市川宏のレビュー一覧

  • 史記(1)覇者の条件
    全巻完読していないので、ここに載せないつもりでいたが、TV-JAPANの探検ロマン歴史遺産で、始皇帝陵と兵馬俑坑を見てしまった後なので、とうとう登場してしまった。やっぱりホリエモンのように独房にでもいないとなかなか全巻読破は難しいとおもう。中国の古典にはいろいろな発見がありおもしろい。たとえば、徳川...続きを読む
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    統治理論の名著。韓非子には、政治を実践する立場からの課題、解決策が書かれており、また現場のリアリティがふんだんに盛り込まれている。君主からすれば、先王の政、道徳による政治等の抽象的な儒家の説法より、富国強兵を真剣に考え、血なまぐさい政治現場を実際に見てきた韓の公子、韓非の法・術論を知りたかったのだ。...続きを読む
  • 中国の思想(6) 老子・列子(改訂版)
    『老子』は81章全てを収録。『列子』は抄録のようである。岩波文庫の小林勝人訳注『列子(上)(下)』は絶版のため、徳間文庫の[中国の思想]シリーズの『老子・列子』が、『列子』の内容を知るための貴重な書籍である。が、この徳間文庫の[中国の思想]シリーズも、最近は、書店で取り扱いされていないため、困った状...続きを読む
  • 中国の思想(12) 荘子(改訂版)
    『荘子』は三十三篇からなる。内篇(7)、外篇(15)、雑篇(11)である。内篇は全訳。外・雑篇は著名な話や成句の出展となったものを抄訳されている。
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    劉向編『戦国策』十二国のうち、まとまりのある説話を抄録。底本は、横田惟孝『戦国策正解』とし、諸本を参照されている。
  • 史記(4)逆転の力学
    時代は、秦が滅んで群雄割拠へ逆戻り。この混沌の中、覇を競い合う項羽と劉邦と、彼らと関わりあう多く英傑たちが織り成す人間模様を描く。漢が中国を統一した後の、功臣たちの粛清は悲しいものがありますが、それ以外は非常に面白い。さすが司馬遷と思わせる一作。
  • 史記(7)思想の命運
    列伝のなかで紹介されている思想家にスポットを当てる。司馬遷が友人に当てた手紙は彼の怒り、悲しさを強く感じ、涙なくしては読めない(司馬遷は、匈奴討伐の失敗の責任を取らされた将軍を擁護したため、求刑に処せられた)。
  • 史記(1)覇者の条件
    覇者が、覇者になる過程とそれによる国の隆盛、その位置から転げ落ち、衰退していく様は、現代における企業のそれとまったく同型。人の営みにほとんど進化が無いことがわかる。しかし2000年以上変わらないとは...
  • 史記(5)権力の構造
    漢が安定してからの政治闘争を描く。どこかの上場企業の内情と同様、醜悪があるものの、骨のある人物も多く、彼らの思考を垣間見るだけでなかなか意味深い。しかし、いつの時代にも糞みたいなやつは生きているのね。
  • 史記(3)独裁の虚実
    秦の始皇帝を中心に、「六国から秦へ」、「秦の安定期」、「秦から、内乱状態へ」、「内乱状態から、漢の入り口へ」を描く。さすがに史記だけ、掘り下げ方が半端ではない。
  • 史記(6)歴史の底流
    史記は、本紀と列伝からなる。このため紀伝体とよばれる。この本は列伝の中で紹介されている人物にスポットを当てている。かなり濃いキャラクタぞろいで面白い。
  • 史記(2)乱世の群像
    以前から史記を読んだみたいと思っていたので、とりあえず読んでみた。呉越の戦いが心に残った(臥薪嘗胆という言葉の発生元)。
  • 史記(8)『史記』小事典
    第八巻は「史記 小辞典」と題されており、「本紀」は1〜12までに「三皇本紀」を入れたもの、「表」が1〜10、「書」が1〜8、「世家」が1〜30、「列伝」は1〜70がそれぞれダイジェストで解説されている。
    更に「史記名言辞典」、「人物小辞典」や、主な時代ごとの略地図、世家を読み解きやすくする家系図など...続きを読む
  • 史記(6)歴史の底流
    この巻では特に「貨殖列伝」に興味がわいた。経済、経済人のことを扱った列伝である。
    ただ単に「富」について書いているわけではなく、庶民や官僚の徳を高めたり、争いをなくしたり、人びとが楽しい生活を送るには、経済の正しい活性化が必要だと説いている。
    「史記」という歴史書が、このようなことまで記しているとは...続きを読む
  • 史記(6)歴史の底流
    滑稽列伝の東方朔の事が読みたかったのに載ってなかったのが残念でした…orz
    それだけが無念すぎるので☆4つでw

    遊俠の世界は触れた事がなかったので、学ぶところが大きかった。
  • 史記(1)覇者の条件
    すべてを網羅しているわけではありません(特に列伝)が、訳と原文と書き下しが揃っています。
    有名な話は載せているし、地図や年表、人物時点なども充実しています。
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    ・君主を説得する難しさは、相手の心を読み取った上で、こちらの意見をそれに適応させること、この1点につきるのである。

    ・昔の聖人である堯・舜・湯・武のとった方法を、現在の世の中でそのまま手本にするものが、新しい時代の新しい聖人に笑われることも、またたしかである。聖人とは昔にとらわれ一定不変の基準に固...続きを読む
  • 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版)
    孫子・呉子は全訳、尉繚子・六韜・三略・司馬法・李衛公問対・
    孫ぴん兵法は抄訳です。
    個人的に読みやすく、また尉繚子・六韜等は全訳に拘らず「一冊で済ませたい」と言う方には良いと思います。
  • 史記(1)覇者の条件
    史記を読み始めた。覇者の条件ということで、王様を中心とした国運営について、話が描かれている。へえとおもったことに、中国にも大儀名文的なことがあること。に日本独特かとおもったが、やはり人間どこもおなじだな。それにしても古文をもっと勉強したおけばよかった。
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    戦国時代に遊説家が沢山いた
    それは乱世が続き沢山の国家が乱立していた

    そこで生き残る為の手段、すべてを手中に収めるため
    沢山の人たちが取った行動、雄弁した策とは

    戦国時代の時代背景があり、今の時代にはそぐわないかもしれませんが
    ビジネスも乱立する中、手がかりになればいいと思います