが、ちょっと盛り込みすぎて、断片的なイメージだったり、行間を読み解けないところがあって消化不良な感じ。特に中盤から後半にかけての、アジャイルや技術的な負債に関する洞察は、別の書籍に任せた方が良さそうかな。

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    2021年07月23日