小松みゆきのレビュー一覧

  • ベトナムの風に吹かれて
    ものすごいご決断をされたと思う、本当に。

    認知症の方の詳しいことはわからない。
    でも、おそらく…


    いろんな映画や本などの体験談を読んで思うことは、

    認知症の方でも楽しい気持ちは積み重なって心の安定に繋がるし、

    嫌な環境(入院など)にいたり、人から怒られたり否定されてばかりだと、心が不安定に...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    実話だからびっくり。
    日本語教諭としてベトナムで暮らす著者が配偶者をなくした80代の認知症の母(Baちゃん)を引き取ることになったところから始まります。

    越後の田舎で暮らし、飛行機にすら乗ったことのない高齢のBaちゃん。
    初めての海外で、認知症にとって環境の変化は一般的に、混乱させ、認知症を悪化さ...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    面白いんじゃないかなと思って読んでみたらやっぱり面白かった。認知症になったお母さんをベトナム在住の著者が引き取って一緒に暮らすノンフィクション。
    認知症の人がベトナムの温かな人々に囲まれて意外やうまくいくという痛快さ。書中でもちょっとしたトラブルや心配事は紹介されているし、本になっているのは最初の1...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    当時のハノイを思い出しながら読みました。物事の背景には理由がある。言葉より先に行動する。小松さんの生き様に感動し教えられました。「ローバは1日にしてならず」や本の一語一語は同じ認知症の母を持ち母を幸せにしたいと願う息子の道標です。
  • ベトナムの風に吹かれて
    認知症、介護か、、、と少し躊躇したのですが
    帯に映画で母娘の役をされた
    松坂慶子さんと草村礼子さんの笑顔が
    自然で引き込まれて、手に取ったのです
    読んでよかった~
    母親を大切にする気持ち、感謝の気持ち
    ちょっとイラッとすること、素直でやさしく、飄々として
    読んでいて、忘れちゃいけないことがたくさん書...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    ベトナムに行ってきたので読んでみた。
    行ったばかりのハノイの地名が出てきて、情景を想像しながら読めた。
    ベトナムの人は、確かに今の日本人より親切で、親身になって世話をしてくれるかもしれない。
    それでも、娘一人でヘルパーなどに頼らず(そもそもそのような制度がないらしい)異国の地で年老いた母を介護した著...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    母をこんなに幸せにできるか、私は自信がない。
    そういう状況になってみないと、わからないということもあるけど。
    でも、Baも何だか幸せそうだし、ベトナムという国だから良かったのかも。

    私もついこの前、ハノイに旅行して、ベトナムの田園風景を見て、日本みたいだなーと思って眺めていたから、親近感がわく。
  • ベトナムの風に吹かれて
    出国できずカンボジアから出ることなく3年が経過し、旅行したいなと思いながら探していて発見した本。小説と思い手に取ったらエッセイで、しかも先輩(海外在住の年上の日本人女性)の手によるものだった。
    この年齢になると、年上の女性のエッセイはとてもありがたく、近い将来の自分だったらどうするかと考えながら読む...続きを読む
  • ベトナムの風に吹かれて
    新潟出身の筆者と、その母(認知症、新潟県堀之内在住)のベトナムライフ。これが本当のダイバーシティか。でも、寛容と甘やかしとわがままは違うし。難しい。
  • ベトナムの風に吹かれて
    痴呆症の母親とともに、ベトナムで生活をする話。
    様々なトラブルが発生するが、周りの人は皆優しく、助けてくれる。

    ほのぼのとしたエッセイ。