ダン ガードナーのレビュー一覧

  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    非常に参考になった。

    全く知らない事柄に対して予測する際に、
     自分の知っていることとに細切れにして、その一つ一つを予測していく手法は面白い。

    世の中には、全く知らないことについて常に予測をしているような人たちがいるのだ。

    某国の情報機関の予測より正確だという。面白い。

    0
    2020年10月25日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    本書は予測力の高い人達の思考方法や行動原理の共通法則を、エビデンスに基づいて整理した画期的な本。本書で紹介している法則は、予測力だけでなく、学問的にも企業活動的にも仮説を立てるにあたって活用すべき思考方法として非常に有効な方法ではないかと思う。研究者、コンサル、行政や企業の企画スタッフ、そしてマネジメントの職にある人たちにとっての必読書。

    0
    2019年09月26日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    すごく面白いです。未来予測の本であるし、リーダーシップの本でもあるし、投資の本でもあるし、確率論の話でもあるし、機械学習に通づる話でもある。書き口も平易ですごく読みやすい。

    0
    2018年12月12日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    自分の人生を生き抜くための永遠の課題と捉えている、物事を予測すること。
    この問いに対し、心理学的な側面、資質、予測のプロセスについて、実際に米国で研究・検証したケーススタディをベースに、種々解説しております。
    巻末に、超予測者になるための心得として、10箇条の要約が明記されております。
    心理学的側面では、社会心理学や行動経済学でも登場する、バイアス・ヒューリスティックなど、客観的な視点を歪ませる人の心理が丁寧に解説されてます。
    予測のプロセスにおいては、やはりというか緻密で且つ客観性を保持することの重要性を主張しております。「永遠のベータ」であれといういい響きの言葉をいただきました。
    なお、様

    0
    2017年05月07日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    あらゆるテーマに関して予測が高確率で当たる人とそうでない人の違いを研究した本。
    著者はブラック・スワンのNNタレブとは予測可能性に関して意見を異にすると言っているが、書いてある主な内容としてはブラック・スワンで語られている不確実性を極力排除した上で意思決定を行う方法をより体系的にわかりやすく解説した感じになっている。
    ネイトシルバーも出てくるし割と個人的に好きな人たちの名前が多く挙がっている本。
    要は、予測の精度を上げるためには、バイアスを自覚しできるだけ多くの変数を考慮する必要があるという話。

    0
    2017年03月19日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    ポイントは
    質問分解
    類事例の発生確率を基準に
    対立する見解を考え統合
    新しいエビデンスに従いアップデート
    結果を検証

    例にもよく登場するように株価予測に役立つと思う。

    0
    2017年02月06日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    新聞、雑誌、テレビなどで様々な予測を目にすることは多く、中には、株式投資のように、その予測に影響を受けた行動をとる人もいることだろう。しかし、そのような予測は、プロ野球の順位予想など一部を除けば、その当否が検証されることはあまりない。
    本書は、予測を検証する方法論、優れた予測を行う人の存在、そうした超予測者が行う予測の方法などについての著者の研究成果が紹介されている。こうして見ると、かなりマニアックな内容のようにも見えるが、実際には、エビデンスベースの医療が導入されるまでの歴史とか、予測の失敗例と成功例として取り上げられたケネディ時代のキューバ問題とか、このような予測問題に対して批判的なブラッ

    0
    2017年01月15日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    予測できることとできないことを明確に
     長期的な問題に関する予測はほぼ無理
    問題を明確に
     自分に都合よく解釈しない
      認識のバイアス
     大きな問題は小さな問題の集合に分割して考える
      フェルミ推定
    類似事例をもとにベースとなる確率を設定しそこから予測確率を調整
     新たな情報を得た場合は予測を調整
      情報の重要性を考慮
     他者の意見も予測に反映
      自分の考えに固執しない
    予測内容は具体的に検証可能な状態で
     予測対象、期間、予測結果の指標
      どうすれば結果から予測精度を検証できるか
     検証時は後付けバイアスに注意

    0
    2020年01月25日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    あとがきより
    「本書『超予測力』の土台となっているのは、『ソ連で赤軍がパレードをしていたロナルド・レーガン政権時代』から一貫して予測力を研究してきたペンシルバニア大学教授、フィリップ・テトロックの研究成果である。テトロックの率いる研究チーム『優れた判断力プロジェクト(GJP)』は、2011年から15年までアメリカ国家情報長官直属の組織であるIARPAが主催した予測トーナメントに出場、圧倒的な成績を収めた。…GJPの予測の正確性は他大学の研究チームはもちろん、CIAなどの諜報機関で働くプロの情報分析官のそれさえも上回った。原動力となったのが、テトロックが『超予測力』と名づけた一群のボランティアだ

    0
    2021年08月08日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    予測力が飛び抜けて優秀な人は、いわゆる超能力があるわけではなく、やるべき手順を知っていて、それを遂行できる能力がある。
    数学が抜群にできなくてもよいが、ある程度の力は必要。この辺はなんとかなる。

    ある程度なら自分もできそうではあるが、実際にやれるかは意志の強さが求められる。なかなか難しい。

    本書に出てきた、期限を切らず数値で基準も示さず批判する輩には腹がたつ。責任も取らず言いたいことだけ言う人々。そうはなりたくないものだ。

    0
    2017年03月27日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    超予測力を持つ人を、見つけ出し、要因を探る大規模実験。実験内容は秀逸。結局もって生まれたものが大きいという悲しい現実が。。しかしいくつか為になるチップスもあり、予測力を磨く必要がある人間としては読んで良かった。
    ・超予測者は数学に強い。
    ・超予測者はこまめに予測を更新する。
    ・超予測者はニュース、本で知識を貪欲に吸収。
    ・チームで協働することで各個人の成績も良くなる。

    0
    2017年02月27日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    先を予測することに長けた超予測者から、予測を行う心得がわかる。○か×の二項対立ではなく、確率で表そうとする点が「シグナル&ノイズ」に通ずる点を感じた。そして、世界で起きる様々な事象をもとにその予測をアップデートしていくという点が面白い。フェルミ推定も取り上げられており、テクニカルな部分でも興味深い。

    0
    2017年02月08日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    予測に関する本

    メモ
    ・超予測者を目指すための10の心得
     トリアージ 
     一見手に負えない問題は手に負えるサブ問題に分解せよ
     外側と内側の視点の適度なバランスを保て
     エビデンスに対する過小反応と過剰反応を避けよ
     どんな問題でも自らと対立する見解を考えよ
     問題に対して不確実性はできるだけ細かく予測しよう
     自信過小と自信過剰、慎重さと決断力の適度なバランスを見つけよう
     失敗した時は原因を検証する。ただし後知恵バイアスにはご用心
     仲間の最良の部分を引き出し、自分の最良の部分を引き出してもらおう
     ミスをバランスよくかわして予測の自転車を乗りこなそう
     心得を絶対視しない

    0
    2023年12月26日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    予測を定量的に評価しようというお話。一発、ワンショットで未来を宣託するのではなく、変化していく状況などの影響因子を評価して数字(確率)で未来を見通す。だから予測も漸近的に推移していく。そと精度を評価していくところが面白い。そして評価の高い予測者とはどんな組み立てをするのかを定性的にまとめているのが参考になるかも。
    それにしてもCIAの分析官や天気予報士などプロの予測者でも自身の予測について外れることへの逃げ道を残す表現を使う習性があるところが人間くさいもんだ。

    0
    2020年05月11日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    とにかく冗長。結論はシンプルで「永遠のベータ」すなわちダーウィニズム同様変化に常に対応できる「一貫して一貫性のない」人に予測力は高くそなわるというもの。

    0
    2018年11月22日
  • 超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条

    Posted by ブクログ

    ・超予測者にとって「自らの意見とは死守すべき宝ではなく、検証すべき仮説にすぎない」
    ・運命論的思考をする人ほど、予測の正確性は低くなる傾向がある。確率論的思考をする人ほど、予測の正確性は高い
    ・優れた予測と立てるために、超予測者の多くが踏んでいる手順。まず質問を分解する。知りえる情報と知りえない情報をできるだけ明確に選別し、すべての仮説を吟味する。外側の視点に立ち、問題を固有のものではなく、一般的現象の一つの事例として相対的に見る。それから内側に視点を転じ、問題固有の情報に焦点を合わせる。さらに、自分と他人の見解を比較し、類似点と相違点を検討する。とりわけ予測市場など、群衆の英知を引き出す仕組

    0
    2018年11月04日