汐見文隆のレビュー一覧
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試し読み
Posted by ブクログ
この本の存在を知るまでは、
和歌山にここまでに壮絶な原発を巡る闘いがあったとは、
露ほども知らなかったというのが正直なところであった。
(原水禁の存在は知っていたが、原発とのつながりはピンと来てなかった)
原発を拒み続けた壮絶なる記録が、
読み手にとって淡々と整理され記録されているのと、
いろんな執筆者がいろんな角度で記録しているので、
その当時のようすがリアルに伝わってくる。
この本を読んで、和歌山のことがちょっぴり好きになったかなと。
たくさんの印象に残ったフレーズがあるが、1つだけ。
「学ぶ、ということは、知識を詰め込むことではなく、自ら変わることである。
竹中さんこそいろいろな -
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試し読み
Posted by ブクログ
日本の原発54基は海岸線に沿って日本列島を囲んでいる。しかし紀伊半島には原発が無い。「原発のない県」がどのように作られたのか?本書はかつて和歌山県の4町5カ所に起きた原発建設計画を止めた経緯を、絡み合った糸を丁寧に梳くように読ませる。国の政策の上に胡坐(あぐら)をかき、地域経済や個人の暮らしまでも支配してきた電力会社。強大な資本と国の後押し、そして個人や組織に向けて膨大なおカネの攻勢。日本中の原発立地県で行われてきた手法に、原発に反対する個人、個人がどのように立ち向かったのか。なぜ和歌山では執拗な電力会社との20年を超える激しい攻防に立ちく向かえたのか?その答えは特別な方法でもなければ奇想天外