房野史典のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者は芸人さんということで、そのコントを聞くかのようにクスッと笑いながら読んだ。また、武士の忠義を感じる場面(伏見城を任された鳥居元忠と家康の最期の晩餐、大阪城の真田丸での戦い)ではホロリとした。
応仁の乱のいきさつ(足利の世継ぎでゴタゴタ)、関ケ原の戦いのなれそめ(家康VS三成なんだけど、三成は人望ないから毛利輝元をボスにした)、京都伏見城で戦って死んだ鳥居元忠は家康の旧知の友であり家臣、関ケ原の戦いへ向かう徳川秀忠を長野上田城で足止めさせた真田軍、それにキレる家康、関ケ原後の島津軍と家康の領土交渉(家康の負け)などなど、著者の意訳ゴリゴリだけど武将たちのテンポのよい会話でスルスルと読める -
Posted by ブクログ
令和4年のGW中にネットで見つけた本です、歴史本は好きで今までに多くの著者の書かれた本を追いかけてきましたが、この本の共著の一人である河合氏の本も面白いですね。
この本では私のような年代あたりを対象に、かつて歴史の授業で習ったことが、現代の歴史研究によって学習内容に変更が生じた点を、その背景を踏まえて解説がなされています。特に、共著の房野氏の解説が面白いです、その後に河合氏が掘り下げた解説をしてくれています。この本の企画から出版まで2年を要したようですが、是非続編も出していただきたいものです。
以下は気になったポイントです。
・聖徳太子(厩戸王)は、実在説を強く否定する研究者は少ないが、 -
Posted by ブクログ
「幕末を知りたい、理解したい」を叶えてくれる本。
実際横で喋ってくれてる気がするような文体で、幕末の流れについて紹介している。芸人さんが舞台でネタとしてやってるのを文字起こししたのかなぐらいに面白い。名前しか知らなかった人物も、今では友達のように語れるような気がする。高杉晋作、吉田松陰、西郷隆盛、勝海舟、坂本龍馬。もっと詳しく知りたいと思える人物がたくさんできた。
でも、この本のすごいところは、面白いだけじゃなくてわかりやすいところだと思う。構成がしっかりしていて、幕末の複雑な人間関係や大筋の流れがするっと頭に入る。日本史中学生レベルの私でも、大筋が話せるようになる。
この本を入り口