やまだ紫のレビュー一覧

  • しんきらり
    性悪猫を昔読んだ。興味を持って、今回名作の誉れ高い本作を。主婦の日常と繊細な心理がとてもよく描かれているように感じた。主人公の旦那のような夫は、ほんとうにどこにでもいるものだなぁと感心します。自省を込めて。いい本だと思います。
  • 性悪猫
    猫の目を通して、素敵な言葉を書かれる作家さん。
    悩んでいる時、一人寂しい時心に響きます。
    「優しい人になる」とは何のために?誰のために?
    他人から見える自分を気にして生きているのかなと改めて考えさせられた。
    「子どもを産んだと同時に母の自分も産んだのだ」
    素敵な言葉のプレゼントです。
  • 性悪猫
    私が持っていたのは、たぶん初版で、青土社のもの。
    表紙、素敵でした。復刻してほしい。
    引っ越しで手放してしまったけど最後まで迷った一冊。
    当時、マイナーな感じだったけどこのすぐれた作品はきっといつまでも残ると確信してました。
    「おひさまいっこあれば」って見上げる猫の表情とか、
    とにかく猫描写が秀逸。
  • 性悪猫
    猫漫画というくくりにしたくない。
    代々伝えていきたいマンガ。

    せけんなど どうでもいいのです お日様いっこ あれば
  • 性悪猫
    先月小学館から出たんですね~。
    写真が無くて新しいのを引いてきましたが
    実際にはちくま文庫版で読みました。
    古本屋さんでタイトルのインパクトだけで選んだのですが
    内容が素晴らしすぎて選んだ自分に感動したほど。
    こんな気分のときあるわ~って思いながら読み返してます。
  • 性悪猫
    いい猫マンガとだめな猫マンガがあるが、これは間違いなく前者。
    猫の形をした何か別のものではなく、ちゃんと猫が描かれている。

    そして、この猫という生き物に仮託されているのは”女性”という存在のありよう。
    生物としての女性、人間としての女性、性差としての女性、母としての女性。
  • ゆらりうす色
    「ダンボールの中身だって 出さないまま 暮らしていける
    あの人だって いなければ いないで 暮らしていける」
  • しんきらり
    新たなマンガ表現というウリに惹かれ読んでみる。

    日常の何げない生活の中での女性心理をそのまま描いている感じ。
    江國さんとかの小説が好きな女性にきっとウケるんだろうなぁ。

    自分は男なので、そんな捉え方もあるんだ!
    とちょくちょく感じた部分があるのみで、
    大きくうなづいての共感までは至らなかった。
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