アーノルド・ベネットのレビュー一覧
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本書は、時間を有効に活用する時間術についてのエッセイである。
正直、時間術について学ぼうと思えば、得られるものは少なかった。ネットや本で見たことある内容ばかりだったように感じた。
しかし、格言にしたいフレーズはいくつか見つけることができた。
【集中力がなければ──言い換えれば、脳に何を考えるかを命じ、命じたとおりにさせる力がなければ──本当の意味で人生を生きることなど不可能だ。(7章より)】
集中力を生み出すための方法は、自身が集中できる所作や環境作りをすることだと思う。結局、これらの行為は自分の脳を操ることであり、ひいては自分が望む人生を生きることにつながることだと、再認識させられた。
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Posted by ブクログ
時間の使い方次第で幸福になれるよという内容。時間の使い方ノウハウというよりは
人生を豊かにする知恵が書かれていました。
共感できた箇所を少しご紹介します。
・人よ汝を知れ
自分の限界を知り、性格を知り、心を知り
どんな人生を送りたいかを知るということ
人は頭で考えて行動しているつもりでも、実際理性は意外に働いていない。かなり本能的に生きている。
・原因と結果を常に把握すること
どうしてそうかるかがわかれば、人生は面白くなる
・物知り顔の気取り屋
自分は人より知識を持っているかのように振る舞う人間にはならないこと
現代は効率化進み、自分の自由な時間を生み出すことができる時代になったのに -
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Posted by ブクログ
・仕事の前後時間を1日のop.edと捉えるのはもったいないと確かに思った。
・一般的にマイナスな事象が起きても、その事象をマイナスだと捉えているのは自分の感情であるというのは納得したし少し共感した。年齢的にも、全ての感情をコントロールして動じないようにするのは難しいしデメリットもあるはずだが、マイナスな感情になって無気力になるのは勿体無いので負の感情はコントロールできるようにしていきたい。
海外著者ということもあり、日本人にはわからないものの例えやジョークに近い表現が多く、一つの名詞を、和訳者が数十文字使って説明しているので読みにくかった。
(説明がなければより読みにくく難しいのであろうが -
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副題の「賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ」、山口周さんの推薦文「人生を変えたければ習慣を変えろ!」に魅かれて購入。読後の感想は“え、もう終わり?”というのが正直なところ。
第1章 思索を重ねる人ほど幸せになれる
第3章 「古典」をどう読み、どう生かすか
などは腹落ちした。ただ本書でいちばん共感したのは第4章 自分を磨きあげる文章術の日記についての記載。
「日記をつけ始めるのに、正当な理由はただ一つしかない。楽しいから日記をつけ始めるということだ。また、日記をつけ続ける理由もただひとつ、続けるのが楽しいということである(p183)」
blogで日記をつけるようになって16年 -
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ネタバレ大学時代の友人に渡部昇一かぶれの男がいて、私も以下のような彼の著者(主に翻訳本)を読んだことがある。
.G.ハマトン『知的生活』下谷和幸共訳 講談社、1979年 のち学術文庫、三笠書房
ウエイン・W・ダイアー『自分の時代 80年代・知的独立の生涯構想』三笠書房 1980年 のち知的生き方文庫 ほか新版(以下も)
アレキシス・カレル『人間-この未知なるもの』三笠書房 1980年 のち度々新版、知的生き方文庫
さて、本書は20世紀英国小説の傑作の「二人の女の物語」でも有名なアーノルド・ベネットが書いた実用書。
こんな魅力的なフレーズが続く。
「朝、目覚める。すると不思議なことに、あなたの財布には -
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1900年初期に出版されたとても古い本の和訳本で、とてもサクッと読める本。
本書は、『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』と題しつつも、
「幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにあると悟ることによって、幸福を自分のものとしているのだ」
といった具合に、人生の生き方や考え方の教訓本となっており、そのために、自分を見つめ、振り返り、思考をコントロールする時間は大切だと書かれている。
読む人によっては、「時間」というテーマから離れてると思うけど、自分にとっては所々人生のヒントとなる部分が書かれていた。 -
Posted by ブクログ
30代管理職なりたてです。
職場の先輩に勧められて購入しました。
先輩曰く、2024年に読んだビジネス書の中で一番タメになったと。
さてここから私の感想です。
まず、本自体は薄く、余白も多いので読みやすいです。翻訳本は難しいものも多いですが、本書は読みやすいと思います。短い通勤時間で3-4日で読めました。
本が書かれた時代背景は、1900年前半イギリスです。
時間は、身分性別年齢に関わらず、みな平等だし金で買えるものではない。
24時間をどう生きるか、過ごすか?人生を豊かにするヒントや教訓が得られます。
◯備忘録としてメモを残しておきます。
この世に退屈なことなどない。知的好奇心に溢れて -
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Posted by ブクログ
1日24時間でどう生きるか
この問いの答えを求める者は、既に人生を味わってるものであるということ。さらに味わいたい、もっとやるべきことがあるのではないかという欲求は、ある程度精神的に成熟した人たちに共通するという。
自分で自分の時間をコントロールする
すなわち、自分の意思、行動をコントロールするということは多くの犠牲と努力の覚悟が必要である。
始めるのは容易い。ただ始めればいい。それをいかに継続させるかが覚悟ということである。
結論!!
人生とは好奇心であり、好奇心を満たすということは、「ものをわかる心を持つ」ということである。
この世の全ては「原因と結果の法則」に基づいており、原因