ゆきさめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ珠ちゃん、子どもになる。
子どもの体になりながらも、一生懸命家事を頑張る姿。
頑張れちゃうんだ、珠ちゃん。
可愛らしく愛らしい。
満たされれば元に戻れるというのに、珠ちゃんも、銀市さんも内心抱えている思いがあって、元に戻るまでには結構時間がかかった。
でも、それすらも、あるキャラから見れば思惑内であるという。
最後まで手のひらで転がされている感。
神クラスレベルは恐ろしい。
今回は珠ちゃんの更なる芽生え話と狂骨さんのお話。
この狂骨さん、好きなキャラだけに、今回の掘り下げ話は嬉しくもあり、胸に来るものもあった。
彼女の過去が過去だけに切ない!
そこを利用されて、彼女を消滅させるしかない危機に -
無料版購入済み
切ない雰囲気のあやかしものです
戦前の東京を舞台とするオカルトファンタジーです。奉公先を幾度も馘にされた幸薄い少女とあやかし達、そして口入れ屋の青年を描く興味深い作品です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わってタイトルが割と結構なネタバレだったことに気付く。
彼の正体は結構終盤にならないと本編では発覚しないので。
タイトルのこと忘れて、彼の正体に素直に驚くという。
いい読者だ(自画自賛)
過去が壮絶な割にあっけらかんとした主人公で好感が持てた。
生贄として育てられてなんて、世間話をするかのようにさらっと明かされて、そりゃ彼も驚くだろうよという。
自分に思い入れがなく頓着しない。
読んでいて小気味いいほど。
重い話も重くなりきらずにサクッと読めるのはよかったと思う。
優しすぎて露骨に怪しいおじさんいるなと思ったら、案の定な展開に。
その危機からの脱出に手助けしてくれたのが、主人公をかつ -
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Posted by ブクログ
珠は「普通の幸せ」とは何かずっと疑問に思っている。
今回登場した冴子。この物語の時代で言うと一般的な令嬢。だから言われるがまま、自分の意思は通せない、それが当たり前の考え方。
現代に置き換えるとそちらの方が異質な感覚も覚えてしまう。「自分の幸せ」なんて理解している人が果たしているのだろうか。
美味しいものを食べる。好きな本を読む。そしてこの物語のように好きな人と結ばれる。
今回は恋愛要素が強めに描かれているように思う。これからもっと発展していくのだとは思うが。
こんなに異種間の恋愛をすんなり受け入れ、障害をあまり感じさせないのも珍しい。なんと子供も産めそうらしいし。これは珠さん、結ばれるしかな -
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Posted by ブクログ
率直に言えば単純で簡素だ。
わかりやすいのだがそれが余りにも明白すぎて鼻に付く演出が多い。
砂糖菓子を食べ終わったと思ったら次に出てくるのドーナッツでその次はケーキが出てくるので流石に胃もたれを起こしかねない。
設定と時代風景は凝っているので感心するが登場キャラクターと物語のが希薄さが目立ってしまい勿体ない。
どうせ、そうなるんでしょ?と展開が見え見えすぎるのでスパイスが必要かなぁと感じる。
エモーショナルを感じる瞬間がないのが著者の課題だ。
これも綾辻行人さんの次に読んだ本というのが大変申し訳なく辛口になってしまうのは致し方ない事です。
読者をワクワクさせる要素。
彷彿とさせる、高揚させるパ