森秀明のレビュー一覧
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外資系コンサルの資料作成術後や外資系コンサルの3STEP思考術の森さんによる提案書の書き方。
タイトルの通りにさすがに30分で、ということはないと思うけれど、すべての提案書で意識すべき基本構造を示してくれているし、かつ事例別の7パターンの骨子も示してくれているので、極めて実用的でわかりやすいと思う。
チームで作業していると、調査した資料やディスカッションで使った資料なんかを捨てられずに盛り込んでしまいストーリーがにごってよくわからなくなるのだけれど、そもそもそんなアプローチで取り組んではダメなわけで、最初に提案書のストーリーがあり、それに応じた構成があってから各スライドを書く必要がある。
提案 -
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ネタバレ外資系コンサルの資料作成術に続く思考術の本。こちらの本の方がコンサルの実務の本質に迫っているような印象を受けた。
事実があり、それを整理して、分解し、比較して示唆を出す。これを繰り返すことで成果を出していく訳だけど、それが丁寧にステップを追って記載されている。特に事実の整理については本書の半分以上の紙幅を割いて説明されている。加えて、事実にはルール、ケース、結果があり、それの関係として演繹法、帰納法、仮説推定法の3つがあるとされている。演繹はルールをケースに当てはめて結果を導く。帰納法は各ケースの結果を見てそこからルールをつくる。仮説推定法は、結果からルールを導き出して、そのルールの正しさをい -
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昔、研修で提案書を書く必要に駆られた際に藁をもつかむつもりで購入した本。特段、外資系のコンサルだからというわけではないが、視点の多彩さとアンテナの高さがうかがえる。
提案書を7つのパターンに提案書をカテゴリ分けし、それぞれ独立した章で解説を加えていくスタイルであるが、内容は理解しやすく秀逸ではあるものの、具体例、実践例は多いとはいえず、若干の物足りなさを感じる部分は否めない。
本書の守備範囲は広く、初めて提案書や企画書を書く方にも分かりやすく、システマチックに分類がなされているところは類書にはない特徴と言える。改めて、読み返す価値のある一冊である。 -
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ネタバレタイトルの通りスライドの作成術の本ではあるが、前半はスライドの類型を示し、後半はパッケージ全体の作り方・アプローチについて記述されている。
全体を通したメッセージはスライドやパッケージの作成にはロジックがあり、そのロジックを示すために個々のスライドが選択されストーリーが展開されるということ。
前半の個別スライドを細かくロジカルに解説したパートも勉強にはなるが、おそらく後半のパッケージ全体の作り方の方が書いていて著者も面白かったのではないかというぐらい熱量を感じた。全体像を作って全体的に徐々に仕上げていくスタイル、メモ書き、チャラ書き、ホン書きのスタイルは本当にその通りでこれがなかなか実践できず -
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外資系コンサルの3STEP思考術―どんな難問にも答えを出せるアタマの使い方
著:森秀明
相手にうまく伝えられないのは、そもそもきちんと考えていないからである。
仕事に必要なのは、たった3つのスキルで、それは整理、分解、比較である。
本書の構成は以下の5章から成る。
①整理、分解、比較のシンプルな思考術が身につけば、仕事はうまくいく
②事実をどのように整理すればいいのか
③効果的な打開策を導き出すために分解する
④メッセージを明確にするために比較する
⑤3ステップ思考術を使った仕事の進め方
コンサルであろうが、会社員であろうが今の時代、大なり小なり戦略的に物事を捉え、伝え、行動することは求 -
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ボストン・コンサルティング・グループなどで、コンサルタントとしての経験をもつ著者のパワポの資料作成方法についての本。
資料作りに時間をかけるのが嫌いで、ついつい手を抜く癖がある。手を抜きらながらも短時間で資料を作るコツが知りたくて購入。
似たような本は何冊か読んだことがあるが、そういった教科書的な本と比べるとより実践的。
例えば、実務でありがちな、作成途中での内容変更へのうまい対処方法なども書かれていてありがたい。
4つのステップに分けて解説している。
1.資料の形を決める(ビジュアルのステップ)
ビジネスの資料は12種類のどれかに分類される(P34)。12種類のどれを使 -
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PowerPointスタイルの資料の作り方について、誰もが抑えるべき技法を解説している本。
主張の出し方は完全に型にはめましょう、資料を作るときはまずアウトラインを作りましょう。そして、手書きのラフなものから盛り上げていきましょう、といったようなところは類似の本でも何度も繰り返し言われてきたことである。
なので、著者の文章の書き方であったり、説明の仕方が自分に刺さるかどうかが、この本のポイントだと思う。残念ながら自分にはうまくマッチしなかった。
説明の図表が、抽象化した一般論で説明しているのか、あるいは具体的なものを使って説明しているのか、少し読めばわかるんだけれども、すっと入ってきにくい