五木田和也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
特化型AIと汎用AIの違い、脳の構造や仕組み、特化型AI(機械学習やディープラーニング)の現状、脳の働きと現状のAI技術を当てはめて汎用AIの実現方法の検討、今後の展開、といった具合に話が展開される。
難しい数式などは登場せず、イラストも用いて平易な文章で説明されるため、スラスラと頭に入ってきやすい。
機械学習やディープラーニングの概要や全体像が掴めるため、特化型AIと汎用AIの区別がつかないような初心者だけでなく、機械学習の入門者にも良い本だと思う。
また、脳の構造や仕組みの説明も興味深かった。脳の各部分の働きと現状のAI技術を対比させて汎用AIはどうやって実現しうるかを説明する部分は納得が -
Posted by ブクログ
今流行している人工知能と人間のような人工知能はまったく別ものである。たとえば、飛行機は1903年にライト兄弟が発明してから100年以上が経ち、今では500人を乗せて時速1000kmで飛ぶことができるようになるまで進歩した。しかし、どんなに高性能な飛行機ができても月には行けない。月に行くには、飛行機ではなくロケットを使う必要がある。これは、目的が違い、その目的に必要な技術がまったく異なるからである。
今流行している人工知能は、何か特定の作業に特化したもので、特定の作業を自動化したいという目的をもった特化型AIである。これは、現在の技術の延長で実現が可能である。しかし、弱肉強食の大自然にうまく適応 -
Posted by ブクログ
AIは2種類あって特化型AIと汎用型AIがある
特化型AIが発達したせいでシンギュラリティなどSF的な
話題になっているが実際は違う 特化型AIを支える技術が
脳科学などの発達により色々な機械学習の手法が使われるようになったのは事実ではある とんでもなく賢いプログラムができても 汎用型AIはゴキブリや動物レベルのものもむつかしい 特化型AIを制御するであろう汎用型AIのレベルがゴキブリレベルではロボットが恐ろしくて使えたものではないだろう これからも特化型AI発展しつづけ 汎用型AIは科学者のおもちゃレベルの時代がしばらくつづくのかもしれない 脳科学の発展が進まないと発展はないだろう