汐見文隆のレビュー一覧

  • 原発を拒み続けた和歌山の記録【HOPPAライブラリー】

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    この本の存在を知るまでは、
    和歌山にここまでに壮絶な原発を巡る闘いがあったとは、
    露ほども知らなかったというのが正直なところであった。
    (原水禁の存在は知っていたが、原発とのつながりはピンと来てなかった)

    原発を拒み続けた壮絶なる記録が、
    読み手にとって淡々と整理され記録されているのと、
    いろんな執筆者がいろんな角度で記録しているので、
    その当時のようすがリアルに伝わってくる。

    この本を読んで、和歌山のことがちょっぴり好きになったかなと。

    たくさんの印象に残ったフレーズがあるが、1つだけ。

    「学ぶ、ということは、知識を詰め込むことではなく、自ら変わることである。
    竹中さんこそいろいろな

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    2012年07月27日
  • 原発を拒み続けた和歌山の記録【HOPPAライブラリー】

    Posted by ブクログ

    日本の原発54基は海岸線に沿って日本列島を囲んでいる。しかし紀伊半島には原発が無い。「原発のない県」がどのように作られたのか?本書はかつて和歌山県の4町5カ所に起きた原発建設計画を止めた経緯を、絡み合った糸を丁寧に梳くように読ませる。国の政策の上に胡坐(あぐら)をかき、地域経済や個人の暮らしまでも支配してきた電力会社。強大な資本と国の後押し、そして個人や組織に向けて膨大なおカネの攻勢。日本中の原発立地県で行われてきた手法に、原発に反対する個人、個人がどのように立ち向かったのか。なぜ和歌山では執拗な電力会社との20年を超える激しい攻防に立ちく向かえたのか?その答えは特別な方法でもなければ奇想天外

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    2012年07月19日