牧野武則のレビュー一覧

首都圏大震災

牧野武則

この本は南海トラフではなく相模トラフ地震について書かれたものです。前半は地震の起きるメカニズムとか観測方法や量子コンピュータを使っての解析方法とか、専門用語が飛び交いとにかくむずかったです。後半は地震発生日のＸディを特定し、被害をいかに抑え込み、復旧をどうするかという事に焦点を充てていて、フイクションながらリアリティに溢れていました。地震学者完全監修、「東京都心を含む首都圏全滅」と言う煽り文句が凄い。昔読んだ「日本沈没」とはまた違った衝撃でした。

首都圏大震災

牧野武則

パニック系小説ではなく、
様々な分野からシュミレートされた小説。

首都圏に政治、経済などが一極集中していると
いざ東京が災害にあった時、
本当に太刀打ちいかなくなるだろうなぁと納得。

どんなに備えども憂いは残るけれど
国を担う人たちは ここまで大きく物事を見て判断しなければいけないのか…。