森ゆうこのレビュー一覧
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追及というと、ちょっとおっかないイメージ。でもこの二人がやっていることは、普通に考えたらおかしいことを、そのまま直截に問うているだけ。国が国民を欺くというモリカケの大問題。とりあえず最初は出まかせを言っておいて、バレたらそのとき謝ればいいや的対応。先日、また新たな不適切発言・不祥事が明るみになって、またとりあえず謝って辞職して、そんなことの繰り返し。本書でも書かれているけど、上が辞めんとこの体質は変わらん。いつまでのさばるんだろ? だからこそ、この二人のような人たちには徹底的に追及してもらって、辞めさせるまで止めないでもらいたい。陰ながらの応援しかできないけど。
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著者は民主党参議院議員であり、小沢グループの一員である。この本には検察がいかに犯罪者をでっち上げるのかが記されている。今回の小沢一郎裁判の争点がことごとく偽りであったとの事。事実、森議員の追及で、大鶴東京地検次席検事辞職、佐久間東京地検特捜部長更迭(現在は法務総合研究所国連研修協力部長で6/27戒告処分)となったこと事態が検察のインチキぶりを証明している。例えば政治資金収支報告書不実記載の件2004年に取得した土地を2005年と届けたのが虚偽の報告だとして犯罪とされた。確かに売買契約は2004年だが、土地を登記したのが2005年の1月だったため、2005年で届けたものである。仮にそれが間違いで
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ネタバレマイナンバー、検察と司法、アベノミクス、原発再稼働、少子化の5つの罠を丁寧にどうするべきかを問題点も含め書かれています。
マイナンバーについては、そのシステム開発について、発注側が全く管理出来る人材がなく、予算についても妥当かどうか?ITの世界が日本の新たな利権の渦巻く刈り取り場になるのではと危惧されます。
検察と司法については当然小沢氏の問題を取り上げ、無実の国会議員を無理矢理潰そうとする検察司法の問題に切り込んでいます。
アベノミクスについては表面的ないい話ばかりであり、その問題を鋭く指摘しています。単なる言葉に浮かれていたら、とんでもない日本がやってくる可能性が大きいと思われます。
原発 -
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一連の『小沢事件』をきっかけに法務官僚・検察官僚・さらにはマスコミとの1000日間にも及ぶ熾烈な戦いを記録したものです。『国家の主人は誰か?』というテーマを本書を読んだ後に改めて考えさせられました。
僕は本書を読んだ後にネット等で彼女の経歴および、政治活動というものを知りました。その中でイラク特措法案の採決時に国会が紛糾した際、大仁田厚氏の頭を引っぱたいたというエピソードを知って『ああ、あの女性議員か』と思い出しました。
現在は民主党を脱退し『国民の生活が第一』を旗揚げした小沢一郎氏と行動をともにしているそうで、Youtubeなどでその答弁の様子を見ることができます。本書は彼女が尊敬して -
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ネタバレ小沢一郎が、森ゆうこが、民主党が、国民の生活が第一が好きとか嫌いで物事を判断しているといずれ自らに降りかかることになるかもしれない裏の出来事が書かれている。
一蹴することで何もなかったことにできるのならそれはそれでよしだろうが、今この世の中はそんなに単純に物事が進んでいるわけではない。
政治、経済、教育、外交、とあらゆるものが密接に絡んできているなか自分はいったい何を信じて何に共感して生きていかなければならないのか一人一人が常に考えを持たなければいけない時代に生きているのだと自覚しなければならない。
それができてこそ人を批判でき、国を批判できるのではないだろうか。 -
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ネタバレ小沢嫌いも、小沢好きも、どちらにも読んで欲しい「小説みたいな事実」が、解りやすく、面白く書かれている。
テレビと新聞だけなんとなくニュースで見ましたって言う人は「小沢?あぁ、なんか、西松とか水谷とか土建屋さんからお金もらってて、秘書が捕まったんだよね。5000万賄賂渡したとか。あと、何かそのお金で、土地買おうとして、陸山会ってところで上手いことごまかしたんだよね。で、裁判は豪腕で無罪になったけど、ほとんどグレーだったみたいじゃない。有罪になって、政治家やめればいいのにね。」って人が多いと思うんだけど、最近「小沢のほうが正論じゃね?」っていう人がどんどん増えてる。野田+自民が残念すぎるからバレて -
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検察の横暴ぶりが良くわかる。本文中にも書かれているが、マスコミも真実に見せかけた世論誘導がひどい。もちろんそれにすぐに乗っかる国民にも問題があることも確か。著者が危惧するように、検察の証拠捏造によって無実でも犯人にされてしまうことは実際に起きているのではないか(袴田事件もそう)。その一方で、政権与党の在り方もきちんと見ている必要があるのではないかとも感じる。本書はたまたま小沢事件のことを書かれているが、検察・裁判所だけではなく、各省庁でも似たような情報操作が行われていて、それが国民に知られていないのではないかと思うと、利害関係のない第三者チェック機関の必要性を感じた。
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ネタバレ小沢一郎氏が検察やメディアにおとしめられ、秘書も無理矢理巻き込まれたその道程が森ゆうこ氏とその周りの協力者によって暴かれていく。
小沢氏起訴や秘書の起訴の理不尽さや、どう考えても無罪なのに押し進めた中身、そして無理矢理推認による推認で有罪にさせられていったのは、間違いなく検察の横暴だという事実。
この事件さえなければ、今の日本がどのように変わっていたかと考えると、悔しくて仕方がない。
真実や事実を自分で見極めるすべを私たちは今ネットやあらゆる方法で手に入れる事が出来るようになっている。
結局、その手段を使う人間になれるかなれないかでその中の情報は間違って理解させられているのではないかとこ -
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『国民の生活が第一』に興味があるわけではないが、以前の会社の知り合いの方から進められて購入。
真の改革を目指す政治家は、メディアとスクラムを組んだ既得権益組に葬り去られてしまう。
この本はで取り上げられるのは、いい政治家だが歳を取りすぎた過去の人と言われる小沢氏。彼の近くで参議院議員を務める森ゆうこが、真実を暴くために自ら動き、検察、メディアの不当な部分を明らかにしている。
西松建設事件から始まり陸山会事件へと、検察は勝ち目がないと見ると訴因を変更してまで小沢を狙い続ける。検察がだめなら今度は検察審査会にまで影響を与えようと、虚偽の検察報告書を提出してくる。最後はたとえ判決が白となっても -
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国民生活が第一党の森裕子(森ゆうこ)参議院議員(執筆当時:民主党小沢グループ所属)が、小沢一郎にまつわる西松建設事件および陸山会事件の真相を追い、司法・検察・マスコミと戦った3年間の記録。
本書は、西松建設事件での元秘書の起訴から陸山会事件で小沢一郎の無罪が確定するまでの間、著者が小沢一郎議員だけではなく日本の立法府の独立性と民主主義国家の根幹を守ろうとした活動の記録である。
事件の経緯や結果を知らなかった者にとってはその内容を知るという事だけでも意味があったが、実際に著者が各方面とやりあった赤裸々な内容をみれば、マスコミが報じない事実に驚愕する面もある。(もちろん本書を唯一真実を語るもの