綾屋紗月のレビュー一覧

  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    発達障害を持つ綾屋と、脳性まひの障害を持つ熊谷の「つながり」をキーワードにした本。
    「つながらない」綾屋と、「つながりすぎる」熊谷という区分の仕方はユニークでなかなか面白かった。
    この本で何か特効薬を出そうというのではなく、結局「つながるもつながらないも、ほどほどがいいんだよね」という“あそび”を持...続きを読む
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    当事者による自閉症の説明
    「バラバラな情報の大量のインプット」
    とても分かりやすい

    自閉症と診断される人が増えていることについて
    ウイルスでもなく、ワクチンでもなく
    社会の変化
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    コミュニケーションについて新たな視点や考え方をもらえる良書。
    新書なので読みやすいが、書かれていることは深い。
    健常者ではない2人の著者による共著だが、健常者が読んでもむしろ健常者こそ読むべきだと思う。
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    人間同士の関係と距離感を対立と差別でなく
    対等で自在な自律する相対の関係で磨き合えれば
    お互いに傷付くこともなくなるから傷付けることも起こらず
    安心して切磋琢磨しながら共存することができる

    アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)と診断された綾屋と
    痙直型脳性麻痺による身体障害者と診断される熊谷の...続きを読む
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    アスペルガー症候群と脳性まひ、というマイノリティの身体をもつ、綾屋氏と熊谷氏の二人の立場から「人とつながるためにはどうしたらよいか」という問いについて書かれた本。

    「アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)」の特徴
    1、相互的社会関係能力の限界
    2、コミュニケーション能力の限界
    集団での疎外...続きを読む
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    pp.112〜113、p.123、p.163=回復とはある地点に到達することではなく、むしろ変化し続ける過程そのもの。
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    「人と違う事の自覚」は、基準と自らの差を理解し、一方を正しいと思い込む事から生じる。ならば、正しさは理解できており、その通りに振る舞えば良いのだろうが、そう、できない。あるいは、人に指摘されて初めて自覚する。そんな生き難さを感じる著者。アスペルガー症候群と身体障がい者。生きる難しさは、よくわかる。人...続きを読む
  • つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく
    自分もコミュニケーションに難ありとの自覚があるので読んでみた。
    ああ、こういう考え方もあるのね、と納得する一方で、どこかしらのコミュニティの一員として生きていくのには、やはり努力が必要だとも感じた。