木ノ内敏久のレビュー一覧

  • 日本企業のガバナンス改革

    Posted by ブクログ

    2015年からのコーポレートガバナンス改革を概説する入門書ですが、記者ならではの視点で、東芝、出光、LIXIL、アクティビスト、支配株主に関し、ヤフーとアスクルを取り上げています。アスクル事件についての論評などは、私の感覚に近いなと思いました。
    本書ですが、遠藤元一先生が書評を書いておられて、かつ、本文中でも登場されています。

    0
    2021年08月02日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    髙田氏の人となりが伝わってくる本だった。
    テレビのイメージの通り、表裏のない、自分をさらけだし、情熱いっぱいに、かつ謙虚に努力を惜しまない経営者だ。
    ビジネスシーンのみならず、家族に対しても、誰に対しても「伝える力」は必要だ。伝え方が悪かったり、自分が意図していないメッセージが伝わってしまったりと衝突が起こる。伝わっていないのは、相手が悪いのではなく、伝えていない自分が悪いのである。
    伝える努力を惜しまないことの大切さを教わった。

    0
    2019年11月01日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    ジャパネットたかた社長が話し方・伝え方を説いた本

    ■気づき
    ・3つの視点で自分の意見を確かめてみる
     └我見:自分の視点
     └離見:他社からの視点
     └離見の見:その両方を客観的に見る視点

    EX)レイコップの売り方
    ・我見:従来通り、掃除機として売りたい
    ・離見:布団の掃除が大変。何か方法がないか
     ⇒レイコップを布団専用として押し出して販売

    0
    2017年12月19日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    物を売ること、会社を継続していく術は、伝える力と人としての魅力が必要。社長を始め社員一人ひとりも経営者としての意識が求められるのだと理解。

    0
    2022年11月29日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    1.伝えるプロが書いた本なので気になりました。

    2.TV通販王と呼ばれた髙田明氏が経営や販売における理念を伝えた本です。元々はカメラ屋として営んでいたのですが、意を決してカメラ以外にも取り扱うことにし、スタジオを作って宣伝することに専念し始めてます。
    タイトルでは「90秒にかけた男」と書かれているので単なるノウハウ本と思われがちですが、髙田氏の人生について書かれてます。また、世阿弥を通じて人生において大切にしている部分を述べております。自叙伝的な要素もありながら、価値観についても知ることができる本です。

    3.「我見、離見、離見の見」という世阿弥の言葉を常に意識していながらビジネスに取り組ん

    0
    2022年09月09日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    テレビショッピングの顔としてダントツの知名度を誇るジャパネットタカタ創業者の髙田明氏のお話。

    90秒でいかに魅力的に商品を紹介するか。その90秒を成功させるために裏でおこなっている努力。売上が上がり、従業員が増えても変わらないお客様への想い。伝えることの大切さ、その難しさを学び続ける姿勢について書いてあります。

    何人からも愛される髙田氏の人間っぽさが、伝わって来ました。

    0
    2022年04月02日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■モノがモノではなくなる
    ・伝達力、感動をもっと伝えたいと思うなら、まずは自分を磨いて語り方・喋り方を徹底的に鍛える。
    ・商品のリンゴは、甘くておいしいだけではなく、冬の寒い時から仕込んで、家族みんなで手塩にかけて育てた背景がある。
    ・モノの裏にある表からは見えないもの(情熱)、それを伝えたい。
    ・モノではなく「ヒト」を伝える

    ■伝えた「つもり」は絶対に許さない
    ・「つもり」は自己満足。できたと満足したところでその人の成長は止まる。
    ・一流になっても限界はない。常に自分を高めていく。

    ■自分の立場からだけの見方で伝えてはいけない
    ・人間とは常に対極がいる。
    ・自分の立場しか見ないのは「我見

    0
    2021年12月19日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    我見、離見、離見の見、売れない=伝えきれていない、モノを売るのではなくモノを使って何ができるか?を話す。
    あきとしゃちょうの、現場に言い訳をさせないことが私の仕事だ、っていう言葉は参考になった。リーダーはいくつか形があると思うけど、仕事をいかにやりやすくさせるかというのを念頭に置けばもっとよくなるのかな。

    0
    2021年12月13日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    技術的な視点よりも、社会経済的な視点(仮想通貨の法的位置づけ、社会へ与えるインパクトなど)が中心の本です。
    ブロックチェーンはIT・情報技術をもとに動くものだけど、本質的には社会技術なのだ、ということがよくわかりました。

    仮想通貨が既存の法体系・社会規範に収まらない概念であること、ブロックチェーン技術が全く新しい社会を作り出す基盤となる可能性などについて紹介されています。

    ●ブロックチェーン技術が既存の社会システムにどう受容されてきたか

    ●メガトレンドの1つとして、これから社会システムをどう変容させていくか

    について概観が掴めました。

    ブロックチェーンの社会学的側面について大まかに把

    0
    2020年11月15日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    ジャパネットたかたの「伝える力」のお話。これからはちゃんと撮影班の写真も思い出も残すようにしよう。良いこと知った。


     世阿弥の風姿花伝が読みたくなるなぁ。

     レセプターづくり、大事だなぁ。教養としてのコーチングってもっと勉強すべきだなぁ。

    0
    2019年01月26日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    仮想通貨について勉強するのは初めてだったので読むのに時間が掛かったが、仮想通貨の発生経緯とその後の歴史、役割についてコンテンツが多くためになった。しかしブロックチェーンの仕組みについては大雑把にしか載っておらず、特徴だけ掻い摘んであったような感覚だった。

    p2p技術を利用した中央集権を持たないビットコインは本書の出版当時では考えられない程価値が膨れていった。しかしながら皮肉にもビットコインが投機目的に使われるようになり、サトシが夢見ていた本来の非中央集権型の通貨とは程遠いものになってしまっている。
    しかしながらこのビットコインに用いられているブロックチェーン技術は金融業界のみならず、クラウド

    0
    2017年12月23日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    ビットコインの通貨としての機能が、従来の中央銀行の発行する通貨と比較しながら説明されて、頭では分かったような気がするが、実際使えるのかは、売買してみないと実感出来ない。
    今は、他に仮想通貨として、ビットコイン以外にも取引されているようだが、ビットコインに匹敵するものは出て来てない。だからこんなに高騰してるのかなと思うのと、決済通貨というよりも投資投機対象になってる。
    中国の安価な電力と、ハッシュ計算専用のASIC開発によりマイナーの寡占化が進み、途方もない無駄な計算している気がする。
    高騰したために、海外送金が安くできるという効果は既に果たせなくなってる。

    0
    2017年12月12日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    仮想通貨やブロックチェーンについて概要をコンパクトにまとめている。
    以下に興味深かった点を記載しておく。

    ①ブロックチェーン
    従来のデータ管理システムは中央管理型で1つのサーバーに情報が集約され、そこから顧客や利用者にデータを分配する形になっている。これとは対照的に、ブロックチェーンは過去10分間で行われた仮想通貨の取引を1MBのブロックの中に詰めこみ、数珠繋ぎで過去のデータと連結させる。

    ②ブロックチェーンの改竄
    ブロックチェーンが従来のデータ管理と一線を画すのは、データ改ざんの困難さになる。過去のデータブロックと数珠繋ぎになっているため、最新のブロックを改竄するためには過去のデータブロ

    0
    2017年07月30日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    ブロックチェーンの成り立ちと現状、将来の予測が端的に記されている。仮想通貨についてもビットコイン、イーサリアム、リップルといった代表コインを用いて解説されていてわかりやすかった。

    0
    2017年07月15日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    仮想通貨って何だ?ブロックチェーンって何だ?という僕のようなアナログな人間にもおおよその全体像がつかめる基本書。特にこれらのイノベーションの良い部分だけではなく悪い部分・問題点にも言及している点で好感を持てる。本書を読んで感じたことは、たしかに仮想通貨は、現在の通貨制度、銀行のあり方を大きく変える可能性があるテクノロジーではあるけど、法律上の問題、そして民主的に運営されるがゆえのガバナンスの問題点などまだまだ課題がある。特にハードフォークというブロックチェーンが分岐するような事態は、信頼の根幹を揺るがすことになる。また、マイニングのあり方についても当初の理想からはほど遠いものになっているといえ

    0
    2017年06月13日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    技術論は、縦書きでわかる程度の説明粒度にとどめ、その代わりに仮想通貨の歴史や種類やインパクトの考察を紹介している。よくこれだけの薄さに圧縮できたものだと驚くくらいの内容の拡がりがある。さすがに日経文庫という感じ。

    0
    2018年10月14日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    ブロックチェーンの技術を用いた仮想通貨についての概要を解説した1冊。技術やサービス内容よりも、既存の中央集権型の通貨システムに対するアンチテーゼとしての仮想通貨の位置づけを説明しているのが興味深い。実用書とはいえないかもしれない。
    かつて、情報が中央集権化されていたのを壊したのがインターネットであるならば、通貨による中央集権を壊すのがブロックチェーンと仮想通貨だとする。
    一方で、中央で管理する仕組みを持たないため、実際の通貨として用いるには、安全性、安定性に欠けるというアキレス腱を持つことも同時に指摘しており、内容のバランスはとれている。

    0
    2020年04月17日
  • 90秒にかけた男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジャパネットたかたの元社長である高田明氏の書籍。お客様第一主義であり、非上場企業を貫く、顧客情報が漏洩した際に営業を自粛するといった行動をとる。これは世阿弥の「我見」「離見」「離見の見」の考え方からくるという。また長男の旭人氏に社長を譲った際には、会長にもならず、また自席も作らず、株まで譲渡するといった徹底ぶりであったという。これにより、旭人氏体制へのバトンタッチがスムーズに行われた。伝える力に長けた高田明氏だが、それ以外の人間性に触れられるよい書籍であった。

    0
    2017年11月28日
  • 仮想通貨とブロックチェーン

    Posted by ブクログ

     ブロックチェーンの技術ではなく、それの発生経緯や経済や社会に対する影響について焦点が当てられている。

     2008年10月31日、サトシ・ナカモトと名乗る人物から専門家数百人のメーリングリストに送付されたビットコインに関する、A4用紙たった9枚の論文が始まりだった。
     その翌年の2009年、ブロックチェーン最初のブロックは最初の50BTCをサトシ・ナカモト自身のアドレスに送信して取引を成立させた情報が残されている。
     
     ブロックチェーンの技術の肝は、10分ごとに書き換わる約1MBのブロックがチェーンのように無断無く続くことにある。
     この情報のチェーンが長く伸びれば伸びるほど改竄の危険度が

    0
    2017年06月16日