アーノルド・ベネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、時間を有効に活用する時間術についてのエッセイである。
正直、時間術について学ぼうと思えば、得られるものは少なかった。ネットや本で見たことある内容ばかりだったように感じた。
しかし、格言にしたいフレーズはいくつか見つけることができた。
【集中力がなければ──言い換えれば、脳に何を考えるかを命じ、命じたとおりにさせる力がなければ──本当の意味で人生を生きることなど不可能だ。(7章より)】
集中力を生み出すための方法は、自身が集中できる所作や環境作りをすることだと思う。結局、これらの行為は自分の脳を操ることであり、ひいては自分が望む人生を生きることにつながることだと、再認識させられた。
【自分の時間を全活用しようという取り組みを始める際に、扱うのは自分の時間であって、他人の時間ではない(12章より)】
自分の時間を有効に活用しようとする過程で、まだ時間の重要性に気づけてない他人を見下すことに、筆者は危惧を抱いている。自分は自分。他人は他人。
ちなみに、本書は100pちょいで約900円。割高である。しかし、解説とセットで読むとしたら、余裕でお釣りが返ってくる。それぐらい、河合祥一郎氏の解説が良かった。
具体的には、筆者の思想の下地となっているストア派の哲学思想を解説している。そして、時間に関するシェークスピアの格言を載せている。
さらに、本文中に引用された未邦訳のハズリットの詩に関するエッセイを訳してくれている。
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Posted by ブクログ
時間の使い方次第で幸福になれるよという内容。時間の使い方ノウハウというよりは
人生を豊かにする知恵が書かれていました。
共感できた箇所を少しご紹介します。
・人よ汝を知れ
自分の限界を知り、性格を知り、心を知り
どんな人生を送りたいかを知るということ
人は頭で考えて行動しているつもりでも、実際理性は意外に働いていない。かなり本能的に生きている。
・原因と結果を常に把握すること
どうしてそうかるかがわかれば、人生は面白くなる
・物知り顔の気取り屋
自分は人より知識を持っているかのように振る舞う人間にはならないこと
現代は効率化進み、自分の自由な時間を生み出すことができる時代になったのにも関わらず、
やらなきゃいけないことは後まわしにして、手軽に楽しめるSNSやゲームで費やしている。
仕事に追われ時間がない。
忙しいのは事実でも、より効率がいい仕事をするためには休養も必要だと思う。
あの時もっとこうしていれば良かったと後悔する人生にしない為に生きていきたいと思いました。
この本の欠点としては洋書で時代背景が違うので癖があり、読みにくいと感じるところもある。
解説を読んで、解釈できる文章もある。
途中でシェイクスピアを絶賛し始める。笑
ただ、この時代にお金より時間が大事だよという内容を本にしていることが凄いと思いました。そして、あとがきも含め125ページという薄い本。
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Posted by ブクログ
1920年に出版された本書は時間術の名著(?)とのこと。
現代でも読まれるほどには時間という風化にも耐えるくらいには強度がある本なのかな。
とはいえ、自分はこの作家がイギリスを代表する作家と言われてもあまりピンと来なかったので、これが名著なのかどうなのかはどうもわからないのだが……。
本書で書かれている内容も、今読むとどこかで聞いたことあるようなものだったりする。それは当然そうなのかもしれない。これはこの当時だったら新鮮に受け止められたのか、それともこういった考えはもっと昔からあるくらいには当たり前として受け入れられてたのか気になったりした。
特に現代では仕事から帰ってきたら自宅でスマホ触って終わるなんてことも珍しくはないので、改めて時間について考えたり、その時間を使って何か勉強したいとかそういう人は読んでみるのはいいかも。
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Posted by ブクログ
ネタバレ本編は全体の半分を少し過ぎたあたりで終わり、その後に翻訳者による解説や、文中で紹介されていた『詩一般について』の概要が続いていた。さらに、『詩一般について』の最後で触れられていた「セルマの歌」の夏目漱石による訳、そして最後にはシェイクスピアの名言が掲載されていた。
夏目漱石の訳は何が書かれているのかほとんど理解できず、最後まで読み通すだけの忍耐力は自分にはなかった。一方で、最後に載っていたシェイクスピアの名言には「なるほど」と思わされるものが多く、素直に共感できた。
肝心の本編については、翻訳者による文章だからか、言い回しに少し独特さを感じる部分があった。また、書かれている内容自体も、特別目新しいというよりは、他の本でも似たようなことが述べられているように感じたため、あえてこの本を読む必要性はそこまで強くは感じなかった。
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Posted by ブクログ
「時間を作り、やるべきことをやれ」がメインメッセージであると受け取った。
時間に対するフレームをイメージしやすく再構築してくれるおかげで、「確かにこれくらいは時間が使えそう」という気持ちにさせてくれる。
「思い立ったらすぐやること」「最初は失敗せぬよう小さくはじめ、成功体験を積むこと」など、「これから何かを始めたいんだ」と思っている人が喜ぶ教えが散りばめられており、奮起したいときに読むのはいいなと思った。
一方で100年前の本でもあるので「現代に置き換えたときには結構難しい」というのが本音でもある。そもそも労働時間が8時間に収まる仕事なんて多くない。著者が冒頭論じている、「一定の収入を得ている『不滅の魂を向上させたい』と思っている人」はそれなりに仕事に一生懸命だ。そんな人たちが、仕事そこそこで定時で切り上げ他の活動に打ち込むことは想像しづらい。故に用意できる時間もだいぶ限られる。
さらに、消費されるのは時間だけではない。「18時までの仕事で精魂尽き果てることはない」と著者は論じていたが、私の場合しっかり尽き果てる。充実感はないが、尽き果てた感だけが残る。「じゃあ無理じゃん」とベネットも呆れた顔をしている気がする。
問題なのは、「充実感をもたらさない仕事に精魂尽き果てるまで付き合っていること」なのだと改めて気付かされる。そんな自分にベネットが放つ「自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だということなのである。」というフレーズが突き刺さる。
天秤の片方に載っているのが「充実した人生」なのであれば、あぁだこうだ言ってられないな、と思った。 -
Posted by ブクログ
・仕事の前後時間を1日のop.edと捉えるのはもったいないと確かに思った。
・一般的にマイナスな事象が起きても、その事象をマイナスだと捉えているのは自分の感情であるというのは納得したし少し共感した。年齢的にも、全ての感情をコントロールして動じないようにするのは難しいしデメリットもあるはずだが、マイナスな感情になって無気力になるのは勿体無いので負の感情はコントロールできるようにしていきたい。
海外著者ということもあり、日本人にはわからないものの例えやジョークに近い表現が多く、一つの名詞を、和訳者が数十文字使って説明しているので読みにくかった。
(説明がなければより読みにくく難しいのであろうが)
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Posted by ブクログ
副題の「賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ」、山口周さんの推薦文「人生を変えたければ習慣を変えろ!」に魅かれて購入。読後の感想は“え、もう終わり?”というのが正直なところ。
第1章 思索を重ねる人ほど幸せになれる
第3章 「古典」をどう読み、どう生かすか
などは腹落ちした。ただ本書でいちばん共感したのは第4章 自分を磨きあげる文章術の日記についての記載。
「日記をつけ始めるのに、正当な理由はただ一つしかない。楽しいから日記をつけ始めるということだ。また、日記をつけ続ける理由もただひとつ、続けるのが楽しいということである(p183)」
blogで日記をつけるようになって16年。楽しいから続いてるんだなと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学時代の友人に渡部昇一かぶれの男がいて、私も以下のような彼の著者(主に翻訳本)を読んだことがある。
.G.ハマトン『知的生活』下谷和幸共訳 講談社、1979年 のち学術文庫、三笠書房
ウエイン・W・ダイアー『自分の時代 80年代・知的独立の生涯構想』三笠書房 1980年 のち知的生き方文庫 ほか新版(以下も)
アレキシス・カレル『人間-この未知なるもの』三笠書房 1980年 のち度々新版、知的生き方文庫
さて、本書は20世紀英国小説の傑作の「二人の女の物語」でも有名なアーノルド・ベネットが書いた実用書。
こんな魅力的なフレーズが続く。
「朝、目覚める。すると不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている」
「《時間がある》ということは、実は毎日奇跡が起こっているようなものである」
「幸福とは肉体的、精神的快樂を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにある」
「自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは無意味な人生だ」
そして、具体的にこう提案する。
「まず、週3回の夜の90分を一週間の全時間の中で最も重要な時間になるようにしなければならない」
貧富に関係なく誰でも平等な24時間を、惰性で過ごす時間ではなく、将来自分を成長させる目的をもった90分として活用すれば、どんな使い方でも良い。何よりも大事なのは、とにかく始めること。 -
Posted by ブクログ
1900年初期に出版されたとても古い本の和訳本で、とてもサクッと読める本。
本書は、『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』と題しつつも、
「幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにあると悟ることによって、幸福を自分のものとしているのだ」
といった具合に、人生の生き方や考え方の教訓本となっており、そのために、自分を見つめ、振り返り、思考をコントロールする時間は大切だと書かれている。
読む人によっては、「時間」というテーマから離れてると思うけど、自分にとっては所々人生のヒントとなる部分が書かれていた。