斎藤忍随のレビュー一覧

  • 読書について 他二篇
    本を読む事についての考えが変わった
    文がむずしく読むのが難解だったので読み飛ばしていた悪書を読まず良書を読むことの大切さがわかる一冊だった。もっと成長してから再チャレンジしたい。本屋に行ったら古典の作品が少なく驚いた。この本に出会って本当によかった。変な新書には騙されないようにしたい。時間は有限
  • 読書について 他二篇
    読書法ではなく、読書および本そのもののあり方について論説されています。哲学的に難しい内容はなく、価値のない読書や書籍を痛快に批判しています。特に冒頭の「思索」の章が面白かったですです。智慧を磨くのは読書ではなく、それらをインプットとした思索である、という話は改めて自戒になりました。
  • プラトン
    プラトンとギリシャ神話との関係についての言及が他のプラトンについての書に比べて多い書。

    プラトンに関わる古今東西の様々な賢人たちの注釈や意見から、いかにプラトンが読まれてきたのか、勉強されてきたのかがわかる。

    また、
    ソクラテスの生き様に見える、
    死よりも恥を恐れる態度は、
    実はホメロスのイリア...続きを読む
  • プロティノス「美について」
    東洋の叡智と呼ばれるような感覚に通じているような気がするが、そういう評価はないのだろうか。プラトンの考えをふまえた人らしいが宗教のフィルターがなければ結構近い感じなのかもと思わせるテキストだった。
  • プラトン
    プラトン入門のようなものを期待すると、戸惑う内容ですが、著者の考える死、恋、政治、イデアという各テーマについて、ギリシャ神話や歴史に題材を取りながら展開し、プラトンの思想を紹介するいく思索の書ですね。
  • 読書について 他二篇
    3編からなる作品。哲学者ショウペンハウエルが真の本とそれ以外の悪書を一貫して対比させて描いている。悪書についてその原因を突き詰め、出回っていることを示している。良書には思索があり端的な言葉で明白に書かれている。悪書に時間と金を取られないよう何度も読者に注意を払っている。
    また、ドイツ語という古典に起...続きを読む
  • 読書について 他二篇

    辛辣な内容なのに出版から200年(?)以上経っても残っているといことは、ある種の普遍性があるかもしれない。
  • 読書について 他二篇
    辛辣な印象でなんか知らんけど終始怒られてる感じだった(笑)
    悪書や自分の頭で考えない多読は駄目よって書いてあった。
    中盤以降はドイツ語文体の乱れについて怒ってた。
    語学全般詳しくないのであまり面白くなかった。
    ヘーゲルが嫌いなのが伝わってきた。
  • 読書について 他二篇
    ショウペンハウエル先生の読書批判。娯楽のための読書(図鑑を見るくらいなら外に出て本物を見ろ!)、思考のない読書(受け売り、洗脳になるからやめろ!)、古典を解説した本を読むこと(古典は古典のままよめ!後世のものが勝手に解釈したものを軽々に信じるな!)、自省のない読書(自分で考えない読書は害悪ですらある...続きを読む
  • 読書について 他二篇
    読書会課題本。19世紀のドイツを代表する哲学者による「読書」と「思索」についての短編評論集。「書評家」「悪書」などについての批判は頷く所が多い。しかし、ヘーゲルなどの同時代に活躍した哲学者に対する場違いとも取れる批判には辟易させられたのも事実。納得の行くところと疑問の残る所が半々という感じになった。
  • 読書について 他二篇
    初めての岩波文庫
    初めての古典
    案の定、読みづらい(古典に慣れてないからだと思う)
    岩波文庫でおすすめを検索してたらこの本にたどり着いた
     読んで良かったと思う
    多読しないで良書を何度も繰り返し読みなさい
    読書しても身につくのは読者が欲しい情報、腑に落ちた情報のみ等々
  • 読書について 他二篇
    「思索」、「著作と文体」、「読書について」の三篇が収録されており、そのうち著作と文体が100Pほどと大部分を占める。
    この1篇がとにかく読みづらく、繰り返し同じ内容についての言及を重ねるため、先に進むのが苦しくなってしまった。

    全体的な主張としては、
    ・次々に出版される新刊よりも長く残る価値のある...続きを読む
  • 読書について 他二篇
    読書は人の思考を体験することなので、自分で考える時間、能力を奪っていくというのは新しい視点だった。大事なことは自分自身で問題について考えることというのを忘れずにいたい。
  • プラトン
    プラトンの思想とその背景について、筆者が用意した各テーマ(恋、死、政治、イデア)で考察がなされている。所々で解説などはつくが、もっと簡易な入門書でプラトン思想について学んだ後に読むのがベター。巻末のプラトン著作解説、プラトン年譜は大変有用。