木ノ内敏久のレビュー一覧

  • 日本企業のガバナンス改革
    2015年からのコーポレートガバナンス改革を概説する入門書ですが、記者ならではの視点で、東芝、出光、LIXIL、アクティビスト、支配株主に関し、ヤフーとアスクルを取り上げています。アスクル事件についての論評などは、私の感覚に近いなと思いました。
    本書ですが、遠藤元一先生が書評を書いておられて、かつ、...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    髙田氏の人となりが伝わってくる本だった。
    テレビのイメージの通り、表裏のない、自分をさらけだし、情熱いっぱいに、かつ謙虚に努力を惜しまない経営者だ。
    ビジネスシーンのみならず、家族に対しても、誰に対しても「伝える力」は必要だ。伝え方が悪かったり、自分が意図していないメッセージが伝わってしまったりと衝...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    ジャパネットたかた社長が話し方・伝え方を説いた本

    ■気づき
    ・3つの視点で自分の意見を確かめてみる
     └我見:自分の視点
     └離見:他社からの視点
     └離見の見:その両方を客観的に見る視点

    EX)レイコップの売り方
    ・我見:従来通り、掃除機として売りたい
    ・離見:布団の掃除が大変。何か方法がない...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    物を売ること、会社を継続していく術は、伝える力と人としての魅力が必要。社長を始め社員一人ひとりも経営者としての意識が求められるのだと理解。
  • 90秒にかけた男
    1.伝えるプロが書いた本なので気になりました。

    2.TV通販王と呼ばれた髙田明氏が経営や販売における理念を伝えた本です。元々はカメラ屋として営んでいたのですが、意を決してカメラ以外にも取り扱うことにし、スタジオを作って宣伝することに専念し始めてます。
    タイトルでは「90秒にかけた男」と書かれている...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    テレビショッピングの顔としてダントツの知名度を誇るジャパネットタカタ創業者の髙田明氏のお話。

    90秒でいかに魅力的に商品を紹介するか。その90秒を成功させるために裏でおこなっている努力。売上が上がり、従業員が増えても変わらないお客様への想い。伝えることの大切さ、その難しさを学び続ける姿勢について書...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    ■モノがモノではなくなる
    ・伝達力、感動をもっと伝えたいと思うなら、まずは自分を磨いて語り方・喋り方を徹底的に鍛える。
    ・商品のリンゴは、甘くておいしいだけではなく、冬の寒い時から仕込んで、家族みんなで手塩にかけて育てた背景がある。
    ・モノの裏にある表からは見えないもの(情熱)、それを伝えたい。
    ...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    我見、離見、離見の見、売れない=伝えきれていない、モノを売るのではなくモノを使って何ができるか?を話す。
    あきとしゃちょうの、現場に言い訳をさせないことが私の仕事だ、っていう言葉は参考になった。リーダーはいくつか形があると思うけど、仕事をいかにやりやすくさせるかというのを念頭に置けばもっとよくなるの...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    技術的な視点よりも、社会経済的な視点(仮想通貨の法的位置づけ、社会へ与えるインパクトなど)が中心の本です。
    ブロックチェーンはIT・情報技術をもとに動くものだけど、本質的には社会技術なのだ、ということがよくわかりました。

    仮想通貨が既存の法体系・社会規範に収まらない概念であること、ブロックチェーン...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    ジャパネットたかたの「伝える力」のお話。これからはちゃんと撮影班の写真も思い出も残すようにしよう。良いこと知った。


     世阿弥の風姿花伝が読みたくなるなぁ。

     レセプターづくり、大事だなぁ。教養としてのコーチングってもっと勉強すべきだなぁ。
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    仮想通貨について勉強するのは初めてだったので読むのに時間が掛かったが、仮想通貨の発生経緯とその後の歴史、役割についてコンテンツが多くためになった。しかしブロックチェーンの仕組みについては大雑把にしか載っておらず、特徴だけ掻い摘んであったような感覚だった。

    p2p技術を利用した中央集権を持たないビッ...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    ビットコインの通貨としての機能が、従来の中央銀行の発行する通貨と比較しながら説明されて、頭では分かったような気がするが、実際使えるのかは、売買してみないと実感出来ない。
    今は、他に仮想通貨として、ビットコイン以外にも取引されているようだが、ビットコインに匹敵するものは出て来てない。だからこんなに高騰...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    仮想通貨やブロックチェーンについて概要をコンパクトにまとめている。
    以下に興味深かった点を記載しておく。

    ①ブロックチェーン
    従来のデータ管理システムは中央管理型で1つのサーバーに情報が集約され、そこから顧客や利用者にデータを分配する形になっている。これとは対照的に、ブロックチェーンは過去10分間...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    ブロックチェーンの成り立ちと現状、将来の予測が端的に記されている。仮想通貨についてもビットコイン、イーサリアム、リップルといった代表コインを用いて解説されていてわかりやすかった。
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    仮想通貨って何だ?ブロックチェーンって何だ?という僕のようなアナログな人間にもおおよその全体像がつかめる基本書。特にこれらのイノベーションの良い部分だけではなく悪い部分・問題点にも言及している点で好感を持てる。本書を読んで感じたことは、たしかに仮想通貨は、現在の通貨制度、銀行のあり方を大きく変える可...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    技術論は、縦書きでわかる程度の説明粒度にとどめ、その代わりに仮想通貨の歴史や種類やインパクトの考察を紹介している。よくこれだけの薄さに圧縮できたものだと驚くくらいの内容の拡がりがある。さすがに日経文庫という感じ。
  • 仮想通貨とブロックチェーン
    ブロックチェーンの技術を用いた仮想通貨についての概要を解説した1冊。技術やサービス内容よりも、既存の中央集権型の通貨システムに対するアンチテーゼとしての仮想通貨の位置づけを説明しているのが興味深い。実用書とはいえないかもしれない。
    かつて、情報が中央集権化されていたのを壊したのがインターネットである...続きを読む
  • 90秒にかけた男
    ジャパネットたかたの元社長である高田明氏の書籍。お客様第一主義であり、非上場企業を貫く、顧客情報が漏洩した際に営業を自粛するといった行動をとる。これは世阿弥の「我見」「離見」「離見の見」の考え方からくるという。また長男の旭人氏に社長を譲った際には、会長にもならず、また自席も作らず、株まで譲渡するとい...続きを読む
  • 仮想通貨とブロックチェーン
     ブロックチェーンの技術ではなく、それの発生経緯や経済や社会に対する影響について焦点が当てられている。

     2008年10月31日、サトシ・ナカモトと名乗る人物から専門家数百人のメーリングリストに送付されたビットコインに関する、A4用紙たった9枚の論文が始まりだった。
     その翌年の2009年、ブロッ...続きを読む