大森兄弟のレビュー一覧
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少年が悪意に触れることで自己を確立する、逆説的成長譚。
「おまえも覚えておくといい、世間には、信じられないくらい意地悪な人間がいるんだよ。」
本書の冒頭で主人公に対して、父親が伝えた印象的な言葉である。
主人公は中学生で、少年から青年への過渡期にある。
少年期の意地悪は、悪意のない純粋無垢なも...続きを読むPosted by ブクログ -
不気味 が適切な表現か…
私には、この本の解説をできる語彙力と経験が足りない。
読む前は犬はどんな時も側に居てくれて最高の理解者、最高の家族 みたいな話かと思ってたら、登場人物、出てくる犬、全てがサイコパス。
いや、サイコパスかは分からないけど、私に理解できない人間と犬しか出てこなかった
本自体...続きを読むPosted by ブクログ