私たちの目は、毛様体筋という筋肉が水晶体の厚みを調節することによって、ピントを合わせてものを見ています。
私は患者さんの様々な症状を見ていくうちに、毛様体筋の緊張が蓄積した眼精疲労に悩んでいる方が多いことに気づきました。これは、近年パソコンやスマートフォンを長時間使って目を酷使する人が増えているためです。
眼精疲労は手術で治療するものではありません。私はツボ押しを治療に取り入れるために東洋学的な治療法を学びました。実際にツボ押しを行ってみると眼精疲労にとても有効であることがわかりました。眼精疲労は目の周りの筋肉の疲労で一時的に血流が滞っている状態なので1〜3回の治療で改善されることがほとんどです。
セルフチェック
あなたの目の不調はどれ？
思い当たる症状をチェックしてみましょう
読書やパソコンの操作を寝転がってすることがある（→29ページへ）
首や肩のコリが辛い（→111ページへ）
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ツボ押しで近視の進行を防ぐ、ツボの他にも食生活や生活習慣を見直す
眉頭のくぼんだところを中指
眉尻のくぼんだところを人差し指
ひとみの垂直かで頬骨の淵の少し下のくぼんだところを親指
耳たぶを引っ張る
3秒ずつ、左右ともに5回
視力回復を促す DHA
ブリ、イワシ、サバ、サンマ、鮭、いくら、うなぎ
パソコンを使う時は明るさと姿勢に注意、目を休ませる時間を作る
パソコンは50cm以上、スマートフォンは30cm以上離して画面を見るのが理想、1時間に5分程度は休憩をとる。休憩時間には近視に効果のあるツボを押したり、目から30cmと3mの位置にある目標物を5〜10秒おきに交互に見る遠近ウォッチングをしたりして、毛様体筋の緊張ほぐす
視界を暗くする
目は光に弱いものです。それほど強くない光だと思っていても、実は実には大きな負担がかかっています。サングラスをかけたり、帽子をかぶったりして、視界を暗めにするようにしましょう
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眼瞼下垂による筋肉の負荷が肩に伝わる、毛様体筋の緊張で首や肩の血行が悪くなる
疲れ目や眼精疲労によるストレスで自律神経が乱れると、首の外側にある胸鎖乳突筋という太い筋肉が硬くなります。目が原因となって起こる首や肩のコリを解消するためには、胸鎖乳突筋のこわばりをほぐすことが必要です。
鎖骨の中央あたり少し上にあるくぼみを人差し指
鎖骨乳突筋の後方のくぼみを親指で押さえたまま、耳の付け根にあるくぼみいや髪の生え際の少し上、後頭部の骨の付け根のくぼみを人差し指
ビタミン C
キュウイ、グリーンピース、ピーマン、ゆず、いちご、芽キャベツ
目を温めると血行が良くなり、緊張した毛様筋肉のこりが緩んでいく。バイオラバーアイマスク
音楽を聴くと目が良くなる
ショパンのノクターン第2番変ホ長調
