齋藤峰明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新国立競技場の工事現場から青山通りを歩いて赤坂の虎屋の前に来たら、同じように建て直しの貼り紙が。ちょうど前のオリンピックが行われた1964年の建物とのこと。オリンピックにはスポーツのみならず文化をも更新する力があるんだな、と思ったことがあります。しかし、その建て替えが革新のための革新でないことが本書を読んでわかりました。変わらないためには変わり続けなくてはならない、という信念にこそ虎屋とエルメスというブランドの魂があるのだと思いました。いや、ブランドという言葉さえ黒川氏、齋藤氏は使いたくないと言っています。マーケティングとかグローバリゼーションとかに踊らされない能力、それが「老舗の流儀」?全然
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