綾屋紗月のレビュー一覧

  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    抽象的で難しい本だった。
    綾屋さんのあまりに細かな語りには、なぜか同族嫌悪的な苛立ちも感じた。(ここは言語化が難しい)
    終盤にある「話さねばならない責任」というくだりが胸に沁みた。問題を開示せず不機嫌に振る舞うことは相手を脅かす。沈黙は加害行為。
    その後の何度も話すことを肯定する引用の一文も好きだ。「同じ話ができるようじゃないとよくならないわよね」

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    2020年07月08日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    ロボットプログラミングするときにいくつもの条件を複雑に入れると失敗するのと似てるなって思った。当事者研究はきっと人工知能研究にもつながるんだろう。

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    2018年04月08日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    発達障害を持つ綾屋と、脳性まひの障害を持つ熊谷の「つながり」をキーワードにした本。
    「つながらない」綾屋と、「つながりすぎる」熊谷という区分の仕方はユニークでなかなか面白かった。
    この本で何か特効薬を出そうというのではなく、結局「つながるもつながらないも、ほどほどがいいんだよね」という“あそび”を持たせて終わる感じがとても良いと思う。
    つながるもつながらないも、コミュニケーションをして探っていくしかないのだと思う、きっと。

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    2017年07月30日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    当事者による自閉症の説明
    「バラバラな情報の大量のインプット」
    とても分かりやすい

    自閉症と診断される人が増えていることについて
    ウイルスでもなく、ワクチンでもなく
    社会の変化

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    2017年02月15日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    コミュニケーションについて新たな視点や考え方をもらえる良書。
    新書なので読みやすいが、書かれていることは深い。
    健常者ではない2人の著者による共著だが、健常者が読んでもむしろ健常者こそ読むべきだと思う。

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    2013年01月13日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    人間同士の関係と距離感を対立と差別でなく
    対等で自在な自律する相対の関係で磨き合えれば
    お互いに傷付くこともなくなるから傷付けることも起こらず
    安心して切磋琢磨しながら共存することができる

    アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)と診断された綾屋と
    痙直型脳性麻痺による身体障害者と診断される熊谷の
    二人のマイノリティが出合うことで「当事者研究」が始まり
    共同戦線を張っているマジョリティー(多数派)と対決することなく
    つながるための研究とその方向性にたどり着くまでの過程を
    克明に描き出している本である

    結果としてこの研究はマジョリティーどうににおける距離感にも
    通じる一般性のある答えだという

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    2012年09月29日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    アスペルガー症候群と脳性まひ、というマイノリティの身体をもつ、綾屋氏と熊谷氏の二人の立場から「人とつながるためにはどうしたらよいか」という問いについて書かれた本。

    「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)」の特徴
    1、相互的社会関係能力の限界
    2、コミュニケーション能力の限界
    集団での疎外感や空気の読めなさ
    3、想像力の限界
    4、自閉症と同じ症状を持つが、知的障害がなく言語も幼いころから話せる

    あふれる刺激 = 感覚飽和
    優先順位をつけにく
    大量の情報を無視できずに感じっとってしまう
    自身の内外の訴えをバラバラのまま感じ取ってしまう
    運動のつながらなさ
    外部と自分の動き

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    2011年04月12日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    pp.112〜113、p.123、p.163=回復とはある地点に到達することではなく、むしろ変化し続ける過程そのもの。

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    2011年01月27日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    「人と違う事の自覚」は、基準と自らの差を理解し、一方を正しいと思い込む事から生じる。ならば、正しさは理解できており、その通りに振る舞えば良いのだろうが、そう、できない。あるいは、人に指摘されて初めて自覚する。そんな生き難さを感じる著者。アスペルガー症候群と身体障がい者。生きる難しさは、よくわかる。人と同じように行動したり、言葉を理解し合うのは、いつだって難しい。ボーっとしていても話は進むし、かと言って同じ事を繰り返し言われているようで、そう感じてしまうと注意力は続かないし。油断してボーっとすると、隙をついて重要な事が述べられていたりするのだ。

    そんな事を繰り返すと不安になるだろうし、更にでき

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    2023年12月12日
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく

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    自分もコミュニケーションに難ありとの自覚があるので読んでみた。
    ああ、こういう考え方もあるのね、と納得する一方で、どこかしらのコミュニティの一員として生きていくのには、やはり努力が必要だとも感じた。

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    2017年04月14日