コルシカのレビュー一覧

  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    この世界に突如生まれた魔王は、非常に理屈っぽかった。"人間を滅ぼさなければいけない"という使命に納得できず、10人の人間を集めて、人類を滅ぼすべきかどうか議論をさせて決めることにする。

    主義主張の違う人間たちの会話劇のような、絵本のような雰囲気のお話だった。
    平易な言葉で分かりやすく、なるほど、と思いつつ、でもどこか詭弁で誤魔化されているような感覚にもなった。
    これだけ色んな立場のキャラクターを書き分けて議論させられるの、すごいな。

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    2022年07月01日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    それぞれ違う価値観や考えを持つ10人がディスカッションしながら展開する物語。個々を書き分けるのは大変だったのではないでしょうか。分かりやすく〜でござるなどの不自然な語尾を付けて楽をしていないところが良いです。

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    2022年05月14日
  • まんが セキュリティ入門:はじめてスマホを持ったあなたへ

    購入済み

    マンガでとても分かりやすく読みやすかったです。何回も読んでマスターしていきたいです。これからもよろしく~

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    2020年04月09日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    反出生主義、または現実主義、悲観論者等、曲者たちを集めて魔王に人類滅亡をする意味を巡る物語。
    ただ反出生主義を語るのではなく、反出生主義の落ち目や他の意見を交えて反出生主義を分かりやすく書いてて入門としては良かった!

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    2024年05月09日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    物語というより、寓話仕立ての哲学入門書というほうが近いかもしれない。小説として読むとソリッドに過ぎるかもしれないが、センセーショナルで魅力的な題材で、刺激的な議論が楽しめる。

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    2024年05月03日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    【読んだ動機とか】
    作者の品田遊(ダヴィンチ恐山)さんのコンテンツが面白くて好きだったので読んでみたけれど、面白いか面白くないかでいうと個人的には面白くはなかった。でも、読んでよかったとは思うし、興味深い作品ではあるので、後から読み返してみたい作品ではある。

    【あらすじこんな感じ】
    突如世界に魔王が誕生する。魔王は召使から、王の中の王である貴方様はその力で人間を滅ぼすことが使命であると伝えられる。しかし魔王は、王である自分は使命の奴隷ではないと憤り、人類を滅ぼすか滅ぼさないか、人間達からランダムに選出した者達に話し合いをさせて決めようと言う。人間達の結論に納得することができれば、その通りにし

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    2024年01月25日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    反出生主義という思想に関心があって読んだ本。哲学の範囲だけれど、各思想がキャラクターとなっているのでわかりやすい。反出生主義とは単なる思春期を拗らせた思想ではなく、人類の在り方を考える面白い思想だと感じた。

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    2024年01月15日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    人類は滅亡すべきなのか?

    考え方、生き方の違った10人の意見を見ながら、自分はどう思うだろうか、とぼんやり読み進めた。
    こういう考え方をする人もいるんだな、と自分にない考えが胸に落ちていった感覚になった。

    とはいえ、中盤あたりは同じような話、似たような展開を繰り返す感じで読んでて少し退屈に。多少違う例えや展開を出していたけど、同じテーマで語り続けているのを読むのは少ししんどい部分がある。、

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    2024年01月12日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    表紙と題名に惹かれて購入したけど、思っていたよりかなり難しかったです(笑)ただ、後半くらいから終わりにかけて、最後どうなるんかな〜という、ドキドキ感があり、ワクワクして読み進めることができたけど、結局難しかった(笑)

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    2023年10月26日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    ずっと他人事の気持ちのまま、10人の話し合いを聞いていた。私は空気だった。

    空気とはいえ、ブラックの話は興味深く聞いていた。
    私はどちらかと言えば…ゴールドの気持ちに近い考えで、子供を産み育てたいと思う側の人間だ。

    自分がもし動けなくなった時、社会と断絶されていたら発見が遅れて周りに迷惑がかかる。何より腐っていく自分は嫌だし、できるなら苦しまずに死にたい。だから、もし私が何かあった時に助けてくれる存在を少しでも増やしておきたいから、子供を作る。みたいな。

    私が死んだあとお墓がどうなろうと関係は無い。私にはもうどうしようもないから。でも、立つ鳥跡を濁さずとも言うので…といった気持ちだ。

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    2023年08月23日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    感想
    自分の中に眠る反出生主義的思考に気づかされる。遺伝子を繋ぐことを幸福と思う人もそうでない人もいる。当たり前だが共存のために覚えておきたい。

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    2022年08月11日
  • ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語

    Posted by ブクログ

    「こどもを産まない方が世のため人のため。
    なぜなら生きることは苦痛を伴うから。」

    この発想自体にいいも悪いもない。
    ある人にとってはその通りだろう。

    けれども、それを「道徳」として拡大解釈し
    「こどもを産む行為は悪である、
    この思考を広めて人類を段階滅亡させよう」

    は出来ない。
    なぜなら苦痛は共有できないから。
    苦痛の体験者は自分だけであるから
    「生きることの苦痛」
    を誰もが感じている「だろう」という前提
    それ自体が残念ながらナンセンスである。
    ※そう前提を立てたくなる気持ちもわかるけど

    共感はあくまで自分が体験した苦痛をもとに
    相手の苦痛の「程度」を推し量ることであって
    苦痛の共有と

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    2022年04月24日