竹信三恵子のレビュー一覧

  • 官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル

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    私たちのリアル。
    正に今ある現実が書かれている。
    著者の一人と知り合うこともできた。
    これからどう生きるか、諦めるわけにはいかない。

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    2020年11月24日
  • これを知らずに働けますか? ──学生と考える、労働問題ソボクな疑問30

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    読むべき本というと『カラマーゾフの兄弟』とか『七つの習慣』とかが挙がると思うのですが、資本主義社会で生きる我々日本人にとって本当に必要なのは本書のような本だと思います。本書を全世帯に配布しましょう(笑)。
    内容としては、それこそ小学生から知っておいて損はないと思いますが、難しいので高校生・大学生からが現実的ですかね。仕事に不安を抱いていたり、過度な期待をしている学生は絶対に読むべきです。基本的な知識の羅列ですが、全てを網羅している方はそうそういないと思います。逆に簡単な知識ばかりだと思って手に取るとなかなかのボリュームにたじろぐのではないでしょうか。細かい法律の数々までフォローできていますか?

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    2020年06月03日
  • しあわせに働ける社会へ

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    ILOの創設から100年、そして日本はすでに先進国の仲間入りを果たして、かなりの年月が経過している。しかし、1998年のILO「新宣言」の最優先8条約のうち2つも批准していないという。雇用劣化、労働の二極化、増え続ける非正規従業員、自己責任だと責められる非正社員。その構造が、分かりやすく説かれている。

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    2019年03月27日
  • これを知らずに働けますか? ──学生と考える、労働問題ソボクな疑問30

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    ネタバレ

    学生さんも新卒就活の若者も、そして中途採用の転職者も、すべて読んどいて損はない。
    日本は年金や健康保険進んでいるけれど、サラリーマンの働き方が過酷すぎる。働き方改革、早く進めないと、労働で死ぬ人、病む人続出でしょう。

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    2018年02月04日
  • 正社員消滅

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    ■「我が国の労働市場においては,正社員とパートタイム労働者との間に「職務」と「賃金」の連結を認めるための社会的基盤が成立していない」「その最大の要因は,正社員が企業に対して負っている拘束の大きさにある」(水町勇一郎の「同一義務同一賃金」論)
    ■水町によれば日本の正社員はパートにはない様々な
    義務を負っているとされる。残業命令・配転命令に従う義務,退職後に元の会社と競合関係にある会社に就職してはならない競業避止義務,業務命令への服従義務などがそれ。ドイツやフランスでは正社員に相当するフルタイム社員は,パートと同じくそうした義務がない。日本の正社員の賃金の高さは,そんな思い義務からくる高負担の見返

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    2017年10月29日
  • 正社員消滅

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    衝撃的なタイトルにひかれて購入しました。

    いまや、日本で働く人の4割が非正規雇用(福祉現場も同様)であることは知っていたつもりですが、丁寧な取材のもとに語られる実態に改めて驚きました。グローバル経済と新自由主義に基づく経済政策のもと、一億総活躍社会の実現や「働き方改革」などを打ち出しながら、大企業優先で働き手を守る政策を国がとっていない事実も解明されていました。もっと私たちは、怒らないといけないですね。「正社員」とは何かと問われると確かにはっきりしないわけですが、その意味をとらえ直すことが必要だと思いました。

    「働く」ことの本質的な意味(労働が人間の発達にとっていかに大事なことであるか)

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    2017年06月08日
  • 正社員消滅

    購入済み

    正社員は目指すものなのか?

    私は大学の教員です。大学生が「一部上場企業の正社員」という「勝ち組」を卒業時のゴールとし、就活を大学生活における最重要課題と位置付けるため、大学教育に大きな弊害が出ています。
    しかし、そこまでして得た正社員はそれだけの価値があるものなのか、この本を読んで、就活中、あるいは、これから就活する大学生の皆さんにはよく考えてほしい。
    「よらば大樹の陰」という発想で「一部上場企業の正社員」を目指すのではなく、一生ものの本当の実力を大学の学問で身につけてしっかり生きてほしいと思います。「一部上場企業の正社員」の方が安楽で安定している(様に見える)かもしれませんが、それが皆さんが定年を迎えるまで続くかは

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    2017年04月09日
  • しあわせに働ける社会へ

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    元朝日新聞記者による労働問題を真っ正面からとらえた名著。中高生、大学生向けに書かれたものだが、現在、非正規労働にあえぐすべての労働者が読んでさしつかえない。

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    2014年01月20日
  • しあわせに働ける社会へ

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    読みやすい。いい本。働くことについて書かれている。就職に失敗しても自分だけのせいじゃないよと思わせます。誤字脱字は無かった。

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    2012年11月10日
  • しあわせに働ける社会へ

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    労働問題について、とてもコンパクトにまとまっている良著。
    若者の就職難・名ばかり正社員・派遣etc. 社会は落とし穴がいっぱい。
    単に現状を羅列するだけではなく、「落とし穴への対処法を知ることが大事」
    と説く。
    これをきっかけに他の労働関係の本に当たってみよう。

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    2012年09月26日
  • しあわせに働ける社会へ

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    いま就活中の若い人のことを思い浮かべて読み始めたけど、自分の問題でもあると気付かされた。
    前半はかったるかったが後半に向かって面白くなった。
    何かできるかも、と思わせてくれる。日本版フェアトレードっていいな。和民には行かない。とか。
    この著者好きだな。

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    2012年09月13日
  • ルポ 賃金差別

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    確かに、非正規職員で就職してしまうと、正職員との差は開くばかりで、企業の考え方ひとつで、労働力が買い叩かれる。日本の労働者がおかれている環境を欧州諸国と比べて客観的に把握することが大事と思った。

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    2012年05月29日
  • ルポ 賃金差別

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    我が国の労働市場には雇用形態により賃金「差別」が生じているという事象を報告したルポルタージュ。人員の非正規化や、そもそも非正規労働が「夫や親に養ってもらえる女性・若年層のもの」という認識が変わらない限り、この問題をなんとかするのは難しいように思える。惜しむらくは男性非正規労働者への言及が少なかったこと。

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    2012年04月21日
  • 10代から考える生き方選び

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    ネタバレ

    正社員の減少、共働きの増加、専業主婦の減少…生き方や価値観が目まぐるしく変わる中で、世代間の考え方の相違が浮き彫りになっている。
    どんどん時代は変わっていくのに、旧来の「男は仕事、女は家庭」にとらわれていると、取りも直さず日本は世界に置いてけぼりにされる。
    上の世代が政治を牛耳っていては、新たな流れが現れても柔軟な対応ができない。
    あらゆる場面で早急な新陳代謝が重要だと思った。
    そしてそれを身近なものとして捉え、自分の生き方を定める材料にしていきたい。

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    2024年12月15日
  • 女性不況サバイバル

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    コロナ禍を契機に、女性の雇用が危機的な状況に陥った点に焦点を当て、その原因ともなっている雇用危機が放置されてきた「6つの仕掛け」について、著者の取材を基に詳細に論じられています。

    著者が述べているように、現在の多くの職場においては、非正規雇用の女性の方が重要な戦力となっているはずです。
    それなのに、それら豊富な経験や知識を持っている女性職員の方を、コロナ禍を理由に、いとも簡単に切り捨てるのは納得できませんでした。

    本書は、女性の労働問題に興味を持たれている方にとって、現在の日本の雇用制度の課題を改めて認識させてくれる良書だと思います。

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    2024年03月03日
  • 官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル

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    官製ワーキングプアの現状と問題について、当事者を含めた多様な観点からまとめられていた。

    非正規公務員の待遇の改善は、ひいては良質な公共サービスの維持・向上に繋がることだと理解できた。

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    2024年02月02日
  • これを知らずに働けますか? ──学生と考える、労働問題ソボクな疑問30

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    読みものとして読みやすく、労働者としての権利や、どんなふうに考えたらよいかをつかみやすい本でした。

    大学生向けの講義をベースに書かれており、学んだ学生さんがアルバイトの場面で出会った困りや、講義を経て伝えるべきことを伝えた後の変化についても紹介されているので、それもよかったです。

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    2023年06月18日
  • これを知らずに働けますか? ──学生と考える、労働問題ソボクな疑問30

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    元新聞記者で大学教授の著者が、労働関連に対する学生からの質問をもとにした30の疑問に答える本。ちくまプリマー新書ですから中高生や大学生らバイトをしていたりこれから社会に出ていくことになる人たちが主だって想定されている読者ですが、若い働き手や非正規就業の中高年の人たちまで、労働問題に詳しい知り合いを得たかのように知見を得られる内容になっています。

    根拠のない希望的観測のようなものはまったくありません。労働法などの理想通りにはコトが運んでいない労働の現実の姿から現況をあぶりだし、それにどう対処するかの方法を提示してくれています。
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    「労働法などを知ってしまうと、現実との落差に

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    2023年01月17日
  • 官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル

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    公務員への自分たちだけ安定しているといったバッシング一方で、職種によっては半分以上非正規職員であることを知る。会計年度任用職員か。すごい響きである。

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    2021年10月28日
  • 官製ワーキングプアの女性たち あなたを支える人たちのリアル

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    このブックレットって何だろう。新書にすればよいのに。最近、氷河期世代を公務員に採用するとかやっているけど、応募者数に対して採用数少なすぎて氷河期の就活デジャヴなだけだから、この本で問題になっている会計年度任用職員制度のほうを何とかしたほうが良い。なぜ民間では合理的な理由のない雇止めが違法なのに、非常勤公務員では公然と「更新は2回目まで、3回目以降は公募」などということがまかり通っているのだろう。定数内職員が自治体の予算で減って、定数外職員で補っているとのことだが、現場を知らない上からの制度ではなく、働く人の立場に立った制度に改めるべき。

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    2021年08月31日