高見幸郎のレビュー一覧
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いま、見えている世界は脳の機能が作り出したもので、脳の機能の一部が損傷を受けると、こんなにも世界は変わるのかと驚く。と同時に、人は新しい世界に慣れる事ができるというのは、勇気づけられる。Posted by ブクログ
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本作を知ったのは、頭木弘樹さんの「絶望読書」のなかで紹介されていたことがきっかけ。
「人間に、こんなことって本当にあるの?」という症例が多種多様に描かれている。
難しい内容や専門用語が多いので、医者や理学療法士なんかにとっては、とても面白く読めて、かつ参考になるのではないかと思った。Posted by ブクログ -
馴染みがないジャンルで難しかったけどどの話も興味深かった
脳の障害でまっすぐ歩くことができなくなってしまった男性が水平器を使うことを思い付いた話には感銘を受けた
記憶喪失によりアイデンティティを失ってしまったら人の話は少し怖くなってしまったPosted by ブクログ -
脳や記憶の障害の症状に、こんなものがあるのか、と驚くばかり。
いつ自分が同様の発症に至るかも恐ろしいが、近親者にこのようなことが起こったとき、ちゃんと、サックス先生のように対応できるか真剣に想像するも、撃沈した。
それでも悲劇的なことばかりではなく、随所にかつての姿がしのばれたり、人間味があったり、...続きを読むPosted by ブクログ -
何かが足りない人に対して、足りない部分ばかりを補おうとし、良いところを伸ばさなければ、何も残らない、というのは誰にとっても当てはまることなんだろうに、でもなかなか実践はできないもので。なんでなんだろうか。出る釘は打たれるというやつか。
こういう本によっていわゆる障碍者と言われる人々は身近になるんだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
自閉症、てんかんなど、特異な症状をもつ人の観察記録。
彼らは劣っているのか、健常者と同じなにかを持っているのか、むしろ優秀なのか。
人間観察に新たな視点を与えてくれる。Posted by ブクログ -
もう脳の本は何冊か読んだので、最初のインパクトはなくなってきているが、人間には実は計り知れない能力があるんだなあ、、、と、改めて思った。
普通は、バランスよく、その一部ずつしか発揮されないが、そのバランスが崩れたら、何かは失うかもしれないけど、ものすごい能力が全開となるかもしれない。
聴力の一部が失...続きを読むPosted by ブクログ -
脳神経科医のエッセイ。
人間の脳って本当に不思議。
特に「双子の兄弟」のエピソードはSFのような実話だった。
しかし、この本全部実話やからマジで怖いんですけど!Posted by ブクログ