薄井シンシアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
50代に入り、たいしてキャリアのない自分を省みつつ職場を変えることを決断したときに出会った一冊。
シンシアさんの激動のキャリアに感服するばかりだが、ただただ上り坂を順調に登っていったのではなく、時には挫折し自信をなくしながらも築き上げたポジションなのだとわかって親近感をおぼえた。
人生は非常にシンプルなはず。ややこしくしてしまっているのは、自分自身なのだ。
目の前のことに一生懸命取り組むこと。
自分でしっかり考え、設計してやりぬくこと。
そうすれば、失敗はあっても後悔のない人生を歩むことができるのではないか、と。
わたしも自分で人生の舵をとって堂々と歩んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
育児、家事、キャリアの板挟みに戸惑っていたとき、友人に勧められて手に取った。
育児も家事もキャリアである、と著者は言い切る。
専業主婦としてのキャリアに胸を張ろう、と。
専業主婦時代の糧を生かし、賃金を得る仕事を始めるよう50代女性たちに勧める本だった。
育児も家事もキャリアとは、思ってもみなかった。
衝撃だった。
自分は産休、育休の間、決して手を抜いていたつもりはなかった。
しかしもし著者に「キャリアと言えるか」と問われたら、「いいえ、のんべんだらりとその日暮らしをしていました」と言ってしまう。
なぜなら、時間制限なく「なんとなく主婦」をしていて、短時間で最大効果をあげようと努力できて -
Posted by ブクログ
NHKドラマ「主婦かつ!」の放映が始まったころ、原案本だからと手に取りました。自らの体験をもとに「専業主婦、もっともっとできるよ」とエールを送る著者の姿に、いきなり撃沈。私はとうていこの人のようにできそうもないという、自分に対する残念な思いにとらわれてしまいました。
家人が出かけてせいせいしてから、さて、何からしましょうか?などと考える趣味家事族はおよびでないのです。シンシアさんをそのまま真似して、家事の合理化、ワークライフバランス、主婦業のキャリア化他に対処することはできなさそうだけれども、もう少し読み進めたい、参考にして自分自身のケースについて考え始めたいと思わせる本です。さて、残り半分 -
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まず、この本を手に取ったのは、少なからず私の中に「専業主婦を脱して社会に出たい」という気持ちがあったからだ。
この本を読めば私も働くということに近づけるのでは、と。
しかし、中身は想像を絶していて、何度も苦しくなり、本を閉じてしまうことがあった。
なぜなら、私の過ごしている専業主婦という時間と、著者の過ごしていた専業主婦としての時間は天と地ほどの差があると思い知らされたからだ。
専業主婦をキャリアとして捉え、家庭は社会、一つのことを徹底的に学び生かし、勉強し続ける、PTAやボランティアに関わり、人脈を広げ、生活や見た目、健康をしっかり管理し維持する、そしてどんな仕事にも全力に取り組む。
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転勤族の旦那さんと、それに帯同する形で五カ国を経験した著者と、その娘紗良さんの会話や子との向き合い方が書かれている本です。
基本姿勢として、子供が望むことは何でも経験させてあげています。例えば、習い事はやりたいと言えば経験させてあげ、辞めたければすぐどうぞ、といってあげたり。
お風呂に入りたくないなら入らずにいるとどうなるかを経験させたり(結果、頭が痒くなって自ら入りたくなるオチ)、転勤についていくのが嫌!(今の学校でやるべきことを全うしてから転校する!)という希望にも寄り添ってあげたり、、
失敗をしても自分で責任を取らせる事、転ばぬ先の杖として親が存在するのではなく、失敗をしたらどうなる -
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妊娠中で、これからのキャリアのこと、人生のこと迷っている時期だったため、手に取った本。
筆者が30歳で出産、17年間専業主婦をやったあと50代から本格的なキャリアを築いていったこと、挫折や鬱なども繰り返しながら現在にいたる過程を記した本。
印象的なのは、「現実をしっかり見つめる」「強みではなく弱みをしる」
夢を高らかに唄い、ポジティブマインドが成功を引き寄せる、とする本も多い中で、非常に現実的な本。
わたしも子供が生まれたらまた価値観が変わってキャリアより専業主婦になり子育てを優先したくなるかもしれない。
いやいや、やっぱりキャリアと子育ては絶対に両立したいと思うかもしれない。
どんなふ -
Posted by ブクログ
薄井シンシアさんの「専業主婦-」を読み
薄井さんの子育てを知りたくなって手に取った。
著者の強さは
•的確な現状認識、目標設定、期間を決めてやり切る力
•自分のやっていることを肯定できる強さ
•努力が報われてきた経験
にあると思う。
本書を読み、著者の子育てはこれらを子供に備えさせるようにしているように感じた。
著者が基本としていたことは
•1人の人間として尊重する
•子供を観察する
•子育ては手を替え品を替え
1人の人として尊重する、即ち必ず子供に意思決定をさせる(ように見せかける)ことによって、自分を肯定できる強さを身に付けさせた。
子供を観察し、子供の努力を的確に評価してきた。
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Posted by ブクログ
平凡な主婦が育児終了後に頑張ってる話かと思いきや、シンシアさんは思考が産まれながらにワーキングウーマン。
専業主婦を始める時点で、専業主婦をキャリアと捉えてる人がどれだけいる?専業主婦にしても、その後就職してからも、『このままでは終わらない。次のステップへ!』というバイタリティがあちこちから滲み出ており、スタートの時点で心構えが違いすぎるがゆえ、タイトルに惹かれて本書を手に取った平凡な(あえてこう書く)専業主婦は『私とは違うわ…』とそっ閉じしてしまうかもしれないと思った。
私自身は兼業主婦だが、まだ育児中の身。
今後のキャリアについて、仕事との向き合い方について、再考のきっかけとなりそうな本 -
Posted by ブクログ
子育てにおいてアイデアを生み出すことがすごく大事な気がした。
その子を良く観察して、その子に合ったタイミングややり方を工夫するアイデア。
難しいけど、親も挑戦を続ける必要がある。
親も学びをたやさないこと。
○リスト化の話の中で、
私の中のリスト化といえば、todoリストのイメージが大きかったけれど、物事に対しての感じ方、捉え方をリスト化するということも手段としてありだなと思った。自分の思いを書き出すことはとても大事な行為だと思う。
○お小遣い制の話しもとても参考になった。今後手段の一つとして考えたい。
この本を読んで長女にはしてあげれていることが次女、三女にはできていないことがある気が