岩井琢磨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっとこさ読み終わりましたが、一言で感想を言ってしまえば、「非常に良い!」OffLineとOnLineの今の取り組みが非常に分かりやすく事例がまとめられている。
また、単なる事例紹介ではなく、ユーザー(生活者)がモノを買うということの動きがフレームワークとしても整理されていて、考え方のベースとなるので、自身で担当する業務に落とし込んだ際にも、転用ができるという点が実務書としても優れていると感じた。
一部ネタばれになってしまうかもしれないが、「データ収集と対話」というコトが対になっていないという筆者談は、目下花盛りなデータ関連への、適切なアクション指針として、私自身の仕事にも参考になった!!
EC/流通/メーカーなどの事業社の方々だけでなく、メディア領域の人間も読めば、必ずご自身のビジネスの参考になると思う!!!ので、超おススメ!!!! -
Posted by ブクログ
ネタバレカスタマーバリューの3階層として、カスタマー・バリュー・ピラミッドがある。これは顧客価値が単なる一元的なものではなく、階層的な構造になっているという考えだそうだ。
第一階層は機能価値。第二階層は体験価値。第三階層はつながっている価値。上に行けば行くほど顧客価値としてのつながりの強さは強くなる。
機能価値は商品やサービスが本来持つ機能が実現する顧客価値だが、もはやこれだけでは顧客からの選択を得られにくくなっている。
体験価値は商品サービスの届け方を含むブランド総体として、顧客が実感できる価値を指す。店舗・コールセンターといったリアル顧客接点や、デジタル顧客セ店、また送付物に至るまで、あらゆる接点での体験(コト)が顧客価値の実現に寄与していなければならない。ここまで実現できていれば、顧客からの推奨を得る具体的な働きかけも可能になるとのこと。
ここまではサービス業では当たり前のこととして理解されており、例えば、料理だけでなくスタッフや予約のすばらしさがなければ他社推奨を得られない。さらにはデジタル接点もどんな企業でも持つようになっており、一連の顧客接点を通して他社よりも素晴らしい顧客体験がなければいけなくなっている。
さらにそこから企業が顧客とデジタルで直接つながり、常に最適な提案が届けられるようになると、第三階層の「つながっている価値」が実現される。この段階になると、顧客の維持・保持が高確率で引き起こされる。これをエンゲージメント・バリューと本書では言っている。
このピラミッド構造で、自社がどの段階まで顧客価値を届けられているかを可視化することが重要。たいがいは第二階層でとどまっていて、現代は、デジタルで顧客が企業とつながっていることを前提にしなければならない。
そして、それを、顧客にとっての価値、という視点で描かなければならない。顧客の囲い込み、といったプロモーショナルな視点ではなく、「顧客にとって自社とつながり続けていることの価値とは何か?」という姿勢が重要。これを念頭に置いて、顧客価値を見直す必要がある。
デジタル経営システム
顧客エンゲージメントの4P -
Posted by ブクログ
オンラインとオフラインは代替ではない、一体だ、という考え方はもはやごく当たり前だと思うが、それをマーケティングの観点で改めて整理。
顧客から見て、なぜそのサービスと繋がりたいと思えるのか、という顧客提供価値、すなわちエンゲージメントを、4つのP、product price promotion placeのある意味古典的な枠組みで問い直す。
具体例を含め切り口はシャープ。一方で、広告代理店系プロフェッショナルの本にありがちなことだが、結局儲かっているのか?についての回答は示されない。
例えば顧客がそのままファンになってしまうほどの認知度を誇る登山サポートサイトのYAMAP、私もヘビーユーザーだからその使い勝手はわかっているつもり。だが、このサービスは未だ黒字化していない。
この本をベースにビジネスアイデアを組み上げて、さてキャッシュが回るか、はまた別の話、という割り切りは必要な、でも世の中に全ての回答を詰め込んだ本は存在しないとの前提に立つなら得るところの大きい本。 -
Posted by ブクログ
・いかに他社にはない『購買体験』を提供し、顧客とのつながりを創り出せるかが重要。オンライン、オフライン双方にチャネルを設けたからといって独自の購買体験が無ければ見放される。
・チャネルシフトは企業が意図的に設計してなければ、顧客を自らのチャネルに引き込むことはできない。
・オムニチャネルで変化するのは店舗ではなく顧客管理。「店舗を軸の顧客管理」から「顧客を軸にチャネル管理」を行う。
・オムニチャネルの本質とは、企業側の進化ではなく、顧客の買い物行動の変化にある。チャネルの主導権が顧客に移った。
・店舗、アプリ、商品、メディア、SNS等全ての顧客接点がチャネルである。 -
Posted by ブクログ
シンボリックストーリー
①企業の強みを象徴している
②企業の戦略方針に合致している
③思わず人に話したくなる
個人のメディア化
ビジネスモデルの同質化
ビジネスモデルを構成する戦略要素
①顧客に提供する価値
②競争優位性の持続
③儲けの仕組み
シンボリックストーリーで模倣困難性をさらに高める
物語戦略づくりの3ステップ
①物語を「見つけ出す」
自社の培ってきた歴史から
会社の各機能から
社外の関係者から
②力を「テストする」
VRIO分析
Value(価値)
Rarity(希少性)
Inimitability(模倣困難性)
Organization(組織的活用)
ヒーローズ・ジャーニーに当てはめる(ジョセフ・キャンベル)
③ビジネスモデルと「つなぐ」
戦略要素の筋を通す
物語を埋め込む
戦略オプションを考える
シンボリックストーリーを生み出す
①人的資源タイプ
Why 創業者がなぜそれをしたのか?
サイモン・シネック Start with why
Why:なぜこの事業をしているのかの理由。大義や信念、理想。
How:そのために行っている独自の方法
What:結果として生まれる製品やサービス
シンボリックストーリーは認知的不協和に貢献
②物的資源タイプ
cf.ハンズマン 片手だけの軍手
ポジティブなハロー効果をもたらす
③組織資源タイプ
cf.ノードストロームのタイヤの話