姫田多佳子のレビュー一覧

  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
    論理的で、バランスの取れた著作。
    様々な論者の思想を暴き、批判し、人間の生、そして、哲学をあるべきものにする取り組みだ。
    特に最終章が素晴らしい。上への野蛮化が現代では神ではなく、テクノロジーに結びつき、下への野蛮化は進化論万能に結びつく。
  • ドイツ流 絶対に怒らない子育て
    参考になる部分が多かった。
    今,2歳の子供を育てていて、あらゆる場面、あらゆる状況で最善な行動は取ることは難しいけど、頭の片隅にでもこの本の内容が入っていれば、少しは子供に対して余裕を持って接せられるようになった。
  • ドイツ流 絶対に怒らない子育て
    ハウトゥー本の中でも脳がどうこうとか発達心理学っぽい理屈とか色々つけてくれるので好き。俺理屈っぽいからそういう根拠づけというか権威づけみたいのしてもらえると嬉しくなっちゃう。
    後半気が抜けたのが根拠づけがあまりなされなくなるのが残念。普通のハウトゥー本みたいになる。脳とか心理に関する未知の概念に一々...続きを読む
  • ドイツ流 絶対に怒らない子育て
    抽象的な精神論に尽きるのではなく、実際的な化学的な話が多かったので、納得しながら読み進めることができた点が良かった。2歳半の息子を毎日叱る日々…得られたヒントを少しずつ活かしたい
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
    様々な哲学者の思想を簡略に書いてあるので、非常にわかりやすい本である。脳と意識の関係がとても分かりやすく書かれている。
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
    人間は、科学的に説明し得るのか。自然科学的探究を思考するときの「私」は、迫るシンギュラリティに備えようとし、それは説明可能性を受け入れている。一方で、答えのない未来を探究する思考に耽るときの「私」は、自然科学では構築しえないものであることを疑うことすらしない。だから、脳が単に神経回路で、内外の入出力...続きを読む
  • ドイツ流 絶対に怒らない子育て
    一日仕事をした後の子供の相手はとても大変だと思うときもあるけれど、「子供も一日保育園で頑張ってきたので、もう限界」という記述には、確かになぁーと笑ってしまった。親も人間なので失敗するが(ついカッとなってどなってしまったり)、子供扱いせずに、後からきちんとフォローすれば大丈夫なのだと思う。否定ばかりで...続きを読む
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
    なんとなくしか読めてないけど。

    人間としての実態ってなに?
    脳が死んだら死んだと言えるの?
    種の保存の法則の延長線上に意志とか欲求とかあるの?

    我々は自由であるって言い切れへんねんな。

    奪いされないもの尊厳、経験、意志そんなんを持ってるって言い切れるよな。
    それは、宇宙とか物理とかエネルギーと...続きを読む
  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学
    マルクス・ガブリエルの「一般向け」哲学書の3部作の2作目。

    「新しい実在論」というのが流行っているらしいのだが、どこが新しいのかは実はわからない。社会構成主義や価値相対主義を批判していて、日常のいわゆる「現実」をしっかり「現実」として位置付けるということになっているみたいだけど、本当にそうなのかな...続きを読む