藤井純一のレビュー一覧
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バイエルン始まり、大阪経由、北海道で花開く。
一言でまとめるとこういうことだろうか。
日本のスポーツ界でプロ野球とJリーグの社長を社長を務めた唯一の男、藤井純一。
斉藤佑樹を引き当てた男、「持っている」社長としての方が有名かもしれない。
2012年に最初の読んだ一冊がこれで良かった。
こういう人物が増えれば日本のスポーツ界の未来が明るくなると思えた。
藤井純一氏の特筆すべきところは、ひょっとするとスポーツの門外漢だった事もしれない。
本人曰く、
「球技はもともと苦手で、サッカーに関しても野球に関しても、知識はほとんどなかった」
ただし逆境に燃える優秀なビジネスマンだった。
そしてここがポイ -
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意外や意外、かなり詳しく日ハムファイターズの経営戦略、そして、球団経営の仕組みが紹介されています。
ベンチマークのひとつとして参考に。
さて、本日(16年6月19日)のさんまのまんまのゲストは、中畑清。彼が、ソフトバンクホークス(そして孫さん)は、別格と表現してました。強さもしかり、その強さを支える球団マネジメントしかりなんでしょう。
(備忘)
・ビジョンの設定
・グループ間異動
・事業主契約の切り替え
・権限明確化(全権、口出ししない)
・クレド
・プレミアムチケット(無料チケットの縮小)
・ファン層を画一化しない工夫
・スポンサー収入、スポンサーケア(スポンサー企業同士の仲介、同行営 -
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元C大阪社長、元日本ハム球団社長という、日本のメジャーなスポーツ団体の社長を務めた藤井氏が、スポーツビジネスの観点から、どのような努力をしたかをまとめている本。
日本ハムファイターズが本拠地移転やいかに北海道での営業をしてきたかの事例が多いが、元々はサッカーのバイエルン・ミュンヘンの視察で見たアイディアを生かしていたり、いろいろな形でスポーツ・ビジネスをビジネスとして成功させるための工夫をしている。
内容は、スポーツビジネスとは何か、試合収入、放映権収入、スポンサー収入、マーチャンダイジング収入、IT戦略、地域密着についての7章であり非常に論理的にまとまっていると思う。
スポーツビジネス -
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「スポーツビジネスとは、他のビジネスと何ら変わりがない」という、セレッソ大阪を立ち上げ、北海道日本ハムファイターズを率いてきた筆者の気づきが、この本の背骨です。しかし、「他のビジネスも、スポーツビジネスから学ぶことはいっぱいある」という感想を持ちました。すごいシンプルで実践的なスポーツビジネスの教科書ですが、自分にとっては今のビジネスの教科書でした。チームとフロントが一体化すること、スタッフが縦割りにならないこと、顧客との絆を強めること、スポンサーと長い関係を築くこと、地域社会と共生すること…出来そうで出来ないことを自前で実現していく様子に勇気がもらえます。これは、ブランドコミュニティの生成そ
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小笠原、岡島、糸井、ダル、稀哲、どんなに選手が抜けても強い秘密は?
球団の特色を「育成型」と定めたことによります。選手の特性をあぶり出し、強み、才能を発見するプログラムを作成し(2億円を投下!)それに従って選手を伸ばす。
元1軍の選手が2軍に吹きだまることもない。監督も選手の強みがわかっているから同じ起用法をとる。だから監督が変わっても球団の強さが変わらない。
ブログやFacebookで何度か書きましたが、大谷君、日ハムを選んで大正解だったと思います。その前の菅野も本当は日ハムに来るべきだったでしょう。原監督も永遠に監督でいるわけでもなく…
おカネをかけて選手を取るのではなく -
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ネタバレハンカチ王子・斎藤佑樹をドラフトのくじで引き当てたことで有名になった元ファイターズ球団社長の藤井純一氏が自らの球団経営についてまとめた本。
この藤井氏、ファイターズの球団社長になる前にはJリーグのセレッソ大阪の球団社長も務めた人物でセレッソ、ファイターズでの球団経営の話は非常に興味深いものでした。
ファイターズが常に優勝争いができるチームになったのは藤井氏の功績が大きいのだと思いました。特に選手評価のシステムを作るにあたって、セレッソ社長時代に視察に行ったブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンの手法を取り入れたというところが興味深かったです。
そんな藤井氏も元々は親会社の日本ハムからの出向者。 -
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ネタバレチェック項目14箇所。”ビジョン”がスタッフの間で共有されると、スタッフの力が結集され、まるで一点突破するような力強さが、組織にもたらされます。あとで「何で手伝ってくれたの」と聞くと「私営業部にいましたから、営業がいかに大変かを知っているからです」との答えでした、このとき、私は配置転換すると、同僚の気持ちを理解でき、助け合う組織をつくり出すことができると思いました。ある球団は、選手の登用やトレード、コーチ陣の任命すべてを一人の監督が行っていたようです、その監督は「勝つことが最大のファンサービスだ」と公言していたようですが、では勝てないときはどうするのでしょうか、そのチーム運営方針には疑問を感じ
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ネタバレ北海道日本ハムファイターズの前社長、藤井純一氏と言えば、あの斎藤佑樹投手をドラフトで引き当てたことで一躍有名となりました。
藤井氏は日本ハム株式会社の営業マンとしてキャリアをスタートさせます。藤井氏と言えば、ファイターズの社長、というイメージですが、実はそれ以前に、日本ハム株式会社がスポンサーを務めるJリーグのセレッソ大阪というチームの社長も務められていました。セレッソ大阪というチームができる以前から既に大阪にあったガンバ大阪というチームといかに差別化を図り、地域に根ざしたチームとなっていったのかが、社長として組織改革を行った藤井氏により語られています。
その後、セレッソでの手腕を買われ、北海