アイデアがよく出る場所にはすべて共通点がある。それは、脳が一瞬緊張から解き放たれ、自由を与えられる場所という共通点
しかし、だからといって仕事から完全に離れ、休暇を取って楽しい時間を過ごせばいいのかというと決してそうではない。脳にアイデアを出させるには、いま、あなたがアイデアを出したいテーマを脳に吹
...続きを読むき込み、脳がそれに関するヒントや情報をつねに探し求める状態に保っておかねばならない
旅の中では、脳にとって良質な刺激が次々と与えられるのと同時に、自由な時間が保証される
水のある場所でアイデアを出す。海ではなく、川。海だとその躍動感に心を奪われてしまう
都会ではビルの高層階がいいアイデア出しの場所になる
丸ビル35階、聖路加タワー47階
アイデアやイメージは「積み重ね式」ではなく「切換え式」もしくは「上書き式」に出てくるようになっている
脳をさまざまなマイナス要素から守り抜く
一般常識を疑ってみる
人々が対価を払ってくれるような価値を生み出すには、一般常識に対して「果たしてそうだろうか」と疑問をはさみ、それを覆そうとするところから始めなくてはならない。または、最初からいっさい一般常識を念頭に置かないところから、思考を進めていかなければならない
美辞麗句に踊らされてはならない
ブレインダンプ
もうこれ以上出てこない。私の頭の中はもう空っぽだ」と観念するくらい、すべてを紙の上に書き出す
人間の思考は上書き式に進むのだから、頭の中だけで考えていてはダメだ
私たちは、心、体、そして家。すべてにおいて「入れる」よりも「出す」方が気分がいい。ブレインダンプも、頭の中をすべて吐き出すことで、いままで気になっていたものが奇麗に清算されるかのように、頭の中がすっきりする。そして脳が身軽になり、前に進む為の必要な次のアイデアや次の行動のイメージをどんどん出してくれるようになる
ブレインダンプのやり方
STEP1
欲しい物、やりたいこと、なりたい状態をすべて紙に書き出す
STEP2
現在やらなければならないことをすべて書き出す
STEP3
仕事のアイディアをすべて書き出す
STEP4
現在抱えている悩み、不安、問題、借金をすべて書き出す
STEP5
15分間のインキュベーションプロセス
STEP6
書き出した脳の中身を、比較検討しリスト化する
欲しいものリスト→第1位に決まったものを手に入れることを当面の目標とする
ビジネスアイデア→最も収益の上がるものをリストの最上位に持ってくる
悩み、不安→短時間で少ない労力で解決できるものをリストの上位に持ってくる
To do リストを完成させる
STEP7
リストを自分のポケットに入れ、PCの横に貼る
STEP8
「ToDoリスト」を1から順にこなす
STEP9
ビジネスアイディアを1から順にこなす
STEP10
ブレインダンプをアップデートする
なぜ実行できないか?
難易度の高さ
→階段の一段を上がるに等しいくらいの単純な単位にまで分解し、一日に一つないし二つと割り当てればいい
重要度の高さ
→その仕事の価値を再検討してみる
他人の目、意見、批判
→人はみな、自分のことしか考えていないという厳然たる事実に気づく。あなたが思っているほど、人はあなたのことを気にかけてはいない
失敗の恐れ
→この仕事を成功させるという考え方を捨てて、どのような結果が出るのか、そのデータを得るために行うという目的に切り替える
成功体験の不足
→勝ち組に入ることができた人たちは、最初の小さな成功をうまく生かした人たちだ。最初の小さな成功によって得たアドバンテージを次に生かすことができたのだ
「To do list」をよどみなく実行するためには、他人事のように実行すること
これを実行するとどんなことが起きるか?
社員や顧客からどのようなリアクションがあるか?
もし手違いがあったら、どうしようか?
などいっさい考えず、ただ淡々と実行する
奥さんに手渡されたメモを見ながら、夕食の材料を買い物カゴに入れるような感覚で、一つ一つと、ただ実行する
仕事を成功させる手順
第1段階:自分の頭の中にあるビジネスアイデアを洗い出す
第2段階:断片的なアイデアを実行可能なプロジェクトに練り上げる
第3段階:全身全霊を込めて実行する
脳の活性化
歯ごたえのある食べ物を、唾液を十分に出しながらよく咀嚼することは脳を非常に活性化させ、健康を大いに促進する
インベーダーゲームで頭に血を上らせる
ノートや資料を持ち歩いて脳を脳を直近のテーマに引き戻す
脳の栄養
1脳そのものを作るタンパク質と脂肪を十分にとる
2脳のエネルギー源となる炭水化物を適量とる
3脳の働きを高めるエンザイムを十分にとる
4毛細血管の健康を保つために1、2の取り過ぎに注意する
5毛細血管に血液を行き渡らせるために、常に水分の補給を心がける