長井裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幕末~明治中期の国芳一門や他の浮世絵師たちによる、
浮世絵やおもちゃ絵に、描かれた猫たちを集めている。
はじめに・・・猫絵流行のきっかけは、国芳!
第一章 ねこビル・・・牛鍋屋、そば屋、日本舞踊、芝居小屋等。
第二章 ねこストリート・・・あきんど、屋台・人力車、馬車等。
第三章 ねこスクール・・・手ならい、授業中、男子校、放課後。
第四章 ねこレジャー・・・出初式、花見、年中行事、相撲、運動会。
第五章 ねこシアター・・・軽業、弥次さん喜多さん、忠臣蔵等。
第六章 ねこライフ・・・結婚、痴話喧嘩、家事、人生ゲーム等。
第七章 ねこVSネズミ・・・鼠一座、ワル鼠、名勝負、猫地獄等。
読み下し文有り。ギャラリー、コラム有り。カラー図版多数。
猫そのままの姿有り、擬人化した姿有りの、猫の絵尽くしの本です。
読み下し文と説明で、作品の内容が分かり易い。
絵の中の猫たちの動きや仕草や、各ページに散りばめられている、
作品から飛び出した猫の絵も、実に良い。あ、短尾が多かったのね。
それ以上に、当時の風俗や流行、文化がよくわかります。
「弥次さん喜多さん」の中に電線や人力車が描かれているのは、
明治の文明開化の影響の現れでしょう。
また、1枚で様々な玩具を作れたり、元祖紙着せ替え人形が
あったりと、おもちゃ絵の面白さを知ることのできる
楽しい内容でもありました。