大久保洋子のレビュー一覧

  • 絶縁
    絶縁をテーマに九つの話からなるアンソロジー。海外小説はどうも頭に入らず途中リタイア。残念。原文で読めれば違ってくるのかなぁ。でも村田沙耶香さんの「無」は読み応えあった。「完璧な無」に生きてる意味はあるのだろうか。でも「無」の生き方に憧れる気持ちもあるな。そういう境地に私はなりたい、気もする。
  • 絶縁
    「絶縁」という同じテーマでアジアの9都市9作家がそれぞれ物語を描いたら…面白いなぁ~と、しかも村田沙耶香さんだぁ…と思い手にしました。村田沙耶香さんの作品「無」は、楽しめました!「無」になりたい…とは思ってもなかなか難しいもんですね…。「無」が崇め奉られる…スゴい世界っ!!しかも「無街」が各地にでき...続きを読む
  • 絶縁
    村田沙耶香さんは凄まじく村田沙耶香さんだった。各国の背景や歴史を知っていたらもっとたのしめたんだろうなぁという作品もいくつかあって残念だった。ほろ苦い後味。
  • 絶縁
    9人のアジアの作家による短編集
    村田沙耶香の「無」や郝景芳の「ポジティブレンガ」は社会の薄気味悪さを感じ、チョンセランの「絶縁」はやり切れない男社会の蛮行に傷つきながらも少し光がさしているように思った。どの作品も(そうで無いような作品もあるが)暗い現実の先に、何らかの希望が垣間見えるのが救いだ。
  • 絶縁
    絶縁がテーマの短編集。
    期待していた村田沙耶香さんの短編も良かったが、意外に他の作家さんの短編が気に入った。

    幼なじみの少女と結構良い仲だったのに、結局その少女とは結ばれることなく、小さい頃の少女との会話を思い出す主人公の話(「穴の中には雪蓮花が咲いている」)は、自分の思う通りには世の中は進まない...続きを読む
  • 絶縁
    村田沙耶香さんの作品が読みたくて手に取ったのですがこの本を手に取らなければ一生縁がなかったなと思う素敵な作家さんがたくさんいて、そのお国柄が出ててとても面白かったです
  • 流浪蒼穹
    次回「流浪蒼穹 第二部 ~宇宙(そら)を駆ける~」
    2136年刊行予定 以下序文。

    火星に大規模な水がもたらされたことで、火星の都市圏は拡大、拡散し、前総督が予測した通り、各都市間の摩擦・貧富が生じ、分裂が生じていく中、前総督の孫ルディと航空システム長官ホアンが実権を握り、うちをまとめるため、つい...続きを読む