大森兄弟のレビュー一覧

  • ウナノハテノガタ
    螺旋プロジェクトの先頭バッターとして原始時代を描くのはとても大変だったと想像します。
    そんな中で海族と山族の個性を定義し、かつ独特の言葉を生み出した工夫は賛否両論あるだろうけど、この挑戦に敬意を表したい。
    単独作品なら辛かっただろうけど、後の繋がりを考えると私はこの不完全さを受け入れました。
  • ウナノハテノガタ
    螺旋プロジェクト3冊目。

    原始時代の海族、山族の対立を描く。
    正直、完読できていません。
    原始時代ということで、独特の名称が使われており慣れるまでさっぱりわからない。

    しかし、「これはこのことだな」とか想像して読み進めると少し長持ちするかも。
  • ウナノハテノガタ
    あまりおもしろいとは思わなかった。シリーズのテーマを何回も繰り返したり、海と山の差が大きさかったりするから。が、読者は知っている言葉なのに登場人物は知らない言葉が多く、それを表現しているところがすごかったです。
  • ウナノハテノガタ
    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他

    螺旋プロジェクト 第一弾。
    原始『ウテノハテノガタ』。

    大森兄弟さん、初めて読みました。
    原始の人々の話なので、人物に固有名詞があって無いようなもの。
    そのため物語の最初は混乱したけれど、慣れてき...続きを読む
  • ウナノハテノガタ
    8人の作家が共通ルールで「原始~未来」の物語を描くという「螺旋プロジェクト」の内の1冊。
    読むのは3冊目。

    「原始時代」を描いた小説を読むのは初めて。
    現代とは異なる“原始”という時代の独自の話し言葉や世界観に最初は若干戸惑いました。
    面白くなってきたのは言葉の意味が繋がり始めてから。
    本作では、...続きを読む
  • ウナノハテノガタ
    伊坂幸太郎の螺旋プロジェクトの時間軸的には一番最初の物語!

    時代は原始の時代で場所は日本列島の何処か?

    使っている言葉が不明→読むにつれて解ってくる感じ・・・


    死の概念を持たない海の民と、死を認識し生贄や葬いの文化のある山の民、二つの民族が出会い、一番最初の対立が生まれる物語


    個人的には...続きを読む
  • ウナノハテノガタ
    全く知らない固有名詞が次々と当然のように出てくるので、頭から置いてかれてしまった。
    ウナって何?オトって何?あーウナってそういうこ…ハイタイステルベって何?一個一個理解が追いつく前に次知らない単語が出てくるから何度か飽きてしまった。
    ただ、ちょっと慣れると急に読みやすくなるし、この文体に触れ続けてい...続きを読む
  • ウナノハテノガタ
    「原始」を時代背景にした本を初めて読んだ
    未来と同じくらい未知なる世界
    空の高さに勝る海の深さのような世界
    最初はとにかく言葉がわからず読みにくかったが
    しばらくすると英文で知らない単語が文脈でわかるように、なんとなく読めてしまう。
    生命力ほとばしる作品
  • ウナノハテノガタ
    「螺旋」プロジェクトの2冊目。一気に古代に飛んでみた。年跨ぎで読んで今年の1冊目。

    山の民(ヤマノベ)のマダラコが生贄の儀式から逃れて山を下り、海の民(イソベリ)の集落に辿り着くところから始まる物語。

    カタカナで聞きなれない単語が多い文章は読みづらかったが、これは最初のほうの話を読むうちに慣れた...続きを読む
  • ウナノハテノガタ
    螺旋プロジェクト1冊目。

    勝手に海と山の両サイドから物語を描くものと思ってたけど固定概念だった。ほぼ、海サイドのみで展開するのは新鮮。

    ただ、時代設定に関してはかなり貧乏くじ引いちゃってるでしょ、この作者さん。

    言葉が明確に通じない時代性や古めかしさを表現するために太陽をオオキボシと呼んだり、...続きを読む
  • 犬はいつも足元にいて
    いつか読もうと思っていて、なかなか読めなかった本。イメージとは違っていたが、星3位おもしろかった。

    大森兄弟で、一章ずつ交代で書いていたということだったが、どこで人が代わったのか、どの章とどの章が兄でどの章が弟なのか、わからなかった。

    以前テレビで著者を見たことがあったが、穏やかなおとなしそうな...続きを読む